[感想] 氷菓 第17話 「クドリャフカの順番」

良い最終回…なんだけど後味は…(;´∀`)
ということで十文字事件解決に導いた奉太郎の推理が冴え渡った氷菓第17話。
氷菓 第17話
「クドリャフカの順番」

期待感と失望感をどストレートに表現した幕切れでしたね。
ということで氷菓第17話。
十文字事件解決+氷菓完売と文字だけ見れば万々歳な幕切れでしたが、
中身は期待感やら失望感やらと人間臭いドラマなお話でしたね。
十文字事件の犯人=田名部先輩という真相にも驚いたけど、
それ以上に犯人推理と共に裏の裏まで読み取っちゃう奉太郎が天才すぎたw
犯人でさえ特定するのが困難なのに、十文字事件の真相、人間関係の裏、
そしてそのついでに氷菓を完売へと導いちゃう。そりゃ里志も嫉妬しちゃいますよw

ドラマ感バリバリだったけど今までで一番人間臭くて良かったかな。
才能がある人間はささっと問題解決へと歩んでしまうけれど、
そんな天才がある人間に凡才な人間は期待感もある一方、失望感はもっとある、そんな話。
これまでも奉太郎の才能に嫉妬心見せていた里志の姿は結構ありましたが、
今回で完璧に凡才は天才に敵わないってのを見せつけられた回でもありましたよね。
会長に対して副会長、漫研先輩とその友達。
才ある人にとっては「それ」がどうでも良ければ本当にどうでも良くなっちゃうんでしょうね。
でも才が無い人間には「それ」を平気でどうでも良くなっちゃう神経を疑っちゃう。
まぁドラマにあるような人間臭い内容でしたが、たまにはこんな人間ドラマもいいですね。
人まねをして自分には合わないと認識したえるちゃん。
自分の才能は才ある人間側ではなく、無い側の人間なのだと再認識された里志と摩耶花。
そして、才があるにも関わらず「なるべく関わらないよう動く」をモットーにした奉太郎。
人間ドラマとして古典部の面々の裏側を表した良い文化祭編、これにて完売!
~次回予告~
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