月を見上げる丘

独断と偏見による私的廃屋。只今微復活中。

[感想] 氷菓 第5話 「歴史ある古典部の真実」

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氷菓の意味も分かったしえるちゃんの思い出も取り戻せたしめでたしめでたしでしたな(*´∀`*)
ということで第1部の氷菓編が無事終了と相なった氷菓第5話。

氷菓 第5話
「歴史ある古典部の真実」


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氷菓=アイスクリーム=I scream→私は叫ぶ。

ということで氷菓第5話。氷菓編完結。

前回で謎が解けたかと思いきや考えてみれば多くの謎が残っていましたよね。
氷菓の意味はもちろんのこと、えるちゃんが思い出せなかった叔父との会話。

そんな全ての伏線を、奉太郎の姉や、司書の先生の協力を経て解決。
先生に関しては初見の時に随分ネームプレートをアップにするなぁと思ってしましたが、
まさか45年前の事件を知る身近な人物だったとは…。奉太郎マジ感が良すぎw

間違っても英雄譚などではない。犠牲→イケニエとして学校を去った関谷純。
作中に昔の建物の話が出てきていましたがアレも伏線だったんですな。

英雄というよりも本当にイケニエとしての意味のほうが強い印象。
そりゃ当時の事件の事は元より氷菓のことも禁句になりますわな。

というか関谷叔父さんはどう考えても完全な被害者ですよね(;´∀`)
イケニエとして差し出された関谷純。バラ色とは言えない高校生活だったでしょうねぇ。

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そう言えば氷菓という名前のダジャレを今の今まで誰も分からなかったんだろうか。
司書の先生も分からなかった(濁した感はあった?)ようだし。
まぁ分かっていたとしても奉太郎の姉のように禁句としてあまり語ることは無かったのかな。

そんな感じで氷菓編終了。
えるちゃんの思い出も記憶の底から掘り出して伏線も無事回収。
叔父が今何処にいるのかってのだけは分からなかったけどすっきり終えられました。

次回からは新章突入になるんでしょうが…なんの話になるんだろう。
次回予告を見る限りサブタイの大罪は里志が絡む恋の話…とか?


~次回予告~

氷菓 第6話 「大罪を犯す」

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2 Comments

月宵">

月宵  

Re: タイトルなし

> >そう言えば氷菓という名前のダジャレを今の今まで誰も分からなかったんだろうか。
> >司書の先生も分からなかった(濁した感はあった?)ようだし。
> >まぁ分かっていたとしても奉太郎の姉のように禁句としてあまり語ることは無かったのかな。
>
> この「符丁」はたとえ駄洒落に思い至っても、「関谷先輩が英雄などではなく犠牲だった」ことを知らなければ解くことができません。そして運動に関わったほとんどの人はそれを知らず、(影の責任者は一部の関係者以外には知られないよう上手く立ち回っていたはず。)それを知ってる人は皆口をつぐんだのではないでしょうか。もし誰かが声を上げていれば、関谷氏は悲鳴を上げること無く殺されたりはしなかったでしょう。
>
> 教師の側は、おそらく真相を知らない。唯一手がかりが残されていた古典部においてさえも、その事実は語り継がれること無く「禁句」になりました。3年もすれば事件を知ってる生徒は皆卒業してしまい、生徒の側に知る人は一人もいなくなり、「かんや祭」の由来さえ知ってる人はいなくなりました。一度こうなるとこの符丁を解くことは不可能になります。
>
> まあ、そういう意味では「なんで姉ちゃんは関谷先輩の事件が悲劇だと知ってたんだ?」というのが次の謎だったりもするのだけど。いくら過去の「氷菓」に目を通していたとしても、ここまでは気づかんぞ。やっぱり姉ちゃんと関谷先輩とは今も交流があるのか??
>
> そういえば、創刊号は今も不明のままなんでしたっけ。
> 今後の話で、千反田邸のどこかから見つかって話が展開したりするのかなあ。。。
>
> >というか関谷叔父さんはどう考えても完全な被害者ですよね(;´∀`)
> 「頼まれても、絶対に連帯保証人の書類にハンコをしちゃいけませんよ。
>  もし押したら全財産失って破産するかもしれないからね。」
> 的な話でしたね。

なるほど。知っていても禁句として語ることはせず、真相まで辿り着けるような人物もいなかったのかもしれませんね。教師側はもちろんのこと結果として犠牲が出てしまったことで、時効として成り立ってしまい文集のようなものや、当時を知る人間が居ない限り解くことは出来ない、と。

奉太郎の姉についてはあそこまでヒントを出したほどですし、何かしらの情報を知っていても不思議じゃないですよね。もしかしたら創刊号は姉が持っていたりw

創刊号や関谷叔父さんの行方という謎が残りましたが、今後の展開でフラッと解かれるようなことがあったら面白そうですねっ。

2012/05/25 (Fri) 07:15 | EDIT | 月宵さん">REPLY |   

通りすがり  

>そう言えば氷菓という名前のダジャレを今の今まで誰も分からなかったんだろうか。
>司書の先生も分からなかった(濁した感はあった?)ようだし。
>まぁ分かっていたとしても奉太郎の姉のように禁句としてあまり語ることは無かったのかな。

この「符丁」はたとえ駄洒落に思い至っても、「関谷先輩が英雄などではなく犠牲だった」ことを知らなければ解くことができません。そして運動に関わったほとんどの人はそれを知らず、(影の責任者は一部の関係者以外には知られないよう上手く立ち回っていたはず。)それを知ってる人は皆口をつぐんだのではないでしょうか。もし誰かが声を上げていれば、関谷氏は悲鳴を上げること無く殺されたりはしなかったでしょう。

教師の側は、おそらく真相を知らない。唯一手がかりが残されていた古典部においてさえも、その事実は語り継がれること無く「禁句」になりました。3年もすれば事件を知ってる生徒は皆卒業してしまい、生徒の側に知る人は一人もいなくなり、「かんや祭」の由来さえ知ってる人はいなくなりました。一度こうなるとこの符丁を解くことは不可能になります。

まあ、そういう意味では「なんで姉ちゃんは関谷先輩の事件が悲劇だと知ってたんだ?」というのが次の謎だったりもするのだけど。いくら過去の「氷菓」に目を通していたとしても、ここまでは気づかんぞ。やっぱり姉ちゃんと関谷先輩とは今も交流があるのか??

そういえば、創刊号は今も不明のままなんでしたっけ。
今後の話で、千反田邸のどこかから見つかって話が展開したりするのかなあ。。。

>というか関谷叔父さんはどう考えても完全な被害者ですよね(;´∀`)
「頼まれても、絶対に連帯保証人の書類にハンコをしちゃいけませんよ。
 もし押したら全財産失って破産するかもしれないからね。」
的な話でしたね。

2012/05/24 (Thu) 21:12 | EDIT | REPLY |   

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