(アニメレビュー) 異国迷路のクロワーゼ 第8話 「子供部屋」

エンディングと相まって良い最終回でしたw(カミーユの心情的に)
クロードとカミーユの仲違いの一欠片。今話はそんな過去の遺恨を表したカミーユの逸話話。湯音の可愛さはもちろんだけどカミーユの心情に触れられた貴重な回でした。そんな異国迷路のクロワーゼ第8話。
異国迷路のクロワーゼ 第8話 「子供部屋」

カミーユ「愛しているの、クロード。わたし、本当に貴方が好きよ。だからわたしたちが大人になってわたしが結婚しても、ずぅっと遊びに来てくれる?」
子供だからこそ無邪気に、そして無慈悲にクロードに告げたこの言葉。さぞ当時のクロードは複雑な心境になったでしょうな。
ということで異国迷路のクロワーゼ第8話。
冒頭から幼少時の思い出、カミーユとの出会いや思いを伝え合っていた頃を思い出していたクロード。そんな日に、前回風邪で寝込んでしまった湯音のために医者の手配をしてくれたアリスらの誘いを受け、ブランシュ家へとやってきたクロードと湯音。
今話は主に複雑な心境を抱えるクロードとカミーユの話。
一方は下町に構えるただの細工職人の少年。一方は大きな財閥で将来が約束された少女。幼少時にはクロードはカミーユの家にやってきており、子供の頃の約束とは言え思いを伝えていたカミーユ。
中盤ではそんな二人が大人になってからの久々の再会ということでしたが、未だに過去の遺恨があるクロードと、そんなクロードの気持ちを分かった上で苦言するカミーユ。
平民と貴族の恋物語と言えば身分違いの恋になりますが、カミーユは幼少時から家のことを考えていて(だから結婚=家の繁栄と考えていた)、そんなカミーユの考えに失望したクロード、と言ったところか。

カミーユ「クロードの好みで選んでも、彼の褒め言葉は貰えないわよ」
クロードの傍で笑顔を振りまく湯音への嫉妬…か?
後半ではカミーユが妹のアリスの自由なところを褒めたり、その一方で湯音の誰彼構わず笑顔を振りまいたりするのを戒めたりと、自分とは違う境遇の子へ不満を漏らしているのが多々ありましたな。
でもそんな過去の自分とは違う湯音の優しさと、クロードへの思いが同じだと気付いたカミーユ。最初は湯音に強く当たっていた印象でしたが、後半ラストにはかなり柔らかく相対するようになりましたね。
クロードへの思いを共有する女の子としても共感し、アリスが子供の頃夢描いた物語の女の子そのものな湯音。そんな湯音が沢山のドレスの中から選んだたった一つの大切なドレス。過去と今を繋いでくれた湯音だからこそ、カミーユは湯音にドレスをあげたんでしょうね。
エンディングもなんだか最終回っぽく描いていましたし、今話の情景を見る限りカミーユ的にはクロードの事や自分のことの整理が付いたってことなのかな。
でも肝心のクロード側の過去の整理がまだついていないので、次回はクロードとカミーユが仲違いした話になるっぽいですね。お互いの好きな気持ちは一緒なのに、立場や境遇が違うせいで変わってしまった二人の過去話。次回も気になる回になりそうです。
~次回予告~
異国迷路のクロワーゼ 第9話 「秘密」

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