(アニメレビュー) STEINS;GATE 第14話 「形而下のネクローシス」

「機関も、運命石の扉(シュタインズ・ゲート)も、運命の選択も、そんなもの――ない!!」
まゆりの死を回避するため何度も何度もタイムリープし歴史を繰り返す岡部。しかし何をしようとも運命に、世界に殺されるようにまゆりは死んでしまう…。
原作においても一番の欝ルートなネクローシス。今話はまゆりの死を経てその根源へと辿り着くための第一歩の話。そんなシュタインズ・ゲート第14話。
STEINS;GATE 第14話 「形而下のネクローシス」

「機関も、運命石の扉(シュタインズ・ゲート)も、運命の選択も、そんなもの――ない!!」
まゆりの死を回避するため繰り返すも為すすべ無く絶望の縁に立つ岡部。
萌郁が率いるラウンダーと呼ばれる尖兵を止めようとしても、また萌郁が関わらずとも運命に、そして世界に殺されてしまうまゆり。
原作でもそうなんですがオカリンの悲しみが十二分に伝わってきて、萌郁を銃で脅そうとするオカリンの腕が震えていたり、涙ながらにまゆりを殺さないでくれと懇願したりと、まゆりの死を何度も何度も目に焼き付けてきたオカリンの心の叫びが上手く表現されていましたね。
しかし、そんな絶望の折助けを求めたのはタイムリープマシンを完成させた紅莉栖。
絶望の折に為すすべ無く佇むオカリンの変調に気付き、タイムリープマシンとまゆりの死の理論を考え、オカリンを元気づけようとオカリンのマネをしたりと、ツンデレラっぷりを見せつけられさぞオカリンも眩しく見えたこと間違いなしでしょうねw

「まゆりがどうして死んでしまうのか、いくつか可能性は考えられる。でも今は話してる時間はない。…行こう。まゆりは大切な仲間よ。私だって助けたい。力になりたいのよ、私が。…ほらっ、狂気のマッドサイエンティスト! 世界の構造とやらを作り替えるんだろっ。――無論だ! ふぅあぁはっはっはー!」
オカリンの力になりたいを言い、オカリンを慰め冗談交じりにマネをして、その上恥ずかしがるクリスティーナ可愛すぎッス(*´Д`)
そんな紅莉栖はオカリンを、そしてまゆりを助けるべくタイムリープマシンの完成直後へと送る設定をし、過去の自分に信じさせるべく合言葉も伝え、オカリンは再びの過去へ。紅莉栖の密かな岡部への思い(名前を読んでくれたこと)を伝えるシーンはなんだか印象的でした。
そうしてマシン完成直後へと跳んだオカリン。過去の紅莉栖に自分が未来の存在だと認めさせ、まゆりの死を回避するための方法を模索しているところに現れたのは…、あの最初の襲撃の際に颯爽と登場しオカリンたちを助けた鈴羽。
「――タイムマシン。あたしは2036年から来たんだ。あたしがタイムトラベラー”ジョン・タイター”だよ」
只者ではないシーンを見せつけた鈴羽が見せたのは、あのビルに衝突していた衛星…と思われていた、タイムマシン。彼女がジョン・タイターであり、世間を騒がせたタイムトラベラー。
ここで漸くの鈴羽=ジョン・タイターのご披露。また世界線の説明や、未来のオカリンが作ったダイバージェンスメーターを語ったりと、紅莉栖と共にオカリンを助けるべく動き出してくれた鈴羽。
次回予告を見る限り次回は鈴羽ルートに入っていくのかな。壊れたタイムマシンと、この世界線にいるという父親探し。どれくらいの話数を振るのか気になりますが細かなところまで描いてくれると嬉しいルート。来週も楽しみですな。
~次回予告~
STEINS;GATE 第15話 「亡環上のネクローシス」
- 関連記事
-
-
(アニメレビュー) STEINS;GATE 第16話 「不可逆のネクローシス」 2011/07/21
-
(アニメレビュー) STEINS;GATE 第15話 「亡環上のネクローシス」 2011/07/14
-
(アニメレビュー) STEINS;GATE 第14話 「形而下のネクローシス」 2011/07/07
-
(アニメレビュー) STEINS;GATE 第13話 「形而上のネクローシス」 2011/06/30
-
(アニメレビュー) STEINS;GATE 第12話 「静止限界のドグマ」 2011/06/23
-