(アニメレビュー) Angel Beats! 第13話(最終回) 「Graduation」

奏「生きることは――素晴らしいんだって。生命をくれて、本当にありがとう――」
音無結弦→『心臓の音無し、心臓を譲る』、立華奏→『心臓を貰い、音を奏でる』。ラストにて音無と奏が判明して綺麗に終えたAngel Beats!最終話。色々と言いたい事や疑問点などありますが、こうして観終えた後は良かったの一言です。噂によるとDVD最終巻には特別編があるとのことなので、発売されるその日までこの気持ちを忘れないようにしたいと思いますw
ということで続きから感想どぞ。
Angel Beats! 第13話(最終回) 「Graduation」
・Angel Beats! 公式サイト - アニプレックス
・Angel Beats! (AngelBeats_SSS) on Twitter
・Angel Beats! - Wikipedia
・hicbc.com : テレビアニメ「Angel Beats!」
・「Angel Beats! SSS(死んだ 世界 戦線)RADIO」特設サイト

まずは残った音無、奏、ゆり、日向、直井の5人だけの卒業式、
…の前に、前回弟や妹たちにお疲れ様と言われたゆりっぺの可愛いシーンがw
前回にてわだかまりが無くなったせいかもう未練を断ち切ったゆり。
そのせいか卒業式と共に消えるということに怖がっている様が。
音無や日向が「女の子っぽくなった」「可愛いとこあんじゃん」
と褒めるとこれまで見れなかった恥ずかし乙女なゆりっぺが登場(苦笑)
これまで戦線のリーダーとして頑張ってきた彼女ですが、
やはり年相応の可愛さもあったということなんでしょうねw
そしてそんな笑いを交えての5人の卒業式。

『しぬまでに~ 喰っとけ~ マーボー豆腐~』
ここで校歌斉唱ならぬ戦歌斉唱、もといマーボー豆腐の歌(作詞・奏)
卒業式をしたことがなかったという奏が勇んで作った歌。
あまりにも突飛な歌に思わず日向も歌った後に突っ込んでいましたが、
音無が言っていたように「奏でらしい」といえば確かにそう思えるから不思議w
そして卒業証書授与。これも奏が胸を張って作った卒業証書で、
ゆりのを見る限り恐らくですが一人ひとり違う文章になっているのかもしれませんね。
最後には音無の卒業生答辞。
卒業式らしい音無のこれまでのこの世界の体験と気持ちが綴られ、
最後に「ありがとうございました」という締めで卒業生答辞も終了。
ここで出会ったゆりや奏らと出会えて本当に良かったという気持ちが詰まった答辞でした。

卒業式も終わり次々と消えていくメンバー。
直井は音無へ感謝と迷わないことを告げ、
ゆりは奏ともっと早く打ち解けたかったことを告げ、
そして日向は最後まで音無のことを特別な親友と告げて。
これまでのメンバーもそうですが画面切り替えで消えるというこの手法。
確かに一瞬で消えてゆくという突然さが「らしい」という感じですが、
ちょっとあっさりしすぎじゃね?と思ってしまうのはどうなんでしょうね。
まぁ今回のラストに限りこの突然さがいいとは思うので、
結果的には良かったと言える…んでしょうかね?(苦笑)
そしてラストは音無と奏。

「私は、貴方の心臓で生き長らえることが出来た女の子なの」
「ただひとつの不幸は、私に心臓をくれた恩人にありがとうを言えなかったこと」
奏の心臓はかつて音無から譲り受けたもの。
第1話で奏が音無を刺した時から気づいていたんだとか。
そう考えるとこれまでの奏の音無への態度も納得出来る訳ですね。
他のメンバーには冷たいというかそれほど興味ない奏ですが、
音無の言うことには全面的に支持するというか聞いてきた奏。
そんな奏に音無は「二人でここに残ろう」と言い出しますが、
自分のことを思ってくれるからこそ、そしてその気持ちに感謝しているからこそ、
何も答えられず消えていくしかない奏。
「貴方が信じてきたことを、あたしにも信じさせて。
生きることは、素晴らしいんだって。
生命をくれて、本当にありがとう――」
言葉には出さずとも音無の気持ちにありがとうと伝え、
そして最後に自分に心臓をくれた感謝を伝え、消えていった奏。
スレではこの時の音無の二人で残ろう発言には非難轟々だったようですが、
好きな相手だからこそ一緒に居たいという音無の気持ちはよく分かります。
もちろん全員を卒業させた後なんでちょっとどうかとも思いますが(笑)
あとこの時に流れていたBGMと相まってか胸に響いたのも事実。
卒業式やゆりたちとの別れではそれほど強く流れなかったBGMですが、
音楽と共になんだか音無の気持ちに触れたような気がしてなりませんでした。
ちなみに最後のシーンで流れたのはkarutaさんの「一番の宝物」。
ユイが消えたあの時の曲の別verですね。

EDまでずっと流れたこの曲ですがかなり涙腺を刺激したのは言うまでもないですねw
全員集合絵から次々と端から消えていったこのシーン。
未練が無くなり消えていく様はこの物語の集大成なのかも。
もちろん最後に残っていくのは卒業式を迎えた5人であり、
消えていく順番も直井から始まり、ゆり、日向、奏、そして音無。
ラストで漸く奏のご登場と相成りましたが、
最後に二人が見つめ合ってる場面では思わずジ~ンときちゃいましたよ。
そんな二人が消えてこの物語も終わり、かと思いきや、
ED終了後二人の転生したその後の姿が。

音無は生前と殆ど変わらずでしたが、
奏は長髪ロングではなく、なんとポニテにw
卒業式前にも奏が口ずさんでいた岩沢の「My song」。
それを街角でも同じようにしていた所を偶然通りがかった音無。
色々とこれどーなってんだよと言いたくなる気持ちもありますが、
最後に再び出会えたというのがあって良かったかなと。

ということで短くも長かったAngel Beats!という物語。
だーまえが描く「人生賛歌」をアニメとして見てきたわけですが、
彼の作品らしい良い部分と悪い部分もあったオリジナルアニメでした。
毎週いの一番に楽しみだったこの作品が終わってしまい、
来週から何を楽しみにすればいいんだと嘆きたいところですが、
結果としてはいい作品だったと思えることができて良かったです。
今後はアニメも終わってしまったのでDVD収録のコメンタリーや、
噂の特別編を楽しみに今期は乗り切ろうかと思いますw
ではでは以上、Angel Beats!のアニメレビューでしたっ。
関連情報
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