月を見上げる丘

独断と偏見による私的廃屋。只今微復活中。

(アニメレビュー) ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第十話 「旅立チ・初雪ノ頃」

(アニメレビュー) ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第十話 「旅立チ・初雪ノ頃」


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リオ「私にしか出来ないことがあるから」
ラスト直前になって明かされたリオの裏話。あと数話でどうもっていくのか楽しみになってきたソラヲト10話。

第十話 「旅立チ・初雪ノ頃」
脚本:吉野弘幸 絵コンテ:鎌倉由実 演出:藤本ジ朗 作画監督:関口雅浩

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(ソラノヲト) オフィシャルサイト
ニュース - ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
ゲーム公式サイト「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 乙女ノ五重奏」
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト - Wikipedia

~あらすじ~

軍事年鑑のあるページを開き、
どこか塞ぎ込んだ様子のリオは、ずっと悩み続けていました。
自分のすべきこと、
自分にできることとは一体なんなのか……。

そんなリオを心配するカナタでしたが、
うまく言葉を伝えられません。

それぞれがもどかしい気持ちを抱きながら過ごす冬の始めに出会った、一人の老婆。
彼女の生き様は、リオに大きな影響を与えることになるのです――。


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リオ=イリヤ皇女の腹違いの妹でいいのだろうか?
前半にマダム・ジャコットのおばあさんの話から、リオの家庭の話を交えつつ明かされた裏話。物語の鍵となるイリヤ皇女の話も加えて駆け足気味になってきました。

冬の山で一人叶わぬ恋をし、来るかも分からない恋人を待っていたマダム・ジャコット。相手は若い商人でしたが家庭を持っていた相手。

その相手とマダムとの間に子供が生まれていたのですが、これからの何か伏線になっているのだろうか…。

そんな何年も待ち人をやっていたマダム。冬の備えということでカナタとリオが協力して山で暮らせるよう手配した…んですが、その夜に幻なのか現実なのか分かりませんがマダムの想い人が夜中に訪ねてきて、そのまま外へ出て行ったマダム。

結局朝になってカナタらが追いかけ探してみるも行方知らず?リオの家庭の話をするきっかけにしたとは思うんですが、何もそこまでしなくてもいいような気がしたのは私だけだろうか(汗

そしてそんな後にリオ自身が語った家族の話。

母親と二人で暮らしていたというリオ。退屈で何もない暮らしだったらしいんですが、唯一の楽しみは腹違いの姉が訪ねてくることだけ。その姉を憧れトランペットも教えてもらったというリオ。

腹違いの姉=イリヤ。イリヤには腹違いの妹がいる=リオ。

漸くリオの過去が明らかになった今話。母親と二人で暮らし、時々イリヤが訪ねてきてはトランペットを教えて貰っていた。

…しかしソラヲトの序盤で語られた宗教詐欺で帰らぬ人となってしまったリオの母親。

そして、イリヤの亡くなった原因も戦争による戦死ではなく、とある少女を助けようとして亡くなったとのこと。

リオの口から腹違いの姉=イリヤの話があり、リオ曰く「優しすぎたせいで帰らぬ人となった」と語っていました。

2年前に死んだとされているイリヤ。5年前にはカナタらが居るセーズの町にいたらしいんですが、その辺りの詳しい話は出るんでしょうかね。
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そしてそんなイリヤの話やマダム・ジャコットの件を経て、カナタの言葉で決心したリオ。「自分にしか出来ないことがあるはず」と言い砦を後にしたリオ。

イリヤの腹違いの妹ということで逃げていたとしたリオが向かうは、やはりイリヤと同じ立場の人間として戦争をどうにかしようと動いたということなんでしょうか。リオの再登場はカッコいい出方になると期待w

今話で一気に物語が進んだソラヲト。リオ離脱により頼れるのはフィリシアだけになってしまいますが、果たしてこれから1121小隊がどう動いていくのか…。次回以降もシリアスシナリオらしいので、リオの想いを託されたカナタの頑張りが見所になりそう。


以下は私的整理メモ。


□2年前に川で少女を助けようとして亡くなった?イリヤ皇女殿下

死因は戦争などではなく溺死?助けようとしたのはやはりリオなんだろうか?


□敵軍ローマへの政略結婚

俗に言う政治上の和平で腰入れする予定だったイリヤ皇女。第三皇妃の序列の予定だったらしいんですが亡くなったコトでお流れに。戦争→和平→政略結婚はどこにでもあるお話ですがこの流れを読むとカナタらの国(ヘルべチア共和国)のほうが弱腰ってこと…になるのかなぁ。

勢力的に言えば、ローマ>ヘルべチア共和国?


□イリヤ皇女の腹違いの妹

リオ「唯一の慰めは腹違いの姉が時々遊びに来てくれることだけだった」
イリヤの腹違いの妹→リオ?
母親と二人だけで暮らしていたというリオの昔話。優しすぎて命を落としたという腹違いの姉。やはりリオを助けようとしてか?


~次回予告~

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第十一話 「来訪者・燃ユル雪原」

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