(アニメレビュー) ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第七話 「蝉時雨・精霊流シ」
(アニメレビュー) ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第七話 「蝉時雨・精霊流シ」

フィリシア隊長にこんな過去があったとは……
冒頭でいきなりの戦闘→フィリシア以外全員死亡という過去回想。ソラヲトはやはり戦争アニメなのだなと痛感した第7話。
第七話 「蝉時雨・精霊流シ」
脚本:吉野弘幸 絵コンテ:松尾 慎 演出:松尾 慎 作画監督:河合拓也
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~あらすじ~
蝉の声が響く夏のある日。
どこか元気のないフィリシアを、カナタたちは心配そうに見ていました。
フィリシアの脳裏に浮かぶのは、かつての戦場での光景。
戦火のなか生き残り、瓦礫の山と化した街をさまようフィリシアに、兵士の亡霊は問いかけます。
「こんな世界で生き延びることに、意味はあるのかい…?」
一方、セーズでは灯籠を流し死者の魂を慰める“フィーエスタ・デュ・ルミエール”の日が近づいていました。

お盆=フィーエスタ・デュ・ルミエール=灯篭流し。この辺りの文化も混合された文化なんだなぁ。
夏のお盆の季節が巡ってきてカナタたちもそれに習い灯篭流しをすることに。冒頭のフィリシアの過去回想や、リオの憂いな顔もその辺りの事と思ってのことなんでしょうね。

"世界はゆっくり終わりに近づいていって私たち人間はいずれ滅びるだろう"
そんな死者が帰ってくるというお盆だからかフィリシアの壮絶な過去話が多く回想されました。そしてこのアニメの重要な位置付けにも成り得る彼女らが戦う相手が判明。

過去において朽ち果てたミイラに話しかけられたフィリシア。彼から語られたのは謎の黒い羽をもつモノに負けたということ。そして、フィリシアたちはそのミイラ、旧時代の人間の"残滓"であると言われます。
冒頭などでフィリシアが戦っていたのは明らかに人間相手でしたが、このミイラたち旧時代の人間はどうやら人間外のモノと戦っていたようで。相手がなんなのか全く解らないのですが、一度世界は滅びたというのは間違いないんでしょうね。そして僅かに残った人類が生き延びて混合された文化の中で今を暮らしている、と。
そしてそんな回想の中で気になる人物が。

カナタ、リオと深く関わっていた金髪の女性イリア。過去フィリシアも助けていた彼女でしたが、そんな彼女に助けられたフィリシアは彼女のことを「イリア皇女殿下」と呼んでいました。
また部隊を編成し参加もしていたようで戦争自体にも深く関わっていたことが伺えます。カナタを助け、リオにラッパを教え、そしてフィリシアを助けたイリア。現在は死んでいるようですが、今回色々と彼女の事が判明したことで今後も何かしらの過去話が出てきそうですね。
最後には全員で灯篭流しを。そしていつもと違うフィリシアを心配し泣き崩れるカナタ。クレハ、ノエルも同じく彼女を心配し皆で抱き合って灯篭流しに思いを乗せます。

今回の灯篭流しではフィリシアたち小隊が参加するのは珍しいらしく、かなり特別な日になったようですね。イリアの正体というか人物像も僅かながらに判明しましたし、そろそろ現代においてカナタたちも何らかの関わりあいが発生するのに期待したい。
PS:最後では涙ながらに語る話だったのにEDの「愛情~友情~♪」で完全に雰囲気壊されたっていう(苦笑)
~次回予告~
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第八話 「電話番・緊急事態ヲ宣言ス」

『本営直通高度緊急非常事態用指令伝達回線保守確認任務中』…って長ぇ任務だ(笑)。カナタにこんな長い作戦名覚えられるのか心配w
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