(アニメレビュー) CANAAN 第九話『過去花』
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ユンユン×ハッコーの微笑ましい一幕(笑)
「消された村」に行く途中で偶然出会ったあのユンユン。
薬が無いボナーはただ死ぬしかないと分かっていたため、
ハッコーと同じく「消された村」の出身であるユンユンはそこを最後の場所としていたみたい。
そんなユンユンを出会い頭にイジるハッコー(苦笑)
はたから見るとイジっているように見えますが、
彼女の過去から思うに同じ境遇のユンユンに対しては色々とあるみたい。
今話はそんなユンユンとハッコーの生まれた村、「消された村」のお話。
そしてそんな村を消したサンタナの話です。
詳しくは続きからどぞ。
▼『CANAAN』レビューは以下より



「どうせ死ぬなら生まれた村がいい」
そう、マリアたちと偶然出会ったユンユンが語る村は、
マリアたちの行く先と同じ、そしてハッコーの生まれた村と同じ「消された村」。
そんな話をしている時いつぞやと同じくマリアたちを襲うぬいぐるみを被ったボナー。
突然の襲撃者にもちろんカナンは応戦するのですが、
"共感覚"が使えないためまともに銃が当たらず本人も困惑してしまいます。
そんなカナンを「暗闇で戦っているみたいなもの」と御法川が表現するんですが、
まさにそんな感じなんでしょうね。
たんに見えている人物ではなく殺気などを『色』で判断し敵を討ってきたカナン。
だとするとこれからは身体能力などでなんとかするしかなさそうな感じ。
そんな時、人死をもう見たくないと願っているからか、それとも、
自分と同じ犠牲者だからかハッコーは声を出してカナンを止めようとする...のですが、
結局はその精神波により襲撃者はぬいぐるみを脱いでしまい、絶命。
その襲撃者のことをサンタナは「アンブルーム」と呼ぶのですが、
彼曰く「けして花を咲かせることの無い出来損ない」ということらしい。
これまで第1話から出ていた彼らは全員これに当たるようで、
彼らは全てハッコーやユンユンなどとは違い、
ウーアに侵されまともに生きていられず能力も無い出来損ない、ということ。


そんなボナーやアンブルームが生まれたキッカケ。
そしてサンタナが村を消した理由も明らかに。
かつてCIAに籍を置いていたサンタナ。
とある村で未知のウィルスが発生していると言う事で消毒剤の散布、
そして村人に対して一人一人抗ウィルス剤を注入した...ということですが、
それこそが『ウーアウィルスを用いた実験』、『抗ウィルス剤の投与実験』でもあった。
そんな事実を全く知らなかったサンタナ。
自分が起こしてしまった罪と事件を悔い、CIAを抜け出しこの一連の事を探っていたとき、
偶然居合わせた夏目に出会い「蛇」への対抗案が一致した、ということらしいです。
国を信じ、国のためと思ってやったことが実は大変なコトだった...
ある意味ありきたりな話っぽいですが、サンタナの心はそこで道を違えたんでしょうね。
ただハッコーとの直接の間柄は今だ不明。
ハッコーの生まれた村を消したのは確かにサンタナですが、
そこでの出会いがどんなだったのか、
そしてボナーとして生まれ変わってしまったハッコーをどうやって助けているのか、
色々とまだ謎が残ったままなので今後の彼の話の展開に期待ってことですね。


そんな時現れたのはカナンを憎みアルファルドのために働くリャン・チー。
カナンを殺すべくヘリとミサイルでマリアたちは攻撃されるのですが、
なんとその場に助けに来たのはかの人アルファルド。
崇拝しているお姉さまに殺されそうになりイっちゃってるリャンちゃん(苦笑)
そんなリャンを慕うカミングスが死ぬ覚悟でアルファルドを止めたところ、
「自らの命を彼岸に追いやってまで焦がれるものに興味が湧いた」
と言い、リャン、カミングスの両名を許すアルファルド。
リャンを救おうと自分の命を捨てる覚悟でアルファルドに楯突いたものの、
持っていた銃がエアガンにすり替えられていて、
「最後に一言だけ許してやる」とアルファルドに銃を突きつけられたカミングスの、
「あ、ぁ、ぁ・・・・・・愛っ!!」には笑えるほど滑稽でしたw
愛とはここまで人を狂わせるものなのなだぁ、って(苦笑)

「うすい・・・茶色・・・。シャムと同じ・・・色・・・・・・」
リャンのミサイル攻撃によって瓦礫の下に埋もれていたカナン。
しかしそれを助けたのは、カナンと宿敵。そしてシャムを殺した張本人のアルファルド。
しかしアルファルドはカナンを殺さず「カナンの本当の力」を見たいがため生きろという。
そんな折にカナンは再び"色"を認識できるようになるのですが、
それはかつての師でもあり家族でもあったシャムと同じ色。
そしてカナンはアルファルドの色を認識し、
ミサイルで受けたダメージがあるのか気絶してしまうのですが、
そこでアルファルドが口にしたのは「カナン」という名前のコト。
「お前がシャムの"希望"だなどと――。カナンの名を持つ存在は二人もいらない」
カナン=希望の地、という意味らしいのですが、
実はカナンには別の本当の名前がある、というアルファルド。
それは「絶望」。
かつてアルファルドも「カナン」の名を持つ人物でしたが、
なぜ「カナン」という名前がこの二人に与えられたのか。
そしてその名前を授けた張本人であるシャムをなぜアルファルドは殺したのか。
まだまだ分からないことだらけで今話はこれで終わってしまうのですが、
今話を前哨戦としたら次回には色々と明らかになりそう。
次回は「蛇」が作り出したボナーを研究するための施設である「ファクトリー」。
そこを舞台とした回となりそうなので謎も一気に分かってきそうです。
~次回予告~
CANAAN 第十話『想執』

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「消された村」に行く途中で偶然出会ったあのユンユン。
薬が無いボナーはただ死ぬしかないと分かっていたため、
ハッコーと同じく「消された村」の出身であるユンユンはそこを最後の場所としていたみたい。
そんなユンユンを出会い頭にイジるハッコー(苦笑)
はたから見るとイジっているように見えますが、
彼女の過去から思うに同じ境遇のユンユンに対しては色々とあるみたい。
今話はそんなユンユンとハッコーの生まれた村、「消された村」のお話。
そしてそんな村を消したサンタナの話です。
詳しくは続きからどぞ。
▼『CANAAN』レビューは以下より



「どうせ死ぬなら生まれた村がいい」
そう、マリアたちと偶然出会ったユンユンが語る村は、
マリアたちの行く先と同じ、そしてハッコーの生まれた村と同じ「消された村」。
そんな話をしている時いつぞやと同じくマリアたちを襲うぬいぐるみを被ったボナー。
突然の襲撃者にもちろんカナンは応戦するのですが、
"共感覚"が使えないためまともに銃が当たらず本人も困惑してしまいます。
そんなカナンを「暗闇で戦っているみたいなもの」と御法川が表現するんですが、
まさにそんな感じなんでしょうね。
たんに見えている人物ではなく殺気などを『色』で判断し敵を討ってきたカナン。
だとするとこれからは身体能力などでなんとかするしかなさそうな感じ。
そんな時、人死をもう見たくないと願っているからか、それとも、
自分と同じ犠牲者だからかハッコーは声を出してカナンを止めようとする...のですが、
結局はその精神波により襲撃者はぬいぐるみを脱いでしまい、絶命。
その襲撃者のことをサンタナは「アンブルーム」と呼ぶのですが、
彼曰く「けして花を咲かせることの無い出来損ない」ということらしい。
これまで第1話から出ていた彼らは全員これに当たるようで、
彼らは全てハッコーやユンユンなどとは違い、
ウーアに侵されまともに生きていられず能力も無い出来損ない、ということ。


そんなボナーやアンブルームが生まれたキッカケ。
そしてサンタナが村を消した理由も明らかに。
かつてCIAに籍を置いていたサンタナ。
とある村で未知のウィルスが発生していると言う事で消毒剤の散布、
そして村人に対して一人一人抗ウィルス剤を注入した...ということですが、
それこそが『ウーアウィルスを用いた実験』、『抗ウィルス剤の投与実験』でもあった。
そんな事実を全く知らなかったサンタナ。
自分が起こしてしまった罪と事件を悔い、CIAを抜け出しこの一連の事を探っていたとき、
偶然居合わせた夏目に出会い「蛇」への対抗案が一致した、ということらしいです。
国を信じ、国のためと思ってやったことが実は大変なコトだった...
ある意味ありきたりな話っぽいですが、サンタナの心はそこで道を違えたんでしょうね。
ただハッコーとの直接の間柄は今だ不明。
ハッコーの生まれた村を消したのは確かにサンタナですが、
そこでの出会いがどんなだったのか、
そしてボナーとして生まれ変わってしまったハッコーをどうやって助けているのか、
色々とまだ謎が残ったままなので今後の彼の話の展開に期待ってことですね。


そんな時現れたのはカナンを憎みアルファルドのために働くリャン・チー。
カナンを殺すべくヘリとミサイルでマリアたちは攻撃されるのですが、
なんとその場に助けに来たのはかの人アルファルド。
崇拝しているお姉さまに殺されそうになりイっちゃってるリャンちゃん(苦笑)
そんなリャンを慕うカミングスが死ぬ覚悟でアルファルドを止めたところ、
「自らの命を彼岸に追いやってまで焦がれるものに興味が湧いた」
と言い、リャン、カミングスの両名を許すアルファルド。
リャンを救おうと自分の命を捨てる覚悟でアルファルドに楯突いたものの、
持っていた銃がエアガンにすり替えられていて、
「最後に一言だけ許してやる」とアルファルドに銃を突きつけられたカミングスの、
「あ、ぁ、ぁ・・・・・・愛っ!!」には笑えるほど滑稽でしたw
愛とはここまで人を狂わせるものなのなだぁ、って(苦笑)

「うすい・・・茶色・・・。シャムと同じ・・・色・・・・・・」
リャンのミサイル攻撃によって瓦礫の下に埋もれていたカナン。
しかしそれを助けたのは、カナンと宿敵。そしてシャムを殺した張本人のアルファルド。
しかしアルファルドはカナンを殺さず「カナンの本当の力」を見たいがため生きろという。
そんな折にカナンは再び"色"を認識できるようになるのですが、
それはかつての師でもあり家族でもあったシャムと同じ色。
そしてカナンはアルファルドの色を認識し、
ミサイルで受けたダメージがあるのか気絶してしまうのですが、
そこでアルファルドが口にしたのは「カナン」という名前のコト。
「お前がシャムの"希望"だなどと――。カナンの名を持つ存在は二人もいらない」
カナン=希望の地、という意味らしいのですが、
実はカナンには別の本当の名前がある、というアルファルド。
それは「絶望」。
かつてアルファルドも「カナン」の名を持つ人物でしたが、
なぜ「カナン」という名前がこの二人に与えられたのか。
そしてその名前を授けた張本人であるシャムをなぜアルファルドは殺したのか。
まだまだ分からないことだらけで今話はこれで終わってしまうのですが、
今話を前哨戦としたら次回には色々と明らかになりそう。
次回は「蛇」が作り出したボナーを研究するための施設である「ファクトリー」。
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