(アニメレビュー) 化物語第五話「まよいマイマイ 其ノ參」
(アニメレビュー) 化物語 五話「まよいマイマイ 其ノ參」
■化物語 - 西尾維新アニメプロジェクト
■化物語 - Wikipedia
暗い展開が真宵の笑顔で一気に晴れ晴れ!!
蝸牛に迷った八九寺真宵という少女。彼女を救うため戦場ヶ原ひたぎの協力の下、
忍野メメに助力を頼みなんとか真宵が目的地とする母親の家に向かわせたい暦。
前回、前々回から続く「まよいマイマイ」ですが、暦と真宵のコミカルな掛け合いで、
中身は最後まで暦×真宵のコミカル展開なのかなぁ…と思っていたら!
忍野の助言を聞いたひたぎからとんでもない事実が突きつけられます。
果たして蝸牛という怪異はどういうものなのか?
そして真宵は無事母親の元へ帰れるのか?
感動のまよいマイマイの最後は続きからどぞ!
▼「化物語レビュー」は以下より


「そんなことだから、僕はいつまで経っても大人になれない」
今話はOP無し。代わりに全編真宵回。
「わたしはお腹が空いてますよ?」
という悪魔的笑顔を浮かべながら暦と談笑する真宵。
母親に会いたいと願う真宵ですが、一方、母の日に家を抜けてきた暦は、
小さい頃は親孝行な子供だったものの高校になってからは落ちぶれたことを真宵に話す。
どうやら成績が落ち込んだための遅い反抗期みたいなものになっているんだとか。
そんな話の中、未だに子供だという暦に対し真宵は「この歳で発育はいい」と、
小学生なりに大人なんだよと暦に自慢げに話したために、
前話と前々話に取っ組み合いになったときに胸を揉みまくった暦に対し憤慨真宵(苦笑)
そのおかげでまた取っ組み合いの喧嘩になるわけですが、
喧嘩が終わったあとは母親の家に行きたがっている真宵の話。
「わたしのお父さんとお母さんもよく喧嘩をしていました」
「取っ組み合いじゃないですよ口論のほうです」
真宵曰く、仲の良い夫婦だったらしいんですが真宵はそんな姿を見たことがない、
むしろ喧嘩ばかりの間からしか殆ど見たことがなかったのだという。
それでも父親も母親も好きだという真宵。
しかし現実では父親と母親は仲違いしてしまい、
真宵は気軽に母親に会いに行くことができなくなってしまいました。
真宵の家庭の事情。真宵の両親への思い。
そんな事を聞いた暦は真宵のことをなんとかしてあげたいと思うようになる・・・
と、そんな時、

「他の女の匂いがするわ…。このシャンプーは……羽川さんね」
ここで毒舌メルヘンでシャンプーの匂いで人物判断できるひたぎが登場(笑)
前回羽川翼がたまたまこの公園にやってきたことを察知したひたぎ。
帰ってきて早々にまずは暦の周りに近づいた女の匂いを嗅ぎ分ける…なんて恐ろしい子!w
しかし毒舌も束の間、真宵の話、つまり"蝸牛の話"になった途端表情は一変。
「阿良々木君、私はどうやら謝らなければいけないそうよ。
正しい事実が一つあったとして、それを二つの視点から観察したとき、
違う結果が出たとする。その時どちらの視点が正しいかを判断する方法は、
本来は無い。自分の正しさを証明する方法なんてこの世には無い、だって」
一つの正しい事実。しかし暦とひたぎという二つの視点から見たものは、
どちらが正しく、どちらが間違っているのかという判断はつかない。
忍野の元へ助言を授かりにいったひたぎは、まずこう暦に述べます。
そして次に解決策として最も簡単な方法があると言うひたぎ。
それは、
「蝸牛から付いていくから迷うのであって、蝸牛から離れれば迷いはない」
蝸牛は対象となる人物に寄ってくるという。つまり、
暦のほうから蝸牛の側から離れればそれだけで解決できるのだという。
しかしここで疑問が。
ひたぎはこう言った。
暦が怪異から離れればいい、と。

ひたぎの言う解決法に暦は"ひたぎが言い放つ空気"を感じ取りながらも、
必死になって「迷ったのは僕じゃなく八九寺のほうだ」と強く言うも、
次のひたぎの言葉で全てを解ってしまいます。
それは……、

「真宵ちゃん、よね。その子……"私には見えない"のよ」
見当違いの方向を指差し言い放ったひたぎ。
それは暦の目の前に居る八九寺真宵という人物が見えないという真実だった。
2年間"オモシカニ"という怪異に取り付かれていたひたぎは真宵を見えていなくとも、
自分が見えないというのが間違いであり、見えている暦が正しいと思っていたひたぎ。
一つの正しい事実。
ひたぎが謝らなければならないこと。
それは、
真宵自身が蝸牛の迷子という一つの事実であり、
怪異に取りつかれたのは暦本人。
ということだった……。


――10年前の話
――とある家の少女の家族
――しかし父親と母親は仲違いをし、少女は父親の元に引き取られる
――少女はふとアルバムを見つめ思う
――「母親の顔が分からなくなった」と
――だから少女は母親の元を訪ねることに。その年の母の日に
――しかし少女は辿り着けなかった
――「信号は確かに青だったのに、どうしてでしょう?どうしてでしょう……?
その少女は真宵。迷っていたのは八九寺真宵。
暦のように「家に帰りたくない」という想いが蝸牛を引き寄せ、
そのせいで真宵という蝸牛に出遭ったのだという。
だからこそ、
暦に見えて羽川にも見えても、ひたぎには見えない
ということだった。

真宵本人が怪異であると知った暦。
ひたぎは真宵という怪異から離れれば解決すると言うも、
暦は真宵の話を聞いたことと、初めて言葉を交わしたあの時を思い出していた。
"話しかけないで下さい。貴方のことが嫌いです"
自分が迷っているモノだと分かっているものの、
暦のように自分が見えている人に対して「付いてこないように嫌う態度」を示した真宵。
そんな真宵を暦はただの怪異だとは思わず、
小さな少女が母親に会いに行けず迷っている
というただ一点だけを信じて送り届ける決意を示します。
なんというか、久々に暦の漢と書いて漢気を見た感じがします(苦笑)

そんな暦にひたぎも"暦がどういう人物かを理解"していた模様。
2年間という期間の間怪異に取り付かれたひたぎを救ってくれた暦。
それは"それがひたぎだからではなく困っている人を助けるのが暦"なのだと。
そうして暦という人物を理解した上で、ひたぎは今回に限っての蝸牛の対処法。
つまり真宵を助ける方法を忍野から聞いているのだと言い、
真宵の目的地である「綱手」という苗字を持つ母親の家に行く……のですが、
その前に、

「――I LOVE YOU(アイ・ラブ・ユー)」
いきなりの突発突然告白に暦も吃驚真宵は呆れなひたぎお穣!!
戦場ヶ原ひたぎという人物だから助けたのではないと知ったからか、
羽川翼という人物がなんだかんだで暦の傍に居たりするからなのか、
八九寺真宵という怪異であっても助けようとしたからなのか、
いきなり指差ししながら愛の告白をするひたぎに私の胸もブロークンハート(笑)
流石クールビューティヒロインやる事為す事人より斜め上を行くものなのですなw


そして蝸牛という怪異、つまるところ幽霊に該当する真宵。
今回は目的地が区画整理している場所であったがため、
新しく出来た道だけを巡っていけば迷うことなく辿り着けるという忍野の助言により、
10年も前ということなので残念ながら家は無かったものの、
無事泣きながら真宵は漸く母親の元へ帰ることができ解決へ。
一時はどうなることと思いましたが、
無事10年来の目的、母親に会いたいが一心の真宵の願いはここに叶い、
「ただいま、帰りましたっ」
という泣きながらの真宵の姿にはホロリとくるものがありました。
やっぱり私は心底幽霊ちっくなお話には弱いと痛感しちゃいましたよ(苦笑)
そうして一件落着した暦とひたぎ。
これで終わりかなぁと思っていたら
ひたぎは先ほどの突発告白の返事が欲しいという。
ちなみに「まよいマイマイ」の第一話の時に「ひとつだけ願いを叶えてあげる」のアレは、
ひたぎ曰く「暦から告白させよう」としてお茶目で腹黒い魂胆だったらしいデスw
また、

誰でも助ける暦。でも例えそれが自分を対象としていなくとも、
もしそれを傍で見ていたら惚れていた。
とまでストレートに暦にアタックするひたぎ。
愛情に飢えているちょっと優しくされたら誰にでも靡いちゃう惚れっぽいメンヘル処女
とまで自分を表現するあたり、自らを蔑む気合を見せると共に、
暦に対して「もっと話をしたい相手」と評価する。
こんな惚れ文句というか告白する女子高生なんてまず皆無だと思いますが、
不器用で惚れっぽいけど素直になれない女の子
と思えばかなり好感度高いような気がする私が居ますw
そんなひたぎのストレートだけど素直じゃない告白の返事はというと……、
「見えていないものを見えている振りしたり、
見えているものを見えていない振りをするのは止める事を約束して欲しい」
真宵のことを見えていないのに見えている振りをしていたひたぎ。
お互い怪異に出遭った事柄もあるため、暦はそうひたぎに約束を取り次ぎます。
そして最後に、

「流行るといいな。――戦場ヶ原蕩れ(とれ)」
暦の殺し文句キタ━━━━(・∀・)━━━━ッ!!
「まよいマイマイ」の第一話でひたぎと出遭った時にひたぎが言っていた、
「萌えの更に上をいく次世代を担うセンシティブな言葉」をここで使う暦。
まさかこの最後の最後で伏線回収、しかも「蕩れ」を持ってくるとはやるなぁ西尾文学(笑)
ちなみにEDは前回のような専用EDではなくひたぎの時と同じように解決EDでした。


「わたし無事に自縛霊から浮遊霊へと出世しました。二階級特進というわけです。
あの阿良々木さん?わたし、暫くはこの辺りをうろうろしていると思いますから、
その時は――」
「見かけたら話しかけて下さいね♪」
真宵の渾身の笑顔に 撃 沈 !!
無事?に自縛霊からただの幽霊へと昇格した真宵。
幽霊界隈でどんな決まりがあるのかは知りませんが、
昇天することなくこの町に住み着くことにした様子。
もしかしたらひたぎと同じく助けてくれた暦に惚れちゃったのやもしれませんネ(苦笑)
毒舌クールビューティなひたぎもいいですが、
ある意味素直である意味凶暴(噛み付く)な真宵もいいなぁと思ってしまう。
西尾作品はメインキャラが終わるとそのキャラに共感してしまうのが必然なのかw
今のところ ひたぎ>真宵 な感じですが果たしてこの先どうなることやらw
■第六話 「するがモンキー 其ノ壹」

■化物語オフィシャルサイト:長篇版次回豫告
第六話「するがモンキー 其ノ壹」の長編予告
次回は新キャラ「神原 駿河(かんばる するが)」の登場。
中の人が「沢城みゆき - Wikipedia」ということで色々と期待したいところですが、
得意技のBダッシュやレズでBL好きな腐女子な一面どころではなく二面三面あるのを、
果たしてアニメでどう表現してくれるのかにも注目したい。
PS:EDの暦のアホ毛を抜いた火憐の「アーッ」に吹いたwww
それはそうと化物語のドラマCDが発売されたんだとか。
[関連情報]
■次回は特別番組! 「化物語」の今後の放送スケジュール :にゅーあきばどっとこむ
■今日もやられやく 原作既読組の人にとって『化物語』のキャストの声質は予想の範疇?
■今日もやられやく 『化物語』第5話最後のアララギの返事の意味を解説してくれ
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■化物語 - 西尾維新アニメプロジェクト
■化物語 - Wikipedia
■五話「まよいマイマイ 其ノ參」
~あらすじ~
八九寺真宵が、母親の家にたどり着けない理由。それは、やはり怪異と関係があった。
忍野メメからアドバイスを得た戦場ヶ原ひたぎは、阿良々木暦に驚くべき事実を告げる。
暗い展開が真宵の笑顔で一気に晴れ晴れ!!
蝸牛に迷った八九寺真宵という少女。彼女を救うため戦場ヶ原ひたぎの協力の下、
忍野メメに助力を頼みなんとか真宵が目的地とする母親の家に向かわせたい暦。
前回、前々回から続く「まよいマイマイ」ですが、暦と真宵のコミカルな掛け合いで、
中身は最後まで暦×真宵のコミカル展開なのかなぁ…と思っていたら!
忍野の助言を聞いたひたぎからとんでもない事実が突きつけられます。
果たして蝸牛という怪異はどういうものなのか?
そして真宵は無事母親の元へ帰れるのか?
感動のまよいマイマイの最後は続きからどぞ!
▼「化物語レビュー」は以下より


「そんなことだから、僕はいつまで経っても大人になれない」
今話はOP無し。代わりに全編真宵回。
「わたしはお腹が空いてますよ?」
という悪魔的笑顔を浮かべながら暦と談笑する真宵。
母親に会いたいと願う真宵ですが、一方、母の日に家を抜けてきた暦は、
小さい頃は親孝行な子供だったものの高校になってからは落ちぶれたことを真宵に話す。
どうやら成績が落ち込んだための遅い反抗期みたいなものになっているんだとか。
そんな話の中、未だに子供だという暦に対し真宵は「この歳で発育はいい」と、
小学生なりに大人なんだよと暦に自慢げに話したために、
前話と前々話に取っ組み合いになったときに胸を揉みまくった暦に対し憤慨真宵(苦笑)
そのおかげでまた取っ組み合いの喧嘩になるわけですが、
喧嘩が終わったあとは母親の家に行きたがっている真宵の話。
「わたしのお父さんとお母さんもよく喧嘩をしていました」
「取っ組み合いじゃないですよ口論のほうです」
真宵曰く、仲の良い夫婦だったらしいんですが真宵はそんな姿を見たことがない、
むしろ喧嘩ばかりの間からしか殆ど見たことがなかったのだという。
それでも父親も母親も好きだという真宵。
しかし現実では父親と母親は仲違いしてしまい、
真宵は気軽に母親に会いに行くことができなくなってしまいました。
真宵の家庭の事情。真宵の両親への思い。
そんな事を聞いた暦は真宵のことをなんとかしてあげたいと思うようになる・・・
と、そんな時、

「他の女の匂いがするわ…。このシャンプーは……羽川さんね」
ここで毒舌メルヘンでシャンプーの匂いで人物判断できるひたぎが登場(笑)
前回羽川翼がたまたまこの公園にやってきたことを察知したひたぎ。
帰ってきて早々にまずは暦の周りに近づいた女の匂いを嗅ぎ分ける…なんて恐ろしい子!w
しかし毒舌も束の間、真宵の話、つまり"蝸牛の話"になった途端表情は一変。
「阿良々木君、私はどうやら謝らなければいけないそうよ。
正しい事実が一つあったとして、それを二つの視点から観察したとき、
違う結果が出たとする。その時どちらの視点が正しいかを判断する方法は、
本来は無い。自分の正しさを証明する方法なんてこの世には無い、だって」
一つの正しい事実。しかし暦とひたぎという二つの視点から見たものは、
どちらが正しく、どちらが間違っているのかという判断はつかない。
忍野の元へ助言を授かりにいったひたぎは、まずこう暦に述べます。
そして次に解決策として最も簡単な方法があると言うひたぎ。
それは、
「蝸牛から付いていくから迷うのであって、蝸牛から離れれば迷いはない」
蝸牛は対象となる人物に寄ってくるという。つまり、
暦のほうから蝸牛の側から離れればそれだけで解決できるのだという。
しかしここで疑問が。
ひたぎはこう言った。
暦が怪異から離れればいい、と。

ひたぎの言う解決法に暦は"ひたぎが言い放つ空気"を感じ取りながらも、
必死になって「迷ったのは僕じゃなく八九寺のほうだ」と強く言うも、
次のひたぎの言葉で全てを解ってしまいます。
それは……、

「真宵ちゃん、よね。その子……"私には見えない"のよ」
見当違いの方向を指差し言い放ったひたぎ。
それは暦の目の前に居る八九寺真宵という人物が見えないという真実だった。
2年間"オモシカニ"という怪異に取り付かれていたひたぎは真宵を見えていなくとも、
自分が見えないというのが間違いであり、見えている暦が正しいと思っていたひたぎ。
一つの正しい事実。
ひたぎが謝らなければならないこと。
それは、
真宵自身が蝸牛の迷子という一つの事実であり、
怪異に取りつかれたのは暦本人。
ということだった……。


――10年前の話
――とある家の少女の家族
――しかし父親と母親は仲違いをし、少女は父親の元に引き取られる
――少女はふとアルバムを見つめ思う
――「母親の顔が分からなくなった」と
――だから少女は母親の元を訪ねることに。その年の母の日に
――しかし少女は辿り着けなかった
――「信号は確かに青だったのに、どうしてでしょう?どうしてでしょう……?
その少女は真宵。迷っていたのは八九寺真宵。
暦のように「家に帰りたくない」という想いが蝸牛を引き寄せ、
そのせいで真宵という蝸牛に出遭ったのだという。
だからこそ、
暦に見えて羽川にも見えても、ひたぎには見えない
ということだった。

真宵本人が怪異であると知った暦。
ひたぎは真宵という怪異から離れれば解決すると言うも、
暦は真宵の話を聞いたことと、初めて言葉を交わしたあの時を思い出していた。
"話しかけないで下さい。貴方のことが嫌いです"
自分が迷っているモノだと分かっているものの、
暦のように自分が見えている人に対して「付いてこないように嫌う態度」を示した真宵。
そんな真宵を暦はただの怪異だとは思わず、
小さな少女が母親に会いに行けず迷っている
というただ一点だけを信じて送り届ける決意を示します。
なんというか、久々に暦の漢と書いて漢気を見た感じがします(苦笑)

そんな暦にひたぎも"暦がどういう人物かを理解"していた模様。
2年間という期間の間怪異に取り付かれたひたぎを救ってくれた暦。
それは"それがひたぎだからではなく困っている人を助けるのが暦"なのだと。
そうして暦という人物を理解した上で、ひたぎは今回に限っての蝸牛の対処法。
つまり真宵を助ける方法を忍野から聞いているのだと言い、
真宵の目的地である「綱手」という苗字を持つ母親の家に行く……のですが、
その前に、

「――I LOVE YOU(アイ・ラブ・ユー)」
いきなりの突発突然告白に暦も吃驚真宵は呆れなひたぎお穣!!
戦場ヶ原ひたぎという人物だから助けたのではないと知ったからか、
羽川翼という人物がなんだかんだで暦の傍に居たりするからなのか、
八九寺真宵という怪異であっても助けようとしたからなのか、
いきなり指差ししながら愛の告白をするひたぎに私の胸もブロークンハート(笑)
流石クールビューティヒロインやる事為す事人より斜め上を行くものなのですなw


そして蝸牛という怪異、つまるところ幽霊に該当する真宵。
今回は目的地が区画整理している場所であったがため、
新しく出来た道だけを巡っていけば迷うことなく辿り着けるという忍野の助言により、
10年も前ということなので残念ながら家は無かったものの、
無事泣きながら真宵は漸く母親の元へ帰ることができ解決へ。
一時はどうなることと思いましたが、
無事10年来の目的、母親に会いたいが一心の真宵の願いはここに叶い、
「ただいま、帰りましたっ」
という泣きながらの真宵の姿にはホロリとくるものがありました。
やっぱり私は心底幽霊ちっくなお話には弱いと痛感しちゃいましたよ(苦笑)
そうして一件落着した暦とひたぎ。
これで終わりかなぁと思っていたら
ひたぎは先ほどの突発告白の返事が欲しいという。
ちなみに「まよいマイマイ」の第一話の時に「ひとつだけ願いを叶えてあげる」のアレは、
ひたぎ曰く「暦から告白させよう」としてお茶目で腹黒い魂胆だったらしいデスw
また、

誰でも助ける暦。でも例えそれが自分を対象としていなくとも、
もしそれを傍で見ていたら惚れていた。
とまでストレートに暦にアタックするひたぎ。
愛情に飢えているちょっと優しくされたら誰にでも靡いちゃう惚れっぽいメンヘル処女
とまで自分を表現するあたり、自らを蔑む気合を見せると共に、
暦に対して「もっと話をしたい相手」と評価する。
こんな惚れ文句というか告白する女子高生なんてまず皆無だと思いますが、
不器用で惚れっぽいけど素直になれない女の子
と思えばかなり好感度高いような気がする私が居ますw
そんなひたぎのストレートだけど素直じゃない告白の返事はというと……、
「見えていないものを見えている振りしたり、
見えているものを見えていない振りをするのは止める事を約束して欲しい」
真宵のことを見えていないのに見えている振りをしていたひたぎ。
お互い怪異に出遭った事柄もあるため、暦はそうひたぎに約束を取り次ぎます。
そして最後に、

「流行るといいな。――戦場ヶ原蕩れ(とれ)」
暦の殺し文句キタ━━━━(・∀・)━━━━ッ!!
「まよいマイマイ」の第一話でひたぎと出遭った時にひたぎが言っていた、
「萌えの更に上をいく次世代を担うセンシティブな言葉」をここで使う暦。
まさかこの最後の最後で伏線回収、しかも「蕩れ」を持ってくるとはやるなぁ西尾文学(笑)
ちなみにEDは前回のような専用EDではなくひたぎの時と同じように解決EDでした。


「わたし無事に自縛霊から浮遊霊へと出世しました。二階級特進というわけです。
あの阿良々木さん?わたし、暫くはこの辺りをうろうろしていると思いますから、
その時は――」
「見かけたら話しかけて下さいね♪」
真宵の渾身の笑顔に 撃 沈 !!
無事?に自縛霊からただの幽霊へと昇格した真宵。
幽霊界隈でどんな決まりがあるのかは知りませんが、
昇天することなくこの町に住み着くことにした様子。
もしかしたらひたぎと同じく助けてくれた暦に惚れちゃったのやもしれませんネ(苦笑)
毒舌クールビューティなひたぎもいいですが、
ある意味素直である意味凶暴(噛み付く)な真宵もいいなぁと思ってしまう。
西尾作品はメインキャラが終わるとそのキャラに共感してしまうのが必然なのかw
今のところ ひたぎ>真宵 な感じですが果たしてこの先どうなることやらw
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次回は新キャラ「神原 駿河(かんばる するが)」の登場。
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得意技のBダッシュやレズでBL好きな腐女子な一面どころではなく二面三面あるのを、
果たしてアニメでどう表現してくれるのかにも注目したい。
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