(アニメレビュー) CANAAN 第四話『呉れ泥む』
(アニメレビュー) CANAAN 第四話『呉れ泥む』

「憎しみに憎しみで当たっても意味は無い。カナン。
憎しみには義務で当たらなければ救われない」
「――憎しみは何も生み出さない――……」
■TVアニメ『CANAAN』公式ページ
■TVアニメ「CANAAN」公式ブログ
■アニメ版「CANAAN」 - Wikipedia
今話ではかなりカナンの過去が判明。
幼少時代を恩人であるシャムに助けられてからのカナン。
それからの兵士としてのカナン。
そして、アルファルドとカナンの確執…。
大切なもの。大切だったもの。
それを失うということ。目の前で失ってしまったこと。
今話のキーワードは"憎しみ"。
果たして前話でカナンを拒絶してしまったマリアは?
マリアに拒絶され、過去の因縁があるカナンは?
詳しくは続きからどぞ。
▼『CANAAN』レビューは以下より


マリア「あの時のカナンは……普通の、女の子じゃなかった――…」
カナン「また私は――失ってしまうのかっ」
シャム「この性能は想像以上だったな――…」
前話での普通の女の子同士の遊びをしたカナンとマリア。
今がどうであれ、過去がなんであれ、
マリアはカナンのことを普通の女の子だと思っていましたが、
あの"目の前で銃を躊躇い無く撃ったカナン"は普通の女の子じゃなかったと思うマリア。
一方、大切な友達に拒絶されたカナン。
「大切なものを失ってしまった」という過去からまた同じ目にあうのを怖がっている様子。
そんな時、回想されたのが、カナンとシャムの出逢い。
"とある村"で起こった戦争で生き埋めになっていたカナンを救ったシャム。
そんなカナンを知ってか知らずかシャムは兵としての訓練をさせるのですが、
シャムのセリフからある程度"共感者"の能力は知っている様子。
しかし、そんなシャムも"とある人物"によってカナンの目の前で失う事に。

シャムに銃を突きつけるアルファルド。
そんなシャムを助けようと決死の覚悟で突撃するカナン。
しかし、アルファルドは逃げ延び、シャムは曲折描写は無いものの、
恐らくアルファルドに殺されていると見えます。
そんなカナンが幼少から"家族"だと認識、言葉にして思っていたシャムが
アルファルドに殺され"憎しみ"を持って対峙することに。

とあるホテルにアルファルドが居ることを突き止め彼女を殺そうとしますが、
逆に押さえ込まれ殺されそうになるカナン。
アルファルド「どうだ?憎しみから戦う気分は。"泥"のようだろう?
足掻けば足掻くほど引き擦り込まれる底なしの闇――」
アルファルド「その屈辱に私は耐えて…
そして、すでに這い上がった――…」

アルファルド「まだ殺さない。まだ、楽しめる――…」
圧倒的な力を見せ付けてカナンを殺さないと言うアルファルド。
彼女の目的が何なのかまだ皆目見当も付きませんが、
なんとかアルファルドの前から逃げ延びたカナン。
しかし、この出来事によりカナンは"底なしの闇"という恐怖を味わうことに。

アルファルドに力の差を見せ付けられたからか、
それともシャムが言っていた"憎しみ"という闇からなのか、
必死に逃げるようにカナンはアルファルドの居たホテルから逃げるのですが、
その時の描写はまさに「怖いものから逃げる少女」という姿。
カナンは絶対な「共感覚」という特殊能力もさながら、
純粋な身体能力という強みがありますが、
シャムに助けられてからの幼少時代からシャムが殺される瞬間まで、
"憎しみ"で対することは無かったんじゃないかと思います。
であればこそ、シャムはかつてカナンにそう教えていましたし、
言いようの無い恐怖をカナンは今話で味わったのだと。
"知っている恐怖"と"知らない恐怖"というのはまるで格が違いますからね。
果たしてそんな恐怖を味わったカナンが次回でどうなるのか、色んな意味で楽しみです。
そうそう。カナンとアルファルドの確執はシャムという人物が居た事にありますが、
他にも今話で色々と判明したことがあります。

サンタナ「この報酬は受け取れねぇ」
夏目「過去を消して?――"あの村"と同じように」
御法川「血管が…浮き出てる?」
第1話目での3人の男たちを手引きしようとしていたサンタナ。
そして、カナンを雇う依頼人である夏目。
彼らの話から3人の男たちを逃がそう、もしくは手に入れようとしてのが夏目で、
前話でカナンが殺した少年や老人が、3人の男の一人を殺したことから、
「蛇」という組織から情報を得ようとした夏目側と、
その逃げ延びた情報源を始末したのが少年たち側、という構図なのかな。
ですがサンタナがイマイチどちら側なのかが不鮮明。
御法川が調べていたあの"奇妙な痣"は、血管がそのまま浮き出ているようで、
前話でネコミミモード全開(笑)だったハッコーもその痣を持っていましたが、
そんなハッコーを匿っているのか保護しているのかは分かりませんが、
彼女と一緒にいるサンタナは色々と必要以上に知っていると思っていいんでしょうね。
夏目。サンタナ。蛇。そしてカナンとアルファルド。
唯一今の時点では蚊帳の外であったマリアが、
貧乏アルバイターであるユンユンと出遭った事で次回どう動いていくのかに期待。
というところで次回予告。
~次回予告~
CANAAN 第五話『灯ダチ』

「――灯すため、共に歩いて――灯ダチ」
次回の読みは『ともだち』
次回は色々な人物が錯綜しての回みたい。
マリアとユンユン。サンタナと御法川。
そしてカナンとマリア。
友達というフレーズから今まで出会った人物がこれまで以上の親密な関係になる、
そんな意味合いとして受け取れるような気もしますがはてさて。
亀裂が入ったカナンとマリアはまた友達と言えるような間柄に戻れるのか…。
それではまた次回。
PS:今話はこれといってお色気シーンは無かったけど、アルファルドのドレス姿ぐらい?w
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(アニメレビュー) CANAAN 第二話『邪気乱遊戯』
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「憎しみに憎しみで当たっても意味は無い。カナン。
憎しみには義務で当たらなければ救われない」
「――憎しみは何も生み出さない――……」
■TVアニメ『CANAAN』公式ページ
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■アニメ版「CANAAN」 - Wikipedia
今話ではかなりカナンの過去が判明。
幼少時代を恩人であるシャムに助けられてからのカナン。
それからの兵士としてのカナン。
そして、アルファルドとカナンの確執…。
大切なもの。大切だったもの。
それを失うということ。目の前で失ってしまったこと。
今話のキーワードは"憎しみ"。
果たして前話でカナンを拒絶してしまったマリアは?
マリアに拒絶され、過去の因縁があるカナンは?
詳しくは続きからどぞ。
▼『CANAAN』レビューは以下より


マリア「あの時のカナンは……普通の、女の子じゃなかった――…」
カナン「また私は――失ってしまうのかっ」
シャム「この性能は想像以上だったな――…」
前話での普通の女の子同士の遊びをしたカナンとマリア。
今がどうであれ、過去がなんであれ、
マリアはカナンのことを普通の女の子だと思っていましたが、
あの"目の前で銃を躊躇い無く撃ったカナン"は普通の女の子じゃなかったと思うマリア。
一方、大切な友達に拒絶されたカナン。
「大切なものを失ってしまった」という過去からまた同じ目にあうのを怖がっている様子。
そんな時、回想されたのが、カナンとシャムの出逢い。
"とある村"で起こった戦争で生き埋めになっていたカナンを救ったシャム。
そんなカナンを知ってか知らずかシャムは兵としての訓練をさせるのですが、
シャムのセリフからある程度"共感者"の能力は知っている様子。
しかし、そんなシャムも"とある人物"によってカナンの目の前で失う事に。

シャムに銃を突きつけるアルファルド。
そんなシャムを助けようと決死の覚悟で突撃するカナン。
しかし、アルファルドは逃げ延び、シャムは曲折描写は無いものの、
恐らくアルファルドに殺されていると見えます。
そんなカナンが幼少から"家族"だと認識、言葉にして思っていたシャムが
アルファルドに殺され"憎しみ"を持って対峙することに。

とあるホテルにアルファルドが居ることを突き止め彼女を殺そうとしますが、
逆に押さえ込まれ殺されそうになるカナン。
アルファルド「どうだ?憎しみから戦う気分は。"泥"のようだろう?
足掻けば足掻くほど引き擦り込まれる底なしの闇――」
アルファルド「その屈辱に私は耐えて…
そして、すでに這い上がった――…」

アルファルド「まだ殺さない。まだ、楽しめる――…」
圧倒的な力を見せ付けてカナンを殺さないと言うアルファルド。
彼女の目的が何なのかまだ皆目見当も付きませんが、
なんとかアルファルドの前から逃げ延びたカナン。
しかし、この出来事によりカナンは"底なしの闇"という恐怖を味わうことに。

アルファルドに力の差を見せ付けられたからか、
それともシャムが言っていた"憎しみ"という闇からなのか、
必死に逃げるようにカナンはアルファルドの居たホテルから逃げるのですが、
その時の描写はまさに「怖いものから逃げる少女」という姿。
カナンは絶対な「共感覚」という特殊能力もさながら、
純粋な身体能力という強みがありますが、
シャムに助けられてからの幼少時代からシャムが殺される瞬間まで、
"憎しみ"で対することは無かったんじゃないかと思います。
であればこそ、シャムはかつてカナンにそう教えていましたし、
言いようの無い恐怖をカナンは今話で味わったのだと。
"知っている恐怖"と"知らない恐怖"というのはまるで格が違いますからね。
果たしてそんな恐怖を味わったカナンが次回でどうなるのか、色んな意味で楽しみです。
そうそう。カナンとアルファルドの確執はシャムという人物が居た事にありますが、
他にも今話で色々と判明したことがあります。

サンタナ「この報酬は受け取れねぇ」
夏目「過去を消して?――"あの村"と同じように」
御法川「血管が…浮き出てる?」
第1話目での3人の男たちを手引きしようとしていたサンタナ。
そして、カナンを雇う依頼人である夏目。
彼らの話から3人の男たちを逃がそう、もしくは手に入れようとしてのが夏目で、
前話でカナンが殺した少年や老人が、3人の男の一人を殺したことから、
「蛇」という組織から情報を得ようとした夏目側と、
その逃げ延びた情報源を始末したのが少年たち側、という構図なのかな。
ですがサンタナがイマイチどちら側なのかが不鮮明。
御法川が調べていたあの"奇妙な痣"は、血管がそのまま浮き出ているようで、
前話でネコミミモード全開(笑)だったハッコーもその痣を持っていましたが、
そんなハッコーを匿っているのか保護しているのかは分かりませんが、
彼女と一緒にいるサンタナは色々と必要以上に知っていると思っていいんでしょうね。
夏目。サンタナ。蛇。そしてカナンとアルファルド。
唯一今の時点では蚊帳の外であったマリアが、
貧乏アルバイターであるユンユンと出遭った事で次回どう動いていくのかに期待。
というところで次回予告。
~次回予告~
CANAAN 第五話『灯ダチ』

「――灯すため、共に歩いて――灯ダチ」
次回の読みは『ともだち』
次回は色々な人物が錯綜しての回みたい。
マリアとユンユン。サンタナと御法川。
そしてカナンとマリア。
友達というフレーズから今まで出会った人物がこれまで以上の親密な関係になる、
そんな意味合いとして受け取れるような気もしますがはてさて。
亀裂が入ったカナンとマリアはまた友達と言えるような間柄に戻れるのか…。
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PS:今話はこれといってお色気シーンは無かったけど、アルファルドのドレス姿ぐらい?w
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