月を見上げる丘

独断と偏見による私的廃屋。只今微復活中。

(アニメレビュー) CLANNAD -AFTER STORY- 第9回

CLANNAD -AFTER STORY- 第9回 「坂道の途中」


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 ――ボクらは空を飛ぶ乗り物を作り始めた。
    これでこの世界から出て行く。
    そして、もっと賑やかで楽しい世界へ向かうんだ

 ――寒くなれば彼女は動けなくなってしまう。
    急がなくてはならない……。

 ――ボクらは休みなく、作業を続けた……



寒くて寂しい世界から飛び出すために空を飛ぶ機械を作る少女とボク。
もう遠方に近づいている冬の空はもうまもなくこの土地に寒さを運んでくる。
それまでに、少女とボクは休む間もなくガラクタを集め、機械を作っていく。

――どこかにある、ここではない、暖かく賑やかな世界に行くために――


▼続きより詳細レビュー


CLANNAD -AFTER STORY- 第9回 「坂道の途中」


アフターストーリー9回目。
今話はなんと言っても朋也卒業の回。


今話の流れとしては原作と同じ展開で、朋也ら3年は進路を決め、
それぞれの道へ進んでいきます。

ただ副題にもある「坂道の途中」に居る朋也と渚。
体の弱い渚。進路が不鮮明な朋也。
お互いが共に登ってきた坂道を、この卒業という時期に止めてしまいます。

体が弱く、学校という場が好きなのに歩みが止まってしまった渚。
そんな渚を残すことに躊躇いつつも、自身は卒業してしまい朋也。

今話はそんな二人の心境を描く回なので特に見せ場はなく、
どちらかというと繋ぎ目の回になるので印象が薄いですが、
渚を思う朋也の心境に注目してごらん下さい。


それでは以下より本編レビューに。








季節は夏。朋也ら3年生は進路を決めるための面談を行っており、
渚は進学ではなく就職する方向へと考えていた。

そんな中、朋也は渚に「卒業したらどうするんですか?」と聞かれるも、
未だに何をするか決めていない朋也は話をはぐらかし、
突然プレゼントは欲しくないかと渚に訪ねる。


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しかし朋也と付き合いだし様子がおかしいことを察知した渚は、
朋也がはぐらかそうとしていることを追求するも、
好きな相手にプレゼントするという話を振られ、
なら私は毎日プレゼントしないといけない」と自分で言い頬を染める渚。

(一言)久々の天然っ子渚の爆弾発言w 好きな度合いは毎日だそうでお暑いですなw


そんなプレゼントの話を学園に着くまでする二人。
祝い事もないのにプレゼントは貰えないと言う渚。
おまけに誕生日が12月24日になるのでクリスマスと一緒だと聞き朋也は嘆くも、
プレゼントの変わりにデートをしようと提案する。


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そんな朋也のデートの誘いに素直に喜ぶ渚。
朋也もそんな渚の笑顔に喜び、また放課後にと言い別れる二人。

渚は別れた直後に漸く卒業後の話をはぐらかされたと気付くも時すでに遅く、
不満ながらも朋也の後姿を見送るだけだった。

…そんな時、めまいがしたのか頭に手を添える渚。


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(一言)デートしようと約束するも不吉な予感がするこの場面。それはやはり…


……




昼食を演劇部部室で食べひと時を過ごす面々。
そんな中、話題は卒業後の進路に話は進み、
春原のモデルになるという進路を椋の占いで「うまくいく」と診断され茶化しながら、
それぞれの進路の話へと発展していく。


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椋はかねてより希望していた看護学校へと、
杏は保育園の先生になるための学校へ。
智代はこの中で一人下級生なので(忘れがちですがw)、
朋也らが卒業しても学園に残ることになるが、
才女とされていることみは留学することを決めていた。

なるだけこちらに帰ってくるということみでしたが、
皆ことみが居なくなると聞き消沈した様子。
そんな中、一人空気を読まずに「インパクトのあるヴァイオリンが聴けないのか」という
智代の発言を速攻で止める杏(笑

そんな中、進路面談を逃げ回っていると聞いた杏は、
就職も進学も決めかねている朋也をもっと叱ってやれと話していると…、


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顔色も悪く倒れこむ渚。
朋也は額に手を当ててみると相当な熱があるらしく、
すぐさま家へと連絡し医者を呼んでもらうこととなった…。


しかし、翌日になっても渚の体調はあまりよくならず、
大事をとって学園は休むことに。


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笑顔で朋也を見送る渚。
朋也も渚の前では笑顔でいたものの、
一人になってからは笑顔も絶え落ち込んだ様子だった。

そんな朋也の様子を分かってか春原は気にしすぎだと諭し、
以前も渚は休みがちになっているんだからと励ましていた。


そんなとき、中庭には走り回るボタンの姿。


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どうやらまた杏に会いに来てしまったらしいのだが、
杏は次の授業が体育だというので預かれないのだという。

そんな杏に代わりに椋が妹だからということで預かろうとするも、
「以前お風呂に入れようとしたら熱かったらしく鍋にされると勘違いされた」らしく、
結局その場に居た朋也が預かることになった…のですが、


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ボタンの七つ芸の一つであるぬいぐるみでなんとか体裁を保つも、
不良のレッテルを貼られている朋也がそんなぬいぐるみを持っているため、
クラスメイト全員だけでなく春原にまでいぶかしげられる朋也(笑

(一言)朋也、ボタンを預かるの巻w でも流石に原作にあるボタンの屁まではしなかったかw

ちなみにボタンの芸であるぬいぐるみは杏の「ぬいぐるみ」という言葉で硬直する芸。
杏曰くどんな攻撃や圧力からも耐えるぐらい頑丈だとか。
ちなみに原作だとお風呂に沈め忘れても生きていたとかいないとかw



放課後。ボタンという可愛いグッズから開放された朋也。
自然と集まった面々は休んでいる渚のお見舞いに行くという。


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しかしこの日渚は病院に行っているというので伝言だけ頼む面々。
そんなメンバーらとは一緒に帰らず、一人、古河パンへと帰る朋也。

杏「あいつ、ちょっとは気紛れたかな」
春原「意外と脆いところあるんだよねぇ。アイツ」

休んでいる渚ももちろん心配だったが、
学園に来ても抜け殻同然の朋也も心配する春原たち。
渚の復帰を願うと同時に、朋也にも元気になってもらいたい。
それが、朋也の周りに居る友人たちだった。



――ここでAパート終了。



1期で渚が休んだときと全く同じな朋也。
ですが前回とは全く違うのは二人の関係。
デートしようと約束して結局は寝込むことになってしまった渚。
そんな渚を心配しすぎて意気消沈な朋也。

原作でもそうですが学園編ではあまりデートらしいデートをしていない二人。
恋愛ごとに慣れていない二人だからでしょうがなんとも歯がゆいものですね。

CLANNADという物語で一番のネックである渚の持病。
それは1期でも父である秋生から話されたことですが、
小さい頃より悩まされている病気で完治できずにここまできてしまっています。

それが卒業という大事な場面で発症してしまい悩む朋也。
後半であるBパートはそんな朋也の心情と、
共に坂を登ってきた学園の変わっていく風景が描かれています。
それは楽しかった渚との1年間とは違い、
一人で歩んでいく朋也の心を反映させるが如く色無きもの。

果たして卒業の日まで朋也がどんな思いで歩んでいくのか。
それでは後半をどうぞ。




……







渚が休みがちになって一ヶ月。
季節は移り変わり衣替えの季節になっても、まだ渚は休んでいた。


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一度熱も下がったこともあり学園へと向かったものの、
体力の無い状態ではやはり無理が祟ったのか熱がぶり返す。
そんな状態が続いていた…。


試験も終わり、真面目に授業を出るようになった朋也は、
以前と比べてまずまずの点数を取れるようになっていた。


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そんな試験休みの朋也に渚は言う。
「こんなところに居ないで遊びに行ってください」と。

しかし朋也はそんな渚の言葉を受け取らず「ここに居る」と伝える。

「ずっと待ってる。お前と手を取って二人っきりのデートを」

いつか約束したデート。叶わなかったデートだったが、
渚が元気になって二人っきりで手と手を取り合って楽しむデート。
そんなことを考えていれば楽しいんだ、そう渚に伝える朋也。

そんな朋也の言葉を聞いた渚。


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渚「今二人っきりです…。手を、繋いでくれますか?」


そんな朋也の気持ちが嬉しかったのかおずおずと手を出す渚。
朋也も笑顔で答え静かに手を握る。
街中でデートとは程遠いが二人っきりで手を繋ぐその姿は、
二人の間を結ぶ暖かな絆だった。







季節は巡り11月。


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暖かい季節が終わり寒々しい季節となっても渚の体調は戻らず、
せめて家でも楽しんで貰いたいと思った朋也は
有紀寧に頼み演劇のビデオを借り、
渚の家で二人それを見ながら笑いあう。
そんな風にして赤く色ずく秋の季節が過ぎていった……。





そうして巡ってきた冬。
しかし、一向に渚の体調は回復せず、
渚の父である秋生や早苗らは朋也にある事を伝える。それは、


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早苗「渚はもう一年、三年生をやることになるかもしれません」


テストも満足に受けられず出席日数も少なかったこの半年。
それは朋也と渚が出会った前と同じく留年するということだった。
しかし…、


朋也「――いやだ。あいつを置いていくなんて嫌ですっ。
    渚が卒業しないなら俺も卒業したくありません」



共に歩みたいと願った朋也。しかし、渚は卒業できない。
それならば自分は卒業せずに一緒に居たいと思いをぶつける朋也。
そんな朋也に秋生は、


秋生「子供だなてめえは。そんな真似したら渚だって辛い思いをする。
    てめえだって分かってんだろ」



朋也が思う渚への気持ち。それはたしかに分かりもするが、
それは渚の思うところじゃない、そう朋也を諭す秋生。

子供のわがまま。それはこれまで友人を助けてきた朋也の傲慢な思い。
大人になった気で居て、結局は渚が病気になっている状態になっただけで、
自分がどうすればいいか分からないほど子供だった。

朋也は秋生にそう言われ、
自分のこれからの将来について見据え、学園の就職課にも出るようになった。


そうして巡ってきた12月。そして、クリスマスと渚の誕生日がやってきた…。


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『誕生日、おめでとうー』


渚の誕生日に集まった杏、椋、ことみ、智代。
そして有紀寧に美佐枝と春原も加わった誕生日とクリスマスのお祝い。

春原扮するサンタで笑いを取りつつ、おまけにモデル事務所に願書を出し、
あげくに不採用とされたのをきっかけに盛り上がるパーティー。

そんな中、朋也は渚へ一つの贈り物を手渡す。


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それはだんごを模したクッション。よほど嬉しかったのか、
渚は箱から出すと笑顔で顔をうずめ、そんな渚を朋也も微笑みながら見守っていた。


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渚「ありがとうございます、皆さん。こんな、私のために…」


渚はそんな朋也の贈り物や、集まってくれた皆の気持ちを汲んでか、
涙を浮かべ感謝の言葉を紡ぐ。
そんな様子を皆笑顔で見守るも、父である秋生は違っていた。


秋生「こんな、なんて言うな渚。お前は俺たちの大事な家族なんだぞ」
杏「うん、そう。そして私たちの大事な友達」


秋生のその言葉に続いて杏も言う。渚は大事な存在。
渚が幸せなら皆が幸せなんだと。


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そうして最後に皆で写真を撮って終えたクリスマスイブの日。
そしてそれは、渚がもう一年、三年生をやるという留年が決まった日ともなった…。





年も明け、雪が舞い落ちる季節。


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受験や就職を控えた三年生は殆ど学園には足を向けない季節。
朋也は大切な存在である渚の傍にずっと居た。





そして、三年生である朋也たちの最後の行事、卒業式を迎える日。


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朋也「春原、今から窓ガラス割って回らないか?そうすれば留年できるかなって」
春原「留年じゃなくて退学でしょ」



やってきてしまった卒業式。朋也は冗談交じりにそんな風に春原に話すも、
やはり心ここにあらずな感じでいた。


そんな二人のところにやってきたのは元担任の幸村。


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幸村「わしも今年で定年じゃ。お前たちと一緒に卒業というわけだの」


朋也たちの卒業と同時に定年を迎える幸村。
最後に朋也たちのような問題児に出会えて良かったと話す。

そんな幸村に朋也はかてて疑問だったことを質問する。


朋也「俺と春原を引き合わせたのってあんたの計算だったんじゃないか?」
春原「え?どういう意味?」
朋也「俺と春原なら馬が合う。友達が出来れば簡単に学校を辞めたりしないだろ」

幸村「…さぁて、覚えておらん。わしも年だからの」



いつかの風景。朋也と春原が丁度二人揃って問題を起こしたあの日。
問題児である二人ならばきっと相性が良いと判断した幸村。
その考えは的中し、不良のレッテルを貼られた二人は友人となり今に到る。
それは本当に運のいい。そして巡ってきた二人の関係は、
目の前の幸村という人物のおかげだった。


幸村「最後のホームルームぐらいサボらずに出るようにしろ」

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『ありがとうございました』


そう言って二人に背を向け去っていく幸村に向かって、
二人は背を正し、揃ってこれまでの感謝の言葉を投げかける。
問題児であるのに親身になって接してくれたこと。
そして、自分と同じ境遇にある友人に引き合わせてくれたことを…。


(一言)ちょっと短いけど幸村ルート補完。
原作だと幸村先生の武勇伝話を公子さんに聞いたりしていたんですが、
アニメだとそれも無しに終わっちゃってちょっと残念。

ただ最後に二人揃ってお辞儀するのは原作と同様なのでよかったかな。
定年を迎える教師と卒業を迎えられた教え子。
ありがちな関係と言われればそうですが、
こんな関係があったからこそ朋也たちの学園生活は色あるものだったと思います。
アニメだと呆気なく終わっちゃいましたが良い終わり方だと。

個人的には一コマでもいいから幸村先生の若かりし頃をのせて欲しかったなw






そうして卒業式も終わり、自然と学園の校門に集まるメンバーたち。


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下級生である智代や有紀寧に渚のことを頼む朋也。
智代は念願の生徒会長になり桜並木も無事に保存されることになったこと、
有紀寧はかねてより心配ごとであった不良たちの救済ができたこと。
そんなこともあってか、朋也に言われずとも理解してくれていた。

そんなメンバーたちは卒業式が終わっての二次会をやるとのことだったが、
朋也はそれに参加することなく、一人帰路に着くのだった。


一人卒業の花束を携えて坂を下る朋也。
本当なら隣に居てくれる大切な人を思い浮かべる朋也の頭には、
渚とこの坂で出会ってからの風景を思い浮かべていた…。


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坂の途中で立ち止まり「あんぱん」と小さく呟く渚。
雨の中一人ボールを持って佇む渚。
演劇をすることを挫折しながらも立ち向かっていった渚…。


そんな大切な人を思い浮かべながら古河パンに辿りついた朋也。
すると、そこには…


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病気で寝込んでいるはずの渚の姿。
朋也は外に出ている渚に詰問するも、渚は、
「朋也くんの最後の制服姿を見ておきたかったんです」と笑顔で話し、
朋也に向かって笑顔で卒業を祝う渚。

そんな渚の笑顔と言葉を受けた朋也。


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「渚、俺卒業しちまった。二度とあの学校の生徒にはなれない。
 学校なんて大嫌いだったけど、お前となら、いつまでも過ごしていたいと思っていたんだ」

「ずっと腐ったような学生生活を送ってきて…。でもっ、お前と過ごした
 最後の一年だけは楽しかったんだ。幸せだったんだっ」



スポーツ特待生で入ったのも束の間、肩を痛め部活ができなくなり、
その上不良のレッテルを貼られてから学校を楽しめなくなった朋也。

でも、渚と出会い、渚と共に歩んできたこの一年間。
共に止まっていた坂を登り、共に歩いてきた学園生活。
それが堪らなく楽しかった朋也。
だからこそ、自分だけ卒業してしまうことに涙を流し、
留年すれば良かったんだと最後に言い放つ。

しかし、それを聞いた渚は、


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「朋也くんはそんなことで足を止めたら駄目です。進めるなら進むべきなんです。
 朋也くんは進んでください。私はもう一年頑張りますからっ」



一緒に歩きたいと願った朋也の背中を、笑顔で進ませる渚。
そんな渚は一つのお願いをする。
それはほんの些細な、ほんの少しのお願い。


「朋也くん、手を繋いでくれますか?」

「ばか、また熱が上がるぞ」

「ほんのちょっとですから」


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――立ち止まることなく歩きたかった。

      どこまでも、どこまでも。

         ずっと続く坂道でも、二人で――





......つづく




■学園編(渚ルート本編)終了


最後は原作準拠と同じく手を取り合っての渚ルート終了で締め。
これで原作においてのアフター前渚ルートは終了となりますが、
皆さんは如何でしたでしょうか?

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↑ちなみに原作だとこんな感じの朋也と渚ですw


私としては原作でもそうなんですがあっさり卒業しちゃうのが第一印象かなぁと。
まぁ渚ルートに関しては本編よりもAFTERが本番になりますので、
アニメでもそれを踏まえた上での演出でしょうからしょうがないとは思うものの、
なんだかスッキリしないなぁというのが終わったあとの感想です。

ただ京アニ仕様になっていることもあってか、
舞い散る桜の演出やキャラごとの表情の作りには感嘆の思いw
特に京アニでの泣くシーンには作りが違うよなぁと。
Airしかりkanonしかり、泣くシーンにはこちらまで泣きそうになるのが困りもの。
今話では渚を思う朋也の気持ちがグっと胸に響いたのは言うまでもありませんw

と、なんだか本編というよりもシーンについて話してしまいましたが、
兎も角渚ルートはこれからが本番。
今期のアフターストーリーはここからが一番の見せ場になると思うので、
次話からの展開に期待してwktkしておくとしますかね(苦笑




~次回予告~


CLANNAD -AFTER STORY- 第10回 「始まりの季節」


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早苗「当面の予定はどうなっていますか?」
朋也「これといって何も」
秋生「お前、しばらくうちで働くか」
早苗「宜しくお願いしますねっ朋也さん」
朋也「朋也さん?」
早苗「名前で呼ばせて下さい。私たちもう家族みたいなものですから」


学園を卒業し当面の予定もなかった朋也。
しかし、そんな朋也を暖かく迎えてくれる秋生と早苗。

始まりの季節。
それは、朋也にとって新しい生活の始まりと、
渚にとって初めての、朋也と出合ってからの一人きりの学園の始まりでもあった。


次話からは再スタートと言っても過言じゃない回になりそうですね。
生活観点は古河パンと渚の視点でしょうから、杏たちの出番は少なそう(汗

そんな中で不動産屋の物件を見つめる朋也。
次話からもうアフターでの生活を匂わせる場面っぽいですが果たしてどうなるか。
また一人きりで演劇部部室に座る渚の姿も気になりますね。
春の季節。新しい節目の季節でどう朋也たちが変わっていくのか。
次話はそのあたりを注視して見ていきたいですね。


ではではいつもながらの長ったらしいレビューを最後まで読んで下さりありがとうございました。
次話もきっと長々レビューかと思いますが読んでくれると嬉しいですw

ではまた次週に。


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