(アニメレビュー) CLANNAD -AFTER STORY- 第7回
CLANNAD -AFTER STORY- 第7回 「彼女の居場所」



―――冬が訪れようとしていた。
幻想世界での冬。光の瞬きにも変化が訪れ、
少女は寒さを忍ぶように眠ることが多くなる。
雲が覆う遠い地の空。すぐにも白い雪の降る時が近づいていた。
そして思う。この家を出る時間も刻々と迫っていることを…。
少女「あそこに行きたいの?この家を出たらもう戻れなくなるよ?」
それでも首を縦に振る。あそこにはここにはないモノ、
楽しさ、そして暖かさがあると…。
―――冬はもうそこまで訪れようとしていた。
少女とボクは遠い空を見て思う。
そこにある暖かな場所に行くということ。
そして、そこに行く時はもう間もなく訪れようとしていることを……
▼続きより詳細レビュー
CLANNAD -AFTER STORY- 第7回 「彼女の居場所」
アフターストーリー7回目。
ついにやってきた有紀寧ルートの前編と、
あと久々の春原のアホッ子の回(笑)
今話は前話での美佐枝さんルートと同じく、
おそらく2話構成での有紀寧ルート1話目。
ただ美佐枝ルート1話目と同じく前編の回にもなるので、
いまいち盛り上がりにかけるというか印象が薄いかな。
とりあえず言えることは春原はやっぱりアホな子ということでw
資料室にやってきた朋也、渚、そして春原。
そしてそんな3人に三角巾の白衣でご奉仕する有紀寧(苦笑


そんな姿にドサクサに紛れて告白する春原(笑)
もうなんていうか流石は春原という感じで突飛でしたが、
春原「漸く気付いたんだ、この気持ちは本物だって」
有紀寧「ありがとうございます。でも春原さんにはもっと素敵な方が現れると思います」

「一瞬で振られたぁーー!しかも渚ちゃんの時と同じパターン!!」
流石は有紀寧。かわし方を心得てらっしゃる(苦笑
そして速攻撃沈の春原。彼はやはりこうでなくてはねw
そんな時、


有紀寧の言う”友人”が尋ねてきたのですが、
彼(名は須藤)の体は傷だらけで心身共に疲れきっている様子。
聞くと「自分のせいで仲間が傷ついた。だから旅に出る」と。
そんな彼を真摯に介抱する有紀寧。
その姿を遠目で見ていた朋也らも少々困惑気味な様子。
春原「…ここ学校の資料室だよね?」
朋也「…あぁ、たぶんな」
旅に出ると言った言葉をそのまま受け取らず、
旅に出たら皆が寂しがります、と止めに入る有紀寧。
そんな彼に有紀寧はおまじないを教えることに。
それは…、

有紀寧「こうして、『いつもとなりでみてます』を3回唱えてください」
ちょwwww 有紀寧なにさせてんのっwwwwwww
心の中でそんな私の突っ込みはとりあえず置いといて、
彼はそのおまじないのせいで「勇気が湧いてきた」とかいないとか(笑)
そうして落ち着いた頃、
今の状況を以前より疑問に思っていた朋也は、
有紀寧と彼らの関係について聞くことに。


須藤「有紀寧は”俺たちのグループ”の姉貴みたいなものだ」
喧嘩のあとにさっきのように介抱してくれる存在。
そんな世話をしてくれるのが有紀寧なのだと。
有紀寧との関係を聞き驚く朋也たち。
そんな事実にも驚いた最中、
「やっぱりここに居たかっ」


突如同じように窓から侵入する強面の男。
それは有紀寧に会いに来た須藤を追ってここまで来たのだという。
今すぐにでも争いを始めるかのような状況の中、
有紀寧をそれを止めようとするも、
あとから入ってきた男も、須藤もそれには聞く耳を持たず、
外に出て決着を付けると言い出て行ってしまった…。
……
…
有紀寧「私の兄は須藤さんたちのグループのリーダーなんです」

騒ぎも収まったその帰り道、
自分の兄、宮沢和人のことを朋也らに話す有紀寧。
有紀寧の兄は先ほど助力を求めてきた須藤のグループのリーダーであり、
あとから入ってきた男のグループと対立関係にあるのだと。
この町にはその二つのグループが小競り合いを繰り返しているが、
有紀寧の兄がリーダーになってからはその繰り返しだったと。
渚「宮沢さんのお兄さんはそんなに凄い方なんですか?」
有紀寧「喧嘩では負けたことがないそうです。
闇討ちされないように顔や居場所は知られないようにしていますけど…」
有紀寧の兄である和人はその才覚ゆえ、
顔や居場所は隠しているのだという。
春原はそんな有紀寧の兄を「姿なき黒幕」と称して褒めちぎっていた…
そんな最中、
???「うごくなっ!宮沢有紀寧だな?おねえちゃんを返せっ」

突如後ろから有紀寧を羽交い絞めにする人物。
朋也らは先ほどの男の仲間かと思い警戒する…のだが、


その姿は少年そのもの。
朋也らはその姿にあきれるものの、
有紀寧はやんわりを受け答えして、その少年の話を聞くことに。
有紀寧「貴方のお姉さんと私は知り合いなんですか?」
少年「とぼけるなっ。お前がこっち側のボスだってことは分かってるんだ」
春原「ちびッ子のくせに凄むんじゃねーの」
そんな姿に春原は面白がり茶々を入れる春原。
その春原に少年は”金髪”ということで、
春原が有紀寧の兄である和人だと”勘違い”してしまう。
少年「お、お前が和人だなっ。和人は頭が金髪だって噂だっ」


春原「ふふーん。そうだよ。僕が宮沢和人だよ」
そんな少年の勘違いに調子に乗って自らを和人だと名乗る春原。
朋也曰く「たんに威張りたいだけ。弱い相手にはとことん強気になる」とのこと。
流石はヘタレ不良な春原の考えそうなことです(笑)
そんな春原の和人名乗りに困惑しながらも、
なんとか対処しようと「落ち着ける場所」に移ろうと提案する有紀寧。
そして、その落ち着ける場所というのが…

春原「うちに来ることないと思うんだけど…」
朋也「大物は細かいこと気にすんなよっ」
よりにもよって春原の寮にくる面々。
まぁたしかに一番安全かつ迷惑がかからないのはここだと思いますが(笑)
そうして漸く名前を聞く有紀寧。
少年の名前は”勇”とかいて”ゆう”といった。
話を聞くと勇の姉は家出をして有紀寧の兄が率いるグループに入ったのだという。
グループを統括するのは宮沢兄妹だという話は聞いたものの、
その兄である和人は顔も分からないということで、
名前も通っている学校も判明している有紀寧のところにきたのだと。
姉の年齢は21歳。電話があり家を出て一人暮らしをすると言っていたらしい。
朋也らはその話を聞き心配することないと諭すも、
付き合っている連中が不良だというので言葉も聞かない勇。
そんな時、春原が突如として真面目な顔をして勇を諭し始めた…。
春原「勇。お前は花の胞子なんだよ。これから風に吹かれて旅をして、
新しい場所で、新しい出会いのために…」

春原「いつまでも姉ちゃんに甘えてちゃ駄目なんだ。
離れていても結ばれている…。それが家族ってもんなのさっ」
その春原の渾身の言葉に目を輝かせて感心する勇。
…そしてそんな姿を驚きと訝しげに見つめる朋也(笑)
朋也「春原がまともに説教なしている…」
渚「きっと芽衣ちゃんのことがあって春原さんも色々考えたんですよ」
まさに渾身の春原節(笑)
渚や有紀寧は笑顔でそれを受け取っていましたが、
私はどちらかと言うと朋也と同じ印象でしたねw
だって春原って真面目な顔して台詞口調なんですもん(苦笑)
そんなこんなで春原に諭された勇。
そして友人たちに連絡して勇のお姉さんを探してみます、という
有紀寧の言葉でなんとか勇も納得し、
後日、勇のお姉さんの場所を探すことになった。
…
翌日。学園にはなぜだか勇の姿が。


聞くと学校を休んで”男気のある宮沢和人”を見習いにきたんだとか。
春原もその勇の姿にこれまた調子に乗って学園で一緒に過ごすことに。
しかし教室にそのまま居るわけにもいかず、
朋也らはさきの資料室で時間をつぶすことに。
そんな時、騒いでいたせいか教師が資料室に入ってきて、
机の下というバレバレなところに春原は隠れたためケツを蹴られる始末w
おまけにその言い訳が「かくれんぼしていて」と言い、
自分だけ捕まるのも癪にさわるということで朋也の名を呼ぶ春原。
流石はへたれNO.1(笑)
…
そんなこんなで朋也と春原は説教を食らい放課後に。
その折、有紀寧は友人一同に連絡をとり勇の姉の居場所が判明。
皆で勇の姉に会いに行くことに。

そこはとある地下のクラブハウス。
有紀寧が訪ねに行くとすぐさま集まる友人たち。
そんな中に勇の姉も居た。

姉を心配する勇。その勇の心配を喜ぶ姉(21歳)
そんな姿を有紀寧の友人たちは快く迎え、
和気藹々な姿に見えた。
そんな有紀寧たちを傍観していた朋也たち。
改めて有紀寧が人気なのだと痛感していた。
そんな折、いつぞやに資料室に訪ねてきた男も登場。

以前に会った時に挨拶ができなくてすまなかったといい、
有紀寧の友人と認めているらしく温和な表情だった。
しかし、朋也後ろに隠れる春原を見つけ、
以前有紀寧に言い寄っていた男だと分かり吊るし上げw
おまけにそんな姿を勇に「和人さんどうしたの?」と言われ、
春原は案の定不良たちに囲まれる始末(苦笑


そうしてわだかまりもなくなり、
朋也たちはそのクラブハウスで楽しんでいくことに。




朋也はお姉さんたちに言い寄られてまんざらでもなかったり、
そんな朋也の姿を見て落ち込む渚をあわてて弁解したり、
渚と有紀寧のデュエットに一同歓声をあげたり、
そんな二人のデュエットに春原は乱入してお兄さんたちに言い寄られたりw
そんな最中、気になる有紀寧の兄の姿がないというので、
朋也らは聞いてみると、どうやら有紀寧の兄である和人は入院しているという。


須藤「仲間を助けて交通事故に遭っちまったんだ」
またそんな仲間思いの和人のおかげで、
須藤たちは道を外さずにすんでいるんだと話す。
だからこそそんな和人の下に人は集まるのだと。
また和人の人物像を聞いた朋也はどんな姿をしているのか気になり、
写真とかはないのかと聞くと、有紀寧は「自分に似ていると言われる」と話す。
有紀寧に似て人の心配をし世話をする、そんな姿に。
……
…
そんな楽しい時間もすぎた帰り道。
勇を姉のところに戻した朋也らは一緒に帰っていた…のだが、
そんな時、


男「宮沢和人だなっ。漸く面を拝めた。今日こそ決着をつけてやるっ」
いつから居たのか朋也らを付けてきた男たち。
それは春原を宮沢和人と勘違いをし、
あまつさえ襲撃を仕掛けてきた。
突然の男たちに困惑するものの、
朋也はすぐさま渚と有紀寧を連れ逃げ出すことに。
追ってくる男たち。朋也らはトンネルの先に逃げ込んだところ…


ドドドドドドドッ!!!!!
追っていた男たちは閃光と共に吹っ飛びトンネルの外に。
崩れ落ちる男たちはその実力に恐れをなし気絶。
そんな男たちを始末したのが…

智代「いきなり殴りかかってきた上に失礼なやつらだ」
そこに居たのはなんと智代の姿。
聞くと不良たちが最近うろついているというので見回りをしているのだという。


智代「お前たちもなんでこんな連中と関わってるんだ」
渚「話せば長くなるんですけど…」
不良を一撃で気絶させる智代。
不良たちの目標となっている有紀寧の兄、和人。
そしてその妹である有紀寧。
町に住む不良たちの一つの話。
それは伝説と恐れられていた智代、
不良を統括しており今は居ない和人、
そんな和人を心配する有紀寧。
そんな一つの物語が今ここで明かされることになる......
......つづく
■有紀寧ルート1話目感想
んー、まず言えることは原作と違い
かなりアニメオリジナルな話になっていること。
まず一番重要な立ち位置に居る有紀寧の兄、和人の話。
彼は今仲間を助けるために交通事故にあい入院しているということですが、
今話ではそこまで多く語られていません。
原作だと本当は故人となっているのですが、
アニメだと今話では死んでいるという描写が全く描かれていません。
またそんな和人が運営していたクラブハウス。
あれも原作にはまったくなく、完全オリジナルな世界になっています。

アニメだと姉を探しにきた勇という人物を表に出すため、
クラブハウスまで探しにいくという描写をつけたかったのでしょうが、
なんだか無理やりねじ込んだという印象が強いためか、
原作と違うのでちょっぴり違和感を感じました(汗
また細かな点も。
有紀寧の兄がどんな人物なのかと朋也が訪ねると、
有紀寧は「自分に似ている」と言った点。
原作だと朋也と親密になって初めて明かされることなのですが、
原作ですと和人はどことなく雰囲気が朋也に似ているんだとか。
アニメで今後和人の姿が描かれるのか分かりませんが、
もしかしたらアニメだと原作とは全く違う表現をするのかもしれませんね。
原作でも和人の風貌は分からないのでいくらかごまかせそうですしw
あとは原作ではあまり語られない逸話も。
最後に智代が登場しましたが、彼女の過去の不良時代と、
有紀寧や和人の話は多少リンクしております。
(※詳しくはドラマCDなどの『光見守る坂道で』を参照)
あまり多くは語れないので書きませんが、
原作にはない展開になると期待して次話を待ちたいと思いますw
~次回予告~
CLANNAD -AFTER STORY- 第8回 「勇気ある闘い」



朋也「お前の兄さんはこうなってること知らないのか?
病院に居ても須藤たちを説得するぐらいできるだろう」
有紀寧をなぜか説得する朋也。
暗く落ち込む様を魅せる有紀寧。
負傷し興奮している須藤たち。
次話で有紀寧ルート2話目。
ただ物語は今話と比べてかなり不良最前線な話っぽく、
肝となるのはやはり有紀寧の兄である和人みたい。
ただ予告だとそんな和人の存在にだんまりな有紀寧が気になります。
もしかしたら和人が入院しているというのが嘘なのでは?とも思ってしまう(汗
また泣いている有紀寧というのも気になるところ。
不良同士の扮装に巻き込まれるっぽいですが果たして?
それでは今話のレビューはこんなところで。
ではまた次回のアフターレビューに。
PS:勇のお姉さんがかなり色っぽすぎるっていう(苦笑



―――冬が訪れようとしていた。
幻想世界での冬。光の瞬きにも変化が訪れ、
少女は寒さを忍ぶように眠ることが多くなる。
雲が覆う遠い地の空。すぐにも白い雪の降る時が近づいていた。
そして思う。この家を出る時間も刻々と迫っていることを…。
少女「あそこに行きたいの?この家を出たらもう戻れなくなるよ?」
それでも首を縦に振る。あそこにはここにはないモノ、
楽しさ、そして暖かさがあると…。
―――冬はもうそこまで訪れようとしていた。
少女とボクは遠い空を見て思う。
そこにある暖かな場所に行くということ。
そして、そこに行く時はもう間もなく訪れようとしていることを……
▼続きより詳細レビュー
CLANNAD -AFTER STORY- 第7回 「彼女の居場所」
アフターストーリー7回目。
ついにやってきた有紀寧ルートの前編と、
あと久々の春原のアホッ子の回(笑)
今話は前話での美佐枝さんルートと同じく、
おそらく2話構成での有紀寧ルート1話目。
ただ美佐枝ルート1話目と同じく前編の回にもなるので、
いまいち盛り上がりにかけるというか印象が薄いかな。
とりあえず言えることは春原はやっぱりアホな子ということでw
資料室にやってきた朋也、渚、そして春原。
そしてそんな3人に三角巾の白衣でご奉仕する有紀寧(苦笑


そんな姿にドサクサに紛れて告白する春原(笑)
もうなんていうか流石は春原という感じで突飛でしたが、
春原「漸く気付いたんだ、この気持ちは本物だって」
有紀寧「ありがとうございます。でも春原さんにはもっと素敵な方が現れると思います」

「一瞬で振られたぁーー!しかも渚ちゃんの時と同じパターン!!」
流石は有紀寧。かわし方を心得てらっしゃる(苦笑
そして速攻撃沈の春原。彼はやはりこうでなくてはねw
そんな時、


有紀寧の言う”友人”が尋ねてきたのですが、
彼(名は須藤)の体は傷だらけで心身共に疲れきっている様子。
聞くと「自分のせいで仲間が傷ついた。だから旅に出る」と。
そんな彼を真摯に介抱する有紀寧。
その姿を遠目で見ていた朋也らも少々困惑気味な様子。
春原「…ここ学校の資料室だよね?」
朋也「…あぁ、たぶんな」
旅に出ると言った言葉をそのまま受け取らず、
旅に出たら皆が寂しがります、と止めに入る有紀寧。
そんな彼に有紀寧はおまじないを教えることに。
それは…、

有紀寧「こうして、『いつもとなりでみてます』を3回唱えてください」
ちょwwww 有紀寧なにさせてんのっwwwwwww
心の中でそんな私の突っ込みはとりあえず置いといて、
彼はそのおまじないのせいで「勇気が湧いてきた」とかいないとか(笑)
そうして落ち着いた頃、
今の状況を以前より疑問に思っていた朋也は、
有紀寧と彼らの関係について聞くことに。


須藤「有紀寧は”俺たちのグループ”の姉貴みたいなものだ」
喧嘩のあとにさっきのように介抱してくれる存在。
そんな世話をしてくれるのが有紀寧なのだと。
有紀寧との関係を聞き驚く朋也たち。
そんな事実にも驚いた最中、
「やっぱりここに居たかっ」


突如同じように窓から侵入する強面の男。
それは有紀寧に会いに来た須藤を追ってここまで来たのだという。
今すぐにでも争いを始めるかのような状況の中、
有紀寧をそれを止めようとするも、
あとから入ってきた男も、須藤もそれには聞く耳を持たず、
外に出て決着を付けると言い出て行ってしまった…。
……
…
有紀寧「私の兄は須藤さんたちのグループのリーダーなんです」

騒ぎも収まったその帰り道、
自分の兄、宮沢和人のことを朋也らに話す有紀寧。
有紀寧の兄は先ほど助力を求めてきた須藤のグループのリーダーであり、
あとから入ってきた男のグループと対立関係にあるのだと。
この町にはその二つのグループが小競り合いを繰り返しているが、
有紀寧の兄がリーダーになってからはその繰り返しだったと。
渚「宮沢さんのお兄さんはそんなに凄い方なんですか?」
有紀寧「喧嘩では負けたことがないそうです。
闇討ちされないように顔や居場所は知られないようにしていますけど…」
有紀寧の兄である和人はその才覚ゆえ、
顔や居場所は隠しているのだという。
春原はそんな有紀寧の兄を「姿なき黒幕」と称して褒めちぎっていた…
そんな最中、
???「うごくなっ!宮沢有紀寧だな?おねえちゃんを返せっ」

突如後ろから有紀寧を羽交い絞めにする人物。
朋也らは先ほどの男の仲間かと思い警戒する…のだが、


その姿は少年そのもの。
朋也らはその姿にあきれるものの、
有紀寧はやんわりを受け答えして、その少年の話を聞くことに。
有紀寧「貴方のお姉さんと私は知り合いなんですか?」
少年「とぼけるなっ。お前がこっち側のボスだってことは分かってるんだ」
春原「ちびッ子のくせに凄むんじゃねーの」
そんな姿に春原は面白がり茶々を入れる春原。
その春原に少年は”金髪”ということで、
春原が有紀寧の兄である和人だと”勘違い”してしまう。
少年「お、お前が和人だなっ。和人は頭が金髪だって噂だっ」


春原「ふふーん。そうだよ。僕が宮沢和人だよ」
そんな少年の勘違いに調子に乗って自らを和人だと名乗る春原。
朋也曰く「たんに威張りたいだけ。弱い相手にはとことん強気になる」とのこと。
流石はヘタレ不良な春原の考えそうなことです(笑)
そんな春原の和人名乗りに困惑しながらも、
なんとか対処しようと「落ち着ける場所」に移ろうと提案する有紀寧。
そして、その落ち着ける場所というのが…

春原「うちに来ることないと思うんだけど…」
朋也「大物は細かいこと気にすんなよっ」
よりにもよって春原の寮にくる面々。
まぁたしかに一番安全かつ迷惑がかからないのはここだと思いますが(笑)
そうして漸く名前を聞く有紀寧。
少年の名前は”勇”とかいて”ゆう”といった。
話を聞くと勇の姉は家出をして有紀寧の兄が率いるグループに入ったのだという。
グループを統括するのは宮沢兄妹だという話は聞いたものの、
その兄である和人は顔も分からないということで、
名前も通っている学校も判明している有紀寧のところにきたのだと。
姉の年齢は21歳。電話があり家を出て一人暮らしをすると言っていたらしい。
朋也らはその話を聞き心配することないと諭すも、
付き合っている連中が不良だというので言葉も聞かない勇。
そんな時、春原が突如として真面目な顔をして勇を諭し始めた…。
春原「勇。お前は花の胞子なんだよ。これから風に吹かれて旅をして、
新しい場所で、新しい出会いのために…」

春原「いつまでも姉ちゃんに甘えてちゃ駄目なんだ。
離れていても結ばれている…。それが家族ってもんなのさっ」
その春原の渾身の言葉に目を輝かせて感心する勇。
…そしてそんな姿を驚きと訝しげに見つめる朋也(笑)
朋也「春原がまともに説教なしている…」
渚「きっと芽衣ちゃんのことがあって春原さんも色々考えたんですよ」
まさに渾身の春原節(笑)
渚や有紀寧は笑顔でそれを受け取っていましたが、
私はどちらかと言うと朋也と同じ印象でしたねw
だって春原って真面目な顔して台詞口調なんですもん(苦笑)
そんなこんなで春原に諭された勇。
そして友人たちに連絡して勇のお姉さんを探してみます、という
有紀寧の言葉でなんとか勇も納得し、
後日、勇のお姉さんの場所を探すことになった。
…
翌日。学園にはなぜだか勇の姿が。


聞くと学校を休んで”男気のある宮沢和人”を見習いにきたんだとか。
春原もその勇の姿にこれまた調子に乗って学園で一緒に過ごすことに。
しかし教室にそのまま居るわけにもいかず、
朋也らはさきの資料室で時間をつぶすことに。
そんな時、騒いでいたせいか教師が資料室に入ってきて、
机の下というバレバレなところに春原は隠れたためケツを蹴られる始末w
おまけにその言い訳が「かくれんぼしていて」と言い、
自分だけ捕まるのも癪にさわるということで朋也の名を呼ぶ春原。
流石はへたれNO.1(笑)
…
そんなこんなで朋也と春原は説教を食らい放課後に。
その折、有紀寧は友人一同に連絡をとり勇の姉の居場所が判明。
皆で勇の姉に会いに行くことに。

そこはとある地下のクラブハウス。
有紀寧が訪ねに行くとすぐさま集まる友人たち。
そんな中に勇の姉も居た。

姉を心配する勇。その勇の心配を喜ぶ姉(21歳)
そんな姿を有紀寧の友人たちは快く迎え、
和気藹々な姿に見えた。
そんな有紀寧たちを傍観していた朋也たち。
改めて有紀寧が人気なのだと痛感していた。
そんな折、いつぞやに資料室に訪ねてきた男も登場。

以前に会った時に挨拶ができなくてすまなかったといい、
有紀寧の友人と認めているらしく温和な表情だった。
しかし、朋也後ろに隠れる春原を見つけ、
以前有紀寧に言い寄っていた男だと分かり吊るし上げw
おまけにそんな姿を勇に「和人さんどうしたの?」と言われ、
春原は案の定不良たちに囲まれる始末(苦笑


そうしてわだかまりもなくなり、
朋也たちはそのクラブハウスで楽しんでいくことに。




朋也はお姉さんたちに言い寄られてまんざらでもなかったり、
そんな朋也の姿を見て落ち込む渚をあわてて弁解したり、
渚と有紀寧のデュエットに一同歓声をあげたり、
そんな二人のデュエットに春原は乱入してお兄さんたちに言い寄られたりw
そんな最中、気になる有紀寧の兄の姿がないというので、
朋也らは聞いてみると、どうやら有紀寧の兄である和人は入院しているという。


須藤「仲間を助けて交通事故に遭っちまったんだ」
またそんな仲間思いの和人のおかげで、
須藤たちは道を外さずにすんでいるんだと話す。
だからこそそんな和人の下に人は集まるのだと。
また和人の人物像を聞いた朋也はどんな姿をしているのか気になり、
写真とかはないのかと聞くと、有紀寧は「自分に似ていると言われる」と話す。
有紀寧に似て人の心配をし世話をする、そんな姿に。
……
…
そんな楽しい時間もすぎた帰り道。
勇を姉のところに戻した朋也らは一緒に帰っていた…のだが、
そんな時、


男「宮沢和人だなっ。漸く面を拝めた。今日こそ決着をつけてやるっ」
いつから居たのか朋也らを付けてきた男たち。
それは春原を宮沢和人と勘違いをし、
あまつさえ襲撃を仕掛けてきた。
突然の男たちに困惑するものの、
朋也はすぐさま渚と有紀寧を連れ逃げ出すことに。
追ってくる男たち。朋也らはトンネルの先に逃げ込んだところ…


ドドドドドドドッ!!!!!
追っていた男たちは閃光と共に吹っ飛びトンネルの外に。
崩れ落ちる男たちはその実力に恐れをなし気絶。
そんな男たちを始末したのが…

智代「いきなり殴りかかってきた上に失礼なやつらだ」
そこに居たのはなんと智代の姿。
聞くと不良たちが最近うろついているというので見回りをしているのだという。


智代「お前たちもなんでこんな連中と関わってるんだ」
渚「話せば長くなるんですけど…」
不良を一撃で気絶させる智代。
不良たちの目標となっている有紀寧の兄、和人。
そしてその妹である有紀寧。
町に住む不良たちの一つの話。
それは伝説と恐れられていた智代、
不良を統括しており今は居ない和人、
そんな和人を心配する有紀寧。
そんな一つの物語が今ここで明かされることになる......
......つづく
■有紀寧ルート1話目感想
んー、まず言えることは原作と違い
かなりアニメオリジナルな話になっていること。
まず一番重要な立ち位置に居る有紀寧の兄、和人の話。
彼は今仲間を助けるために交通事故にあい入院しているということですが、
今話ではそこまで多く語られていません。
原作だと本当は故人となっているのですが、
アニメだと今話では死んでいるという描写が全く描かれていません。
またそんな和人が運営していたクラブハウス。
あれも原作にはまったくなく、完全オリジナルな世界になっています。

アニメだと姉を探しにきた勇という人物を表に出すため、
クラブハウスまで探しにいくという描写をつけたかったのでしょうが、
なんだか無理やりねじ込んだという印象が強いためか、
原作と違うのでちょっぴり違和感を感じました(汗
また細かな点も。
有紀寧の兄がどんな人物なのかと朋也が訪ねると、
有紀寧は「自分に似ている」と言った点。
原作だと朋也と親密になって初めて明かされることなのですが、
原作ですと和人はどことなく雰囲気が朋也に似ているんだとか。
アニメで今後和人の姿が描かれるのか分かりませんが、
もしかしたらアニメだと原作とは全く違う表現をするのかもしれませんね。
原作でも和人の風貌は分からないのでいくらかごまかせそうですしw
あとは原作ではあまり語られない逸話も。
最後に智代が登場しましたが、彼女の過去の不良時代と、
有紀寧や和人の話は多少リンクしております。
(※詳しくはドラマCDなどの『光見守る坂道で』を参照)
あまり多くは語れないので書きませんが、
原作にはない展開になると期待して次話を待ちたいと思いますw
~次回予告~
CLANNAD -AFTER STORY- 第8回 「勇気ある闘い」



朋也「お前の兄さんはこうなってること知らないのか?
病院に居ても須藤たちを説得するぐらいできるだろう」
有紀寧をなぜか説得する朋也。
暗く落ち込む様を魅せる有紀寧。
負傷し興奮している須藤たち。
次話で有紀寧ルート2話目。
ただ物語は今話と比べてかなり不良最前線な話っぽく、
肝となるのはやはり有紀寧の兄である和人みたい。
ただ予告だとそんな和人の存在にだんまりな有紀寧が気になります。
もしかしたら和人が入院しているというのが嘘なのでは?とも思ってしまう(汗
また泣いている有紀寧というのも気になるところ。
不良同士の扮装に巻き込まれるっぽいですが果たして?
それでは今話のレビューはこんなところで。
ではまた次回のアフターレビューに。
PS:勇のお姉さんがかなり色っぽすぎるっていう(苦笑
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