(アニメレビュー) CLANNAD -AFTER STORY- 第5回
CLANNAD -AFTER STORY- 第5回 「君のいた季節」



~あらすじ~
「涙が流せたらいいのにね……。こんな世界にも冬がくるんだ……」
「この空はどこか別の世界に繋がっているんだろうか……。
もしかするとそこが、昔ボクがいた賑やかで暖かい世界なんだろうか…」
二人で使う遊び道具。二人でしか使えない遊び道具。
乱舞する光。別の世界の影。
寒い世界。生命の存在しない世界。
いつか居た世界。賑やかで暖かい世界。
少女とボク。光溢れる世界で思い返すは暖かい世界。
遠く遠く、光溢れる空を見ながら......
……
…
学園の寮母をやっている相良美佐枝。
彼女には連日とはいかずとも相談に来る生徒が絶えず訪れていた。
そんなある日。朋也と渚が美佐枝の居る寮にやってきたところ、
たまたまそこに丁度訪れた智代の「伝説の女子生徒会長」の話を聞く。
それは今の寮母である美佐枝の過去の姿。
女性で初の生徒会長を務め、また無遅刻無欠席ウィークを成し遂げ、
現在生徒会長を務める智代も知る「伝説の生徒会長」であった。
そんな美佐枝は生徒たちの相談を受ける傍ら、
自分自身に課している「見守る存在」だと自ら語る。
それは美佐枝がかつて出会った。
かつて思いを寄せた一人の少年の話だった…。
▼続きより詳細レビュー
CLANNAD -AFTER STORY- 第5回 「君のいた季節」
アフターストーリー5回目。
相良美佐枝=千鳥かなめの回(笑)


のっけから春原をジャイアントスイングやらブレーンバスターで沈める美佐枝さん(笑)
まさにその姿はフルメタル・パニック!のヒロイン千鳥かなめを思い出させますねw
中の人も同じ「雪野五月 - Wikipedia」さん。
またキャラクターも似ていて器量が荒い事。プロレス技を仕掛けるなどなど、
アニメフルメタを見ていて知っている人ならばまさに瓜二つと思ったことでしょうねw
知らない方は是非同作品のフルメタふもっふで美佐枝さん(中の人)のファンになろう!(ぉ
と、そんな春原相手に過激なプロレス技を披露する美佐枝さんですが、
今話はそんな過激だけど悲しい過去を持つ美佐枝さんの回。
朋也らと談笑する中で、美佐枝さん自身の話になると、
昔のことを思い出すのかその姿は悲しみに暮れた表情をしていました。

↑は朋也に「叱ってくれて心配もしてくれる人。あと石鹸のにおいがする」
という話を聞いたあとの美佐枝。
また朋也と渚が恋人らしいことをしていないのをおせっかいするなど、
自分ができなかったこと。そして後悔しないようにお世話をすること。
そんなことをするのが自分の役目だとも語る美佐枝。

「今はこうして(朋也たちのような)若い子の面倒を見るのが役目なの」
まるでそれは思いを伝え合った二人を応援するように、
でもそれは今の自分にはできない行為だと言うように…。
でもそんな美佐枝は過去の自分は語らない。
あえて語らないのか語りたくないのかほのめかす言葉のみでした。
その美佐枝のかつての悲しき過去。
それは智代が語った美佐枝が学生時代の生徒会長などをしていた時代だった…。
……
…

思いを寄せる人を校門で待ち、一緒に帰ろうとする健気な学生美佐枝さん。
原作で言うなればまさに「清楚な美少女」(笑)
でもそんな美佐枝の前に現れる一人の少年。
それが…


「僕、志麻賀津紀(しまかつき)。見覚えあるでしょ。」
突如現れた志摩少年。
当然の如く彼が何者なのかという疑問がありますがここでは多く語りません。
むしろ語ってしまったら美佐枝ルートが台無しになってしまうのでw
そんな志摩少年がやってきた理由。
それは美佐枝に恩返しがしたいということ。
そしてそのために願い事をひとつだけ叶えてあげることだった。

なぜ美佐枝に恩があるのか。
それは志摩少年が病院に入院していた時に励ましてくれたこと。
美佐枝自身は大したことを言った覚えは無いと言うが、
志摩少年には言葉だけでなく声をかけてくれたこと。
それ自体にとても励まされたと語る志摩少年。
しかし当の本人である美佐枝はそんな恩を売った覚えもなく、
また願い事を叶えてくれるという話を全く信じず、
思い人である五十嵐という生徒に勘違い(志摩が恋人)されるなど、
志摩少年に対してそれほど良い感情を持ってはいなかった。
そんなある日。
美佐枝を校門で待つ志摩少年は、美佐枝の思い人である五十嵐に
頼みごとをされてしまう。
それは…


五十嵐「相良の気持ちは知ってる。だけど俺は彼女が居る。
だからそれとなく傷つかないように伝えてくれないか」
美佐枝の思い人の五十嵐にはすでに彼女が居た。
しかもそれを本人が言うのではなく志摩少年が代わりにそれを伝えることになってしまう。
そのことで美佐枝にどう説明しようか落ち込んでいるとき、
美佐枝は志摩少年が恋の悩みで落ち込んでいると誤認してしまう。
(正確には誤認というより勘違いだが)
志摩「その人には好きな男の子が居て。でもその男の子にはもう彼女が居て。
それを伝えてくれって頼まれたんだ…」
しかし志摩のその言葉を聞いた美佐枝はネガティブではなく、
ポジティブに考える人間で志摩とは正反対の考えを持っていて、
逆に志摩にはチャンスだと笑顔で応援する美佐枝。

美佐枝「その子が失恋のショックで落ち込んでいる時慰めてあげれば
その子が志摩くんのことを好きになるかもしれないじゃない」
ただ落ち込むのではなく前向きに考えよう、そんな風に応援する美佐枝。
しかし、志摩少年はそんな笑顔で語る美佐枝の言葉に声を荒げ否定する。

志摩「相良さんは僕の立場だったらそう思えるの?その人のこと好きなのにっ!
その人が悲しい目にあうのにチャンスだなんて……」
自分の好きな人が悲しい目にあう。
しかもその悲しい目にあわせるのが自分自身であること。
そんな事実に志摩少年は涙を流しながら美佐枝に語りだす。
そして、その志摩少年の好きな人というのが、
志摩少年を励まし、志摩少年が涙ながらに語る自分自身だと悟る美佐枝…。


志摩少年が涙を流して語るその後方には、
志摩少年に伝言を頼み、また美佐枝の思い人である五十嵐の姿。
そしてその傍らには女子生徒。
その二人の姿を見て漸く美佐枝は気付いた。
志摩の思い人、そしてその思い人が好きな五十嵐に彼女が居るということを…。


美佐枝「あたし…ばかだ」
傍らで泣く志摩少年。遠方には五十嵐の姿。傍らの女子生徒。
志摩少年が頼まれた言伝。思い人には彼女が居る。
そんなことを漸く気付いた美佐枝。
美佐枝「…なんでアンタが泣くのよ」
志摩「わからないっ」
ショックを受ける自分ではなく傍らで泣く志摩少年を見て、
美佐枝は志摩の気持ちを悟ってか、
もしくは五十嵐にはすでに彼女が居たことに対してか、
その場に居ることに耐え切れず走り去ってしまう…。

そうして美佐枝が走り去ってしまったあとには、
静かに泣く志摩少年の姿だけであった......
......次回につづく
ということで美佐枝ルート突入一回目。美佐枝振られエンドで終了。
今回の目玉は美佐枝と志摩少年の出会いなので、
特別これといった見せ場というか内容が薄い印象でした。
まぁこの辺りは1期などと同様で「起承転結」の『結』の前、
物語の序曲となる場面では致し方ないかなと。
見せ場はやはり次話でのルートエンド。
現代の美佐枝が語りたくない過去の話の結末。
美佐枝と志摩少年がどういった形となっていくのかお楽しみにということでw
ここでちょっとした余談。というよりちょっとしたネタバレ?(笑)
今話での美佐枝の過去話になるのは、
朋也が美佐枝の部屋で眠くなってそれからこの話が始まりました。


もう眠る一歩に浸っている朋也を見つめてるは猫の名無し。
(名前はない。美佐枝曰くいつの間にか住み着いた猫)
そんな猫と朋也の視線が交差するとき、
どこからか声が聞こえてきた……。
「いいかい、よく聞くんだよ」
「このお守りには光が入っている」
「ひとつだけ願いことを叶えることできる光なんだ」


「おまえは今からこれを持って、あの人の元へいく」
「そして、彼女の願いごとを叶える」
「わかったかい?」
幻想するとある少年の姿と声。
それは光の入っているというお守りと、
そのお守りで一人の女の子の願いを叶えるという話。
原作だと美佐枝さんに好意を寄せる朋也が美佐枝が語らない過去話を聞きたく、
美佐枝の部屋を相談所に仕立て上げ布団の中に隠れながら
(原作だと相談員は智代、渚、椋。またはモブ女子生徒)
美佐枝の過去の話を聞く…という話があって、
その甲斐あってか漸くほんの少し語った美佐枝。
でも語りたくなかった美佐枝はそこで泣いてしまうわけです。
少女のようにシクシクと。
その美佐枝さんを猫を抱きしめたまま傍で静かに寄り添う朋也。
そんな朋也が夢に見た、というのがアニメでも語られた美佐枝の過去。
最後辺りの夢に見るというのは原作準拠なのですが、
それ以前の美佐枝相談所(笑)がまともに機能したのは智代ぐらい。
といっても智代の話もどちらかというと美佐枝中心の話で、
むしろ過去に生徒会長をしていた~などの説明ちっくな状況だったわけでw
そのせいか相談所という話は殆どアニメではなく、
美佐枝相談所→何人の生徒が相談しにくる
→美佐枝、語りたくなかった過去を話す→静かに泣く
という一連の流れが無かったのがちょっぴり残念。
まぁ原作だと朋也は美佐枝相手に恋に芽生えてしまうのが前提なので、
アニメではそれができない(朋也の相手は渚なので)、
または今話での美佐枝ルート突入1話目では泣く状況を作れなかった。
そんな理由のせいもあって今話じゃできなかったんでしょうけど。
ですが演出というか物語の流れは違和感無しだったので◎
ただ初対面(志摩)相手にプロレス技はどうかと思ったけど(苦笑)


これが自称清楚な美少女です(笑)
まぁ京アニのせいで
「フルメタルパニック!」の千鳥かなめ = 「CLANNAD」の相良美佐枝
に仕立てあげられたんでしょうけど、ね(苦笑)
ある意味中の人もやりやすかったことでしょうw
雪野五月さんお疲れ様でしたw
~次回予告~
CLANNAD -AFTER STORY- 第6回 「ずっとあなたのそばに」

「それは僕にとって一番大切な人の名前だった…。
僕たちは長い長い時間一緒に過ごして、そして、
その人は僕に”最後の願い”を託した…。
僕はその願いを叶えるために、やってきたんだ…」
次回は志摩少年が存在意義に気付く話。
ずっと一緒に居た大切な人。そしてその人の願いを叶えるということ。
「ずっとあなたのそばに」
サブタイと哀愁漂う彼の姿にもう心は洪水な私ですが、
次回はきっと洪水どころじゃなくなりそうな予感w
久々に泣けるCLANNADの回なのでティッシュかタオルは忘れずに(苦笑
それでは今話のレビューはこんなところで。
ではまた次回のアフターレビューに。



~あらすじ~
「涙が流せたらいいのにね……。こんな世界にも冬がくるんだ……」
「この空はどこか別の世界に繋がっているんだろうか……。
もしかするとそこが、昔ボクがいた賑やかで暖かい世界なんだろうか…」
二人で使う遊び道具。二人でしか使えない遊び道具。
乱舞する光。別の世界の影。
寒い世界。生命の存在しない世界。
いつか居た世界。賑やかで暖かい世界。
少女とボク。光溢れる世界で思い返すは暖かい世界。
遠く遠く、光溢れる空を見ながら......
……
…
学園の寮母をやっている相良美佐枝。
彼女には連日とはいかずとも相談に来る生徒が絶えず訪れていた。
そんなある日。朋也と渚が美佐枝の居る寮にやってきたところ、
たまたまそこに丁度訪れた智代の「伝説の女子生徒会長」の話を聞く。
それは今の寮母である美佐枝の過去の姿。
女性で初の生徒会長を務め、また無遅刻無欠席ウィークを成し遂げ、
現在生徒会長を務める智代も知る「伝説の生徒会長」であった。
そんな美佐枝は生徒たちの相談を受ける傍ら、
自分自身に課している「見守る存在」だと自ら語る。
それは美佐枝がかつて出会った。
かつて思いを寄せた一人の少年の話だった…。
▼続きより詳細レビュー
CLANNAD -AFTER STORY- 第5回 「君のいた季節」
アフターストーリー5回目。
相良美佐枝=千鳥かなめの回(笑)


のっけから春原をジャイアントスイングやらブレーンバスターで沈める美佐枝さん(笑)
まさにその姿はフルメタル・パニック!のヒロイン千鳥かなめを思い出させますねw
中の人も同じ「雪野五月 - Wikipedia」さん。
またキャラクターも似ていて器量が荒い事。プロレス技を仕掛けるなどなど、
アニメフルメタを見ていて知っている人ならばまさに瓜二つと思ったことでしょうねw
知らない方は是非同作品のフルメタふもっふで美佐枝さん(中の人)のファンになろう!(ぉ
と、そんな春原相手に過激なプロレス技を披露する美佐枝さんですが、
今話はそんな過激だけど悲しい過去を持つ美佐枝さんの回。
朋也らと談笑する中で、美佐枝さん自身の話になると、
昔のことを思い出すのかその姿は悲しみに暮れた表情をしていました。

↑は朋也に「叱ってくれて心配もしてくれる人。あと石鹸のにおいがする」
という話を聞いたあとの美佐枝。
また朋也と渚が恋人らしいことをしていないのをおせっかいするなど、
自分ができなかったこと。そして後悔しないようにお世話をすること。
そんなことをするのが自分の役目だとも語る美佐枝。

「今はこうして(朋也たちのような)若い子の面倒を見るのが役目なの」
まるでそれは思いを伝え合った二人を応援するように、
でもそれは今の自分にはできない行為だと言うように…。
でもそんな美佐枝は過去の自分は語らない。
あえて語らないのか語りたくないのかほのめかす言葉のみでした。
その美佐枝のかつての悲しき過去。
それは智代が語った美佐枝が学生時代の生徒会長などをしていた時代だった…。
……
…

思いを寄せる人を校門で待ち、一緒に帰ろうとする健気な学生美佐枝さん。
原作で言うなればまさに「清楚な美少女」(笑)
でもそんな美佐枝の前に現れる一人の少年。
それが…


「僕、志麻賀津紀(しまかつき)。見覚えあるでしょ。」
突如現れた志摩少年。
当然の如く彼が何者なのかという疑問がありますがここでは多く語りません。
むしろ語ってしまったら美佐枝ルートが台無しになってしまうのでw
そんな志摩少年がやってきた理由。
それは美佐枝に恩返しがしたいということ。
そしてそのために願い事をひとつだけ叶えてあげることだった。

なぜ美佐枝に恩があるのか。
それは志摩少年が病院に入院していた時に励ましてくれたこと。
美佐枝自身は大したことを言った覚えは無いと言うが、
志摩少年には言葉だけでなく声をかけてくれたこと。
それ自体にとても励まされたと語る志摩少年。
しかし当の本人である美佐枝はそんな恩を売った覚えもなく、
また願い事を叶えてくれるという話を全く信じず、
思い人である五十嵐という生徒に勘違い(志摩が恋人)されるなど、
志摩少年に対してそれほど良い感情を持ってはいなかった。
そんなある日。
美佐枝を校門で待つ志摩少年は、美佐枝の思い人である五十嵐に
頼みごとをされてしまう。
それは…


五十嵐「相良の気持ちは知ってる。だけど俺は彼女が居る。
だからそれとなく傷つかないように伝えてくれないか」
美佐枝の思い人の五十嵐にはすでに彼女が居た。
しかもそれを本人が言うのではなく志摩少年が代わりにそれを伝えることになってしまう。
そのことで美佐枝にどう説明しようか落ち込んでいるとき、
美佐枝は志摩少年が恋の悩みで落ち込んでいると誤認してしまう。
(正確には誤認というより勘違いだが)
志摩「その人には好きな男の子が居て。でもその男の子にはもう彼女が居て。
それを伝えてくれって頼まれたんだ…」
しかし志摩のその言葉を聞いた美佐枝はネガティブではなく、
ポジティブに考える人間で志摩とは正反対の考えを持っていて、
逆に志摩にはチャンスだと笑顔で応援する美佐枝。

美佐枝「その子が失恋のショックで落ち込んでいる時慰めてあげれば
その子が志摩くんのことを好きになるかもしれないじゃない」
ただ落ち込むのではなく前向きに考えよう、そんな風に応援する美佐枝。
しかし、志摩少年はそんな笑顔で語る美佐枝の言葉に声を荒げ否定する。

志摩「相良さんは僕の立場だったらそう思えるの?その人のこと好きなのにっ!
その人が悲しい目にあうのにチャンスだなんて……」
自分の好きな人が悲しい目にあう。
しかもその悲しい目にあわせるのが自分自身であること。
そんな事実に志摩少年は涙を流しながら美佐枝に語りだす。
そして、その志摩少年の好きな人というのが、
志摩少年を励まし、志摩少年が涙ながらに語る自分自身だと悟る美佐枝…。


志摩少年が涙を流して語るその後方には、
志摩少年に伝言を頼み、また美佐枝の思い人である五十嵐の姿。
そしてその傍らには女子生徒。
その二人の姿を見て漸く美佐枝は気付いた。
志摩の思い人、そしてその思い人が好きな五十嵐に彼女が居るということを…。


美佐枝「あたし…ばかだ」
傍らで泣く志摩少年。遠方には五十嵐の姿。傍らの女子生徒。
志摩少年が頼まれた言伝。思い人には彼女が居る。
そんなことを漸く気付いた美佐枝。
美佐枝「…なんでアンタが泣くのよ」
志摩「わからないっ」
ショックを受ける自分ではなく傍らで泣く志摩少年を見て、
美佐枝は志摩の気持ちを悟ってか、
もしくは五十嵐にはすでに彼女が居たことに対してか、
その場に居ることに耐え切れず走り去ってしまう…。

そうして美佐枝が走り去ってしまったあとには、
静かに泣く志摩少年の姿だけであった......
......次回につづく
ということで美佐枝ルート突入一回目。美佐枝振られエンドで終了。
今回の目玉は美佐枝と志摩少年の出会いなので、
特別これといった見せ場というか内容が薄い印象でした。
まぁこの辺りは1期などと同様で「起承転結」の『結』の前、
物語の序曲となる場面では致し方ないかなと。
見せ場はやはり次話でのルートエンド。
現代の美佐枝が語りたくない過去の話の結末。
美佐枝と志摩少年がどういった形となっていくのかお楽しみにということでw
ここでちょっとした余談。というよりちょっとしたネタバレ?(笑)
今話での美佐枝の過去話になるのは、
朋也が美佐枝の部屋で眠くなってそれからこの話が始まりました。


もう眠る一歩に浸っている朋也を見つめてるは猫の名無し。
(名前はない。美佐枝曰くいつの間にか住み着いた猫)
そんな猫と朋也の視線が交差するとき、
どこからか声が聞こえてきた……。
「いいかい、よく聞くんだよ」
「このお守りには光が入っている」
「ひとつだけ願いことを叶えることできる光なんだ」


「おまえは今からこれを持って、あの人の元へいく」
「そして、彼女の願いごとを叶える」
「わかったかい?」
幻想するとある少年の姿と声。
それは光の入っているというお守りと、
そのお守りで一人の女の子の願いを叶えるという話。
原作だと美佐枝さんに好意を寄せる朋也が美佐枝が語らない過去話を聞きたく、
美佐枝の部屋を相談所に仕立て上げ布団の中に隠れながら
(原作だと相談員は智代、渚、椋。またはモブ女子生徒)
美佐枝の過去の話を聞く…という話があって、
その甲斐あってか漸くほんの少し語った美佐枝。
でも語りたくなかった美佐枝はそこで泣いてしまうわけです。
少女のようにシクシクと。
その美佐枝さんを猫を抱きしめたまま傍で静かに寄り添う朋也。
そんな朋也が夢に見た、というのがアニメでも語られた美佐枝の過去。
最後辺りの夢に見るというのは原作準拠なのですが、
それ以前の美佐枝相談所(笑)がまともに機能したのは智代ぐらい。
といっても智代の話もどちらかというと美佐枝中心の話で、
むしろ過去に生徒会長をしていた~などの説明ちっくな状況だったわけでw
そのせいか相談所という話は殆どアニメではなく、
美佐枝相談所→何人の生徒が相談しにくる
→美佐枝、語りたくなかった過去を話す→静かに泣く
という一連の流れが無かったのがちょっぴり残念。
まぁ原作だと朋也は美佐枝相手に恋に芽生えてしまうのが前提なので、
アニメではそれができない(朋也の相手は渚なので)、
または今話での美佐枝ルート突入1話目では泣く状況を作れなかった。
そんな理由のせいもあって今話じゃできなかったんでしょうけど。
ですが演出というか物語の流れは違和感無しだったので◎
ただ初対面(志摩)相手にプロレス技はどうかと思ったけど(苦笑)


これが自称清楚な美少女です(笑)
まぁ京アニのせいで
「フルメタルパニック!」の千鳥かなめ = 「CLANNAD」の相良美佐枝
に仕立てあげられたんでしょうけど、ね(苦笑)
ある意味中の人もやりやすかったことでしょうw
雪野五月さんお疲れ様でしたw
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~次回予告~
CLANNAD -AFTER STORY- 第6回 「ずっとあなたのそばに」

「それは僕にとって一番大切な人の名前だった…。
僕たちは長い長い時間一緒に過ごして、そして、
その人は僕に”最後の願い”を託した…。
僕はその願いを叶えるために、やってきたんだ…」
次回は志摩少年が存在意義に気付く話。
ずっと一緒に居た大切な人。そしてその人の願いを叶えるということ。
「ずっとあなたのそばに」
サブタイと哀愁漂う彼の姿にもう心は洪水な私ですが、
次回はきっと洪水どころじゃなくなりそうな予感w
久々に泣けるCLANNADの回なのでティッシュかタオルは忘れずに(苦笑
それでは今話のレビューはこんなところで。
ではまた次回のアフターレビューに。
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