CLANNAD第23話番外編 「夏休みの出来事」
朋也「いい天気だなぁ」
渚「はい」

渚が学園祭で夢にまで見た演劇をしてから幾分か経った夏の頃、
そして、朋也が渚へ付き合って欲しいと告白してから数日、
朋也らは補習のため夏休みにも関わらず学園へと向かっていた。
朋也「補習なんかサボって海でも行かないか?」
渚「岡崎さん毎日そんなこと言ってますぅ」
進学しない朋也は補習という勉学なぞ興味が無かったのだが、
それを綺麗に咎める渚。・・・おまけに、
朋也「随分心配してくれてるんだな」
渚「当たり前ですっ。・・・だって岡崎さんは、」

渚「私にとって特別な人ですからっ」
朋也「なっ!!」
その渚の言葉に言った本人も朋也も、頬を染め恥ずかしがっていた。
そんな渚に、今度は朋也が、


朋也「手・・・繋がないか?」
渚「で、でも誰かに見られるかもしれませんし・・・」
朋也「俺たち付き合ってるんだから手ぇぐらい繋いだっていいだろ」
渚「わ、分かりました。やってみましょう・・・」
そうして頬を染めながらフルフルと手を差し伸べる二人・・・にっ!!
「おっはよっーーー!!」

いつぞやと同じくバイクで突進してきた杏(笑
そんな杏は二人がただならぬ雰囲気だったので、
「キスとかするとかだったぁ?」と冗談交じりで挨拶したところ、
朋也「んなことするかぁバカぁ!!」
渚「そうですっ私達はただ、手を繋ごうとしt」


朋也「バカっ」
慌てて渚の口を塞ぐ朋也。
そんな二人の仕草や関係に、杏は複雑な顔を浮かべ苦笑いするのだった・・・。
OPへ...
何ですかこの純愛まっしぐらな二人は(笑
大切な人だからと言って言われて恥ずかしがったり、
手を繋ぐだけなのに緊張する二人とか、
いや、もうOP前なのにおなか一杯になりました(苦笑
今話は番外編。朋也と渚が付き合い始めて最初の夏休み。
そんな夏休みに二人に『とある人物』が尋ねてくる。
「突然ですが私、恋のキューピットになろうと思いまして」
急転する二人。「ずっと一緒にいよう」と渚に言った朋也の言葉。
そうして始まった『朋也と渚の物語』・・・。
CLANNAD23話 「夏休みの出来事」
ほろ苦い恋の始まりから“悲しき物語”の始まりをどうぞ・・・
朋也「いい天気だなぁ」
渚「はい」

渚が学園祭で夢にまで見た演劇をしてから幾分か経った夏の頃、
そして、朋也が渚へ付き合って欲しいと告白してから数日、
朋也らは補習のため夏休みにも関わらず学園へと向かっていた。
朋也「補習なんかサボって海でも行かないか?」
渚「岡崎さん毎日そんなこと言ってますぅ」
進学しない朋也は補習という勉学なぞ興味が無かったのだが、
それを綺麗に咎める渚。・・・おまけに、
朋也「随分心配してくれてるんだな」
渚「当たり前ですっ。・・・だって岡崎さんは、」

渚「私にとって特別な人ですからっ」
朋也「なっ!!」
その渚の言葉に言った本人も朋也も、頬を染め恥ずかしがっていた。
そんな渚に、今度は朋也が、


朋也「手・・・繋がないか?」
渚「で、でも誰かに見られるかもしれませんし・・・」
朋也「俺たち付き合ってるんだから手ぇぐらい繋いだっていいだろ」
渚「わ、分かりました。やってみましょう・・・」
そうして頬を染めながらフルフルと手を差し伸べる二人・・・にっ!!
「おっはよっーーー!!」

いつぞやと同じくバイクで突進してきた杏(笑
そんな杏は二人がただならぬ雰囲気だったので、
「キスとかするとかだったぁ?」と冗談交じりで挨拶したところ、
朋也「んなことするかぁバカぁ!!」
渚「そうですっ私達はただ、手を繋ごうとしt」


朋也「バカっ」
慌てて渚の口を塞ぐ朋也。
そんな二人の仕草や関係に、杏は複雑な顔を浮かべ苦笑いするのだった・・・。
OPへ...
何ですかこの純愛まっしぐらな二人は(笑
大切な人だからと言って言われて恥ずかしがったり、
手を繋ぐだけなのに緊張する二人とか、
いや、もうOP前なのにおなか一杯になりました(苦笑
今話は番外編。朋也と渚が付き合い始めて最初の夏休み。
そんな夏休みに二人に『とある人物』が尋ねてくる。
「突然ですが私、恋のキューピットになろうと思いまして」
急転する二人。「ずっと一緒にいよう」と渚に言った朋也の言葉。
そうして始まった『朋也と渚の物語』・・・。
CLANNAD23話 「夏休みの出来事」
ほろ苦い恋の始まりから“悲しき物語”の始まりをどうぞ・・・
学園祭も終わり試験も済んだ朋也たち3年生。
しかし、他の学生とは違い夏休みを満喫することなく、
受験に向けての「補習」を受けていた。

そんな中、朋也は本心では面倒と思っていても、
先の渚に注意されたように『渚のため』面倒ながらも補習を受けていた・・・。

杏「毎日毎日補習でイヤになっちゃうわね・・・」




演劇部員である渚、杏、椋、ことみらは、
部室でお弁当を囲み夏休みの補習のことについて論議していたのだが、
そこに智代も居る事に杏は不満を爆発させていた。
しかし、当の本人である智代はそんな杏の怒りをものともせず、
この場にいないもう一人の演劇部員、朋也について渚に聞くのであった。
智代「今日は岡崎はどうしたんだ?」
渚「岡崎さん春原さんのところに行くそうです」
智代「ふぅむ。・・・まだ呼び方が『岡崎さん』なんだよな」
ことみ「朋也くんのほうは、渚ちゃんのこと『渚』って呼んでるの」


付き合っているのだから名前で呼んだほうがいい、
そんな風に言うことみと智代。
その二人に追従するかのように杏は、
杏「そもそもアンタたちどこまでいってるのよ?」


渚「・・・それは・・・・・・」
杏の質問に恥ずかしがる訳でもなく言いづらそうにする渚。
その理由は・・・、
「はぁっ!?まだ手も握ってないっ!?」


春原「バッカじゃないの?」
朋也「うるさいなぁ、いざとなると緊張するもんなんだよ」
いまだにキチンと手も握ったことのない朋也と渚。
それはお互いに緊張しているのもあるが、
マトモと言える「恋愛」というものを体験していないからのようだった。
その朋也に「根性なし」と豪語する春原だったのだが、
そんな時、
美佐枝「春原、お客さんよ。スッゴイ可愛い女の子。アンタに会いたいって」




春原「マジっすかっ!!いぃ〜やっはぁ!!」
春原「お待たせしましたっ」(にこやかスマイル)
自分にお客、それも可愛い女の子というので、
意気揚々と玄関に向かった春原。そして、そこには・・・、


芽衣「お兄ちゃん♪」
春原「あ・・・・・・・・・(パタリ」
朋也「芽衣ちゃんっ!!」
現れたのは春原の妹の芽衣。夏休みを利用して遊びにきたという。
そうしてやってきた芽衣。以前と同じく掃除好きなのか、
春原の部屋をこれまた根本から綺麗にし、
「終わったらオッサン(秋生)のところに挨拶しにいこうぜ」
という朋也の言葉に喜んで返事をし、古河パンへと向かう朋也と芽衣。




前回と同じく待遇良く招待される芽衣。
そんな芽衣に早苗は礼儀正しい良い子と評価し、
秋生はそんな芽衣を当然の如く泊まらせる気マンマンであった。
そんな一夜が明け渚と同じ部屋に泊まった芽衣は、
夜通し渚と「朋也」のことについて話していたらしい。

芽衣「昨夜は遅くまでお喋りしましたので。特に岡崎さんを中心にっ」
朋也「(何を喋ったんだ・・・)」
朝早くから起き始めた一行。それは、

朋也「やることは店の手伝いか」
渚「はいっ、たまにはお父さんとお母さんに休んでもらいたいですから」
芽衣「私もお手伝いできて嬉しいですっ」
学園の補習も一段落し、漸く休みを満喫できる・・・というところだったが、
渚の秋生と早苗に休日をあげたいという心意気、
しかし朋也と一緒に出かけられない事に残念がる渚にほれ込む朋也。
そんな所に、


秋生「ま、俺様のために頑張れ」
渚から休日を貰った秋生。渚、そして朋也や芽衣が手伝うということで、
秋生は休日に何をするのか、と言えば・・・、


秋生「遊ぶぜぇっ!!!―――あばよ」
エプロンを脱ぎ捨てバット片手に走り去る秋生。
どうやらまた町の子供たちを集めての野球に行くようだった。
そんな秋生が去ったところに、


早苗「お待たせしてすみませんでしたっ」
芽衣「わぁ、早苗さんの焼いたパンですかっ!?」
早苗の焼いたパンということで意気揚々と齧りつく芽衣。
朋也と渚が心配そうに見つめる中、芽衣は・・・、


芽衣「パk、バリっギャキッバリリッ」
早苗「どうでしたか?」
芽衣「はいっ、とっても『美味しそう』でしたっ」
朋也「・・・あーいう誤魔化し方があったのか」
渚「はぃ、勉強になりましたっ」
そうして満足?に焼き上げ終わったのか、
早苗は町内会があるということで出かけていき、
店番には渚、朋也、そして芽衣が残ることとなった。・・・のだが、




漸くお客が来ても一人二人程度の店番で、
朋也は暇なことと3人が多すぎだから自分は要らないだろう、と抗議するも、
「一緒に居られて嬉しい」という渚の言葉に黙るしかなかった。
そんな二人に、

芽衣「なら岡崎さんレジ打ちやってみませんか?私外で呼び込みして来ます」
そう言ってはしゃぐように外に出て行った芽衣。
呼び込みと聞いて不審がる朋也だったのだが、
そこからが地獄絵図?の始まりだった・・・




最初は一人、二人だけだったのだが、
ついには溢れんばかりの客客客・・・。
その原因は、


朋也「お前、どんな呼び込みしてんだよっ」
芽衣「可愛い子いますよー、って」
芽衣「(これなら)面白いように客が来ますよ、いっひっひ」
芽衣の「どこかにある如何わしい店」のような客引きのおかげ?で、
店はまさに大繁盛(笑 おまけに、


秋生「すげぇ、こんなに売れたの開店当時以来じゃねえか・・・」
朋也「早苗さんのパンも全部売り切れちまったよ」
売り上げは上々どころではない、まさに売り切れ御免なほどの勢いであった。
おまけに早苗の作ったパンも全て運良く?売り切れ、
その現状に秋生は「それが一番の驚きだ」、と。
そんな秋生の言葉に早苗は、
早苗「まるで私のパンは売れないのが当たり前みたいな言い方です・・・」

秋生「早苗っ好きだっ!!!」
早苗「ありがとうございますっ私も秋生さん大好きですっ」
そんな二人の熱合いっぷりに、芽衣は、
芽衣「岡崎さんも言ってあげたらどうですか?」

芽衣「(真面目口調で)渚、好きだ・・・」


朋也「なっ!!」
渚「ふぇっ!?」
そんな芽衣の恥ずかしセリフに戸惑う朋也と渚。
二人はそんなストレートに思いを伝えるということに不慣れなため、


渚「わ、私ご飯の支度しますねっ」
朋也「お、俺、店の外掃いてくる」
芽衣「んー」
その場を一目散に離れる二人。
そんな二人を見て、芽衣は『何かを思案』している様子だった・・・。
・・・
[一言コメ]
好きだなんてもう言えない純情少年と少女でAパート終了(笑
なんというか、本当にほろ苦い恋愛パートになっちまいました。
本当にこの二人は高校生かと思うぐらい純情でなんだかムズムズしてくるし。
まさに少年少女の恋の始まり、みたいな感じがしっくりくるAパートでした。
それにしても芽衣が出てきたことで春原もエンジン全開になってきました。
可愛い女の子、というフレーズにまたもや騙される春原でしたが、
まぁ彼がこうでないとCLANNADの面白さが半減するわけでドンドンやれ(マテ
後半も春原パワー全力全開なので、
朋也×渚の恋愛話のついでに見てやってください(笑
それでは後半Bパート。
夏休みの出来事、そしてCLANNADという『物語の始まり』をどぞ。
・・・
春原「で、今日はアイツ渚ちゃんと遊んでる訳か・・・」

自分の妹、芽衣が遊びに来たというのに、
実の兄のところに全く来ないのを、兄である春原はふて腐れていた。
そんなところに、
コンコン
「こんにちわー」


尋ねてきたのは渚と遊んでいたという芽衣。
その芽衣が漸く?尋ねてきたというので春原も、
春原「たく、しょうがねーなっ相手してやるかぁ♪」
朋也「分かりやすいヤツだなぁ」
そうして扉を開ける・・・と、

芽衣「あーっ、やっぱりここに居ましたね」
朋也「え?俺に用?」
芽衣が尋ねてきたのは実の兄、ではなく朋也にだった(笑
おまけに、


芽衣「あ、お兄ちゃん、岡崎さんと二人でお話したいから外出てて」
春原「うっ」
そうして邪険に扱われ締め出される春原(兄)
そして締め出された兄が泣き喚いていても「まぁいいか」と片付ける芽衣。
そんな芽衣の朋也への用件は、
芽衣「突然ですが私、恋のキューピットになろうと思いまして」

本当に唐突に話を進める芽衣。
それは恋のキューピットになるという事だった・・・のだが、




朋也「そうかっ、やっぱりアイツ(春原)のこと心配してたんだな」
芽衣「はいっもちろんです」
朋也「でも、相手が居ないと思うぞ」
芽衣「何言ってるんですか?ここに居るでしょ?」
朋也「えぇっ!?」
朋也「(春原と芽衣ちゃんの・・・禁断の“兄妹愛”っ!!!)」
(朋也の脳内妄想)
芽衣「あのね、お兄ちゃん・・・」
春原「どうしたんだ、芽衣?」

芽衣「遠く離れてからお兄ちゃんのこと沢山考えるようになったの」
春原「へぇ、どんなこと?」
芽衣「一緒に居た時はね、考えもしないようなこと・・・」
春原「少しは尊敬できるようになったか」

芽衣「ううん、そういうじゃなくて・・・、Hなこと・・・」
春原「芽衣・・・イケナイ子だ・・・・・・」

(朋也脳内妄想終了)


朋也「かぁーーっ、やっべぇ!興奮してきたっ!!」
芽衣「ヘンな想像しないで下さいっ」
朋也の想像とは違うらしく、芽衣は“自身が”キューピット役になるという。
ということはつまり、相手は朋也ということになり・・・
(朋也の脳内妄想PART2)

朋也「あのな、春原・・・」
春原「どうした、岡崎?」

朋也「最近お前のことを沢山考えるようになったんだ・・・」
春原「へぇ、どんなこと?」
朋也「他のやつと居るときは考えもしなかったようなことだ・・・」
春原「少しは誇れる親友になったか?」
朋也「そういうじゃなくて・・・、お前と、・・・」
朋也「お前とお揃いのパンツで朝の通学路を逆走したい、って・・・」


朋也「ねぇこっちだよ♪早く捕まえてよっ」
春原「おいおいっそんなに焦らすなよ」
二人「あははっあははっ」
(朋也脳内妄想終了)


朋也「ガーーーーーーーン・・・。」
芽衣「話が進まないんですけど」
そんな妄想はさて置き漸く芽衣の本題。
それは、朋也と渚のことだった。


芽衣「ズバリ言ってまだ二人は素直に慣れていないです。
付き合い始めて何週間にもなるのにこれは問題です」
朋也「なぜ中学生にそんな説教されなければいけないんでしょうか」
そうして始まった芽衣主催「恋のレクチャー」(?)
まずは質問から始まる芽衣からの彼女像。
朋也にとってどんな渚になってもらいたいのか、という問いから。

朋也「そうだな・・・。アイツ自分の事を卑下して考える癖があるから、
もっともっと自信を持ってほしいな」
芽衣「あっ私と同意見ですねっ♪これなら上手くいきそうですっ」
そう笑顔で言う芽衣に何がと問いかける朋也だったが・・・、
コンコン

渚「あの・・・岡崎さん」
芽衣「うわぁ噂をすれば影です。スゴイ偶然ですっ」(やや棒読み
朋也「・・・本当に偶然なのか」
そういって早々と自分は邪魔だと言いながら部屋を後にする芽衣。
そんなあと、残った朋也は、尋ねてきた渚に質問されるのだが、


渚「あの、・・・、と、朋也くんっ」
朋也「はぁ!?朋也くん!?」
渚「朋也くん、今忙しいですか?」
朋也「ぇ、いや、超暇だけど・・・」
渚「良かったです。ならちょっと二人でお散歩しましょう」
いつもと違う口調と仕草な渚。
そんな渚は朋也を散歩に連れ出し、どこかへと向かうようだった。
渚「迷惑だったでしょうか?」
朋也「別にいいけど・・・」
渚「あの・・・朋也くんっ超ラッキーですっ」
朋也「何が?」


渚「わ、私みたいな可愛い子と二人で歩いているからですっ」
朋也「!!??」
突然自分のことを「可愛い子」と言う渚。
そんな渚に戸惑いと驚きを隠せない朋也。
その渚が散歩するというので「どこに行くのか」という質問をする・・・が、
渚「あ、はい。とりあえず・・・家に戻りましょう」

朋也「ダァーーーッ!!なんで突然家に帰るんだよっ」
渚「そうしないと“予定”が狂うんですっ」
そういってどこか『作為的』なものを感じさえる渚の言葉。
朋也は不審がったがとりあえず渚の言う通り古河パンへと向かっていった。
・・・
渚「こんにちわー」


秋生「いらっしゃい・・・って、我が娘か」
朋也「なんで自宅に帰って『こんにちわ』なんだよ・・・」
渚「今はお客さんです。パン買います」
自宅に帰ってきて「こんにちわ」と挨拶する渚。
おまけに自らをお客とし、きちんとお金を払ってパンを買うということに
なったのだが・・・、
秋生「地雷は踏むなよ」


渚「地雷ってなんですか?」
秋生「おう、小僧教えてやれ」

朋也「分かんないッス」
秋生「嘘つけっ!!てめぇには分かるはずだっ」
朋也「さぁ・・・」
地雷が“何”なのか惚ける朋也。
その朋也に詰め寄る秋生だったが、業を煮やしたのか秋生は・・・、
秋生「仕方ねぇ、俺の口から言ってやるっ。地雷ってのはなぁ・・・」


秋生「早苗のパンのことだぁーーーーっ!!」
早苗「・・・私のパンは、」


早苗「古河パンの地雷だったんですねーっ」

秋生「俺は大好きだーーーーーーっ」
そういっていつもの如く泣き叫びながら走り去る早苗を、
これまたいつもながら早苗のパンを齧り付きながら追いかける秋生。
そんな二人に何も語りかけることなく黙っていた朋也と渚。
渚「とりあえずお金はちゃんと払いたいと思います。あの・・・
朋也くん払って下さい」


朋也「別にいいけど、ほら」
渚「あぅ、朋也くんに奢らせちゃってますっ」
朋也「自分で払わせといてなんなんだよ・・・」
渚「でも、朋也くん悪い気はしないはずです、その・・・」


渚「私のためだから朋也くん悪い気はしないはずですっ」
そんな爆弾発言に戸惑う朋也だったが、
渚と違って恥ずかしがることもなく、ただ驚いているだけだった。
・・・
そうして自宅のパン屋からシナモンロールを買い、
公園で食べる渚、と付き添いの朋也。

朋也「うまいかぁ?」
渚「緊張して味が分からないです・・・あっ間違えましたっ。
朋也くんのおごりですからいつも以上においしいですっ」

渚「朋也くんも食べたいですか?」
そんな渚の質問に別に食べたくないと答える朋也だったが、
それは困るという渚の言葉と反応に、
合わせたほうが良いと判断した朋也・・・だったが、


朋也「すっげー食べたいっ」
渚「そうですかっ♪でもあげないですっ」
朋也「ぐはっ」
そのよく分からない反応にベンチから倒れる朋也。
何がしたいんだ、という朋也の質問に、
渚「一つしかないのであげられません。でも、
別の形で楽しんでいただきたいと思います」
朋也「もう好きにしてくれ」
渚「では、こっち向いてください」


渚「はぁ〜〜・・・」
朋也「・・・・・・」


渚「し、シナモンロールの香りがしたと思いますっ」
渚の言う楽しみ方というのは、
自身が食べたパンの香りを朋也に分け与える事?だった。
そんなことを必死になってやっている渚を横に、
朋也は自分たちの後ろに誰かいるのに気付く、それは・・・、


様子を見ていたのか芽衣の姿だった。
そして、渚の突然の変わりようが芽衣の仕業だと漸く核心した朋也。
咎めようとするも「デートはここまでっ」と言って早々と走り去ってしまう。
そうして漸く渚は語り出す。
渚は朋也が不良であり、自分は年上なのでリードしなければならない、と。


渚「それで芽衣ちゃんが立てたスケジュール通りに行動しました。
私ヘンな子ですよね・・・」
朋也「かなり」
芽衣と話し合って決めたスケジュール、それが今日の渚の変わりようだった。
そしてそのままを行動した渚は自分がヘンな子だと“卑下”したのだが・・・、
渚「私、嫌われてしまったでしょうか・・・s」




渚「あっ――」
朋也「んなことで嫌いになったりするかよ。それに、
芽衣ちゃんの言ったことは間違ってないんだ・・・」
朋也「・・・もう少し時間あるか?渚」
渚「ば、晩御飯までにはまだ時間がありますので・・・」
朋也「ならまだ時間はあるな。何処に行きたい?」


渚「ど、何処でもいいです。その・・・、朋也くんと一緒なら・・・」



朋也「よかった――」
渚「えと・・・」



渚「ずっと、一緒です―――」
...end
[総評とか]
最終回は終わったけど実質の最終回はこれにて終了ー☆
前話でゴールインした二人でしたが今話ではその後な感じのお話。
何度も今日書きましたが初々しすぎる二人になんとも言えない気分に(笑
前半Aパートは春原兄妹のドタバタ喜劇で笑い所満載で、
後半Bパートは朋也と渚にニヤニヤしっぱなしな恋人風景でした(苦笑
それにしても実質の最後がこれというのも後日談的には良いかもですが、
なんだかなぁなぁで終わってしまったを否定できないのが悔しい。
たしかに朋也と渚の関係が今話で「こんな感じなのか」と理解できましたが、
これが最後と考えて見てみると“繋ぎ”にしか見えなくなるから困りもの。
こんな風に少しずつ恋人同士になっていくんだなぁと思うしかない。
まぁ渚の困り顔や恥ずかしげな顔が見れたので良しとしますかな(苦笑
あ、それと最後の最後で春原節が見れたのもプラスかな(笑
本当にCLANNADには彼が居ないと締まらないなぁと思うわけで。
あぁでも、
AFTERじゃ殆ど出てこないんジャマイカ(笑
そんな皆が期待したCLANNAD AFTERへの次回予告という名の特報っ!!
〜特報〜







世界の終わりは、
悲しい色に
満ちていた。
CLANNAD 〜AFTER STORY〜 制作進行中
この展開だとつい1年前のKanonを沸騰させます(笑
というかAFTER無かったらきっと京アニには抗議の文が殺到したでしょうね。
でもこれで本当に安心したというもの♪
AFTER以前のこれまでの話はもちろん良いのですが、
CLANNAD=AFTER STORY とも言えるので本当に良かった・・・(溜息
それにしても予告の最後の場面にはカットだけなのにホロリとくる私(σロ`
あぁもう今からすぐにでも見たいぐらいwktkが止まりませんよっ
でも京アニはハルヒ2期も制作してるからどうなるんでしょ?
掛け合いになるのか次になるのかは分かりませんが、
今の気持ちが冷めやらぬ内にやってほしいものですね♪
それでは、今回でCLANNADレビューも一段落。
次はAFTERになりますので若干間が空いてしまいますが、
また次回からも読んでいただけると嬉しいです♪
でも次はこんな長ったらしいレビューにはしないかも(苦笑
まぁその時になったらその時に♪
とりあえずはAFTERまで一時戦士の休息ってことで(笑
ではではまたAFTERでお会いしましょう。
では。
しかし、他の学生とは違い夏休みを満喫することなく、
受験に向けての「補習」を受けていた。

そんな中、朋也は本心では面倒と思っていても、
先の渚に注意されたように『渚のため』面倒ながらも補習を受けていた・・・。

杏「毎日毎日補習でイヤになっちゃうわね・・・」




演劇部員である渚、杏、椋、ことみらは、
部室でお弁当を囲み夏休みの補習のことについて論議していたのだが、
そこに智代も居る事に杏は不満を爆発させていた。
しかし、当の本人である智代はそんな杏の怒りをものともせず、
この場にいないもう一人の演劇部員、朋也について渚に聞くのであった。
智代「今日は岡崎はどうしたんだ?」
渚「岡崎さん春原さんのところに行くそうです」
智代「ふぅむ。・・・まだ呼び方が『岡崎さん』なんだよな」
ことみ「朋也くんのほうは、渚ちゃんのこと『渚』って呼んでるの」


付き合っているのだから名前で呼んだほうがいい、
そんな風に言うことみと智代。
その二人に追従するかのように杏は、
杏「そもそもアンタたちどこまでいってるのよ?」


渚「・・・それは・・・・・・」
杏の質問に恥ずかしがる訳でもなく言いづらそうにする渚。
その理由は・・・、
「はぁっ!?まだ手も握ってないっ!?」


春原「バッカじゃないの?」
朋也「うるさいなぁ、いざとなると緊張するもんなんだよ」
いまだにキチンと手も握ったことのない朋也と渚。
それはお互いに緊張しているのもあるが、
マトモと言える「恋愛」というものを体験していないからのようだった。
その朋也に「根性なし」と豪語する春原だったのだが、
そんな時、
美佐枝「春原、お客さんよ。スッゴイ可愛い女の子。アンタに会いたいって」




春原「マジっすかっ!!いぃ〜やっはぁ!!」
春原「お待たせしましたっ」(にこやかスマイル)
自分にお客、それも可愛い女の子というので、
意気揚々と玄関に向かった春原。そして、そこには・・・、


芽衣「お兄ちゃん♪」
春原「あ・・・・・・・・・(パタリ」
朋也「芽衣ちゃんっ!!」
現れたのは春原の妹の芽衣。夏休みを利用して遊びにきたという。
そうしてやってきた芽衣。以前と同じく掃除好きなのか、
春原の部屋をこれまた根本から綺麗にし、
「終わったらオッサン(秋生)のところに挨拶しにいこうぜ」
という朋也の言葉に喜んで返事をし、古河パンへと向かう朋也と芽衣。




前回と同じく待遇良く招待される芽衣。
そんな芽衣に早苗は礼儀正しい良い子と評価し、
秋生はそんな芽衣を当然の如く泊まらせる気マンマンであった。
そんな一夜が明け渚と同じ部屋に泊まった芽衣は、
夜通し渚と「朋也」のことについて話していたらしい。

芽衣「昨夜は遅くまでお喋りしましたので。特に岡崎さんを中心にっ」
朋也「(何を喋ったんだ・・・)」
朝早くから起き始めた一行。それは、

朋也「やることは店の手伝いか」
渚「はいっ、たまにはお父さんとお母さんに休んでもらいたいですから」
芽衣「私もお手伝いできて嬉しいですっ」
学園の補習も一段落し、漸く休みを満喫できる・・・というところだったが、
渚の秋生と早苗に休日をあげたいという心意気、
しかし朋也と一緒に出かけられない事に残念がる渚にほれ込む朋也。
そんな所に、


秋生「ま、俺様のために頑張れ」
渚から休日を貰った秋生。渚、そして朋也や芽衣が手伝うということで、
秋生は休日に何をするのか、と言えば・・・、


秋生「遊ぶぜぇっ!!!―――あばよ」
エプロンを脱ぎ捨てバット片手に走り去る秋生。
どうやらまた町の子供たちを集めての野球に行くようだった。
そんな秋生が去ったところに、


早苗「お待たせしてすみませんでしたっ」
芽衣「わぁ、早苗さんの焼いたパンですかっ!?」
早苗の焼いたパンということで意気揚々と齧りつく芽衣。
朋也と渚が心配そうに見つめる中、芽衣は・・・、


芽衣「パk、バリっギャキッバリリッ」
早苗「どうでしたか?」
芽衣「はいっ、とっても『美味しそう』でしたっ」
朋也「・・・あーいう誤魔化し方があったのか」
渚「はぃ、勉強になりましたっ」
そうして満足?に焼き上げ終わったのか、
早苗は町内会があるということで出かけていき、
店番には渚、朋也、そして芽衣が残ることとなった。・・・のだが、




漸くお客が来ても一人二人程度の店番で、
朋也は暇なことと3人が多すぎだから自分は要らないだろう、と抗議するも、
「一緒に居られて嬉しい」という渚の言葉に黙るしかなかった。
そんな二人に、

芽衣「なら岡崎さんレジ打ちやってみませんか?私外で呼び込みして来ます」
そう言ってはしゃぐように外に出て行った芽衣。
呼び込みと聞いて不審がる朋也だったのだが、
そこからが地獄絵図?の始まりだった・・・




最初は一人、二人だけだったのだが、
ついには溢れんばかりの客客客・・・。
その原因は、


朋也「お前、どんな呼び込みしてんだよっ」
芽衣「可愛い子いますよー、って」
芽衣「(これなら)面白いように客が来ますよ、いっひっひ」
芽衣の「どこかにある如何わしい店」のような客引きのおかげ?で、
店はまさに大繁盛(笑 おまけに、


秋生「すげぇ、こんなに売れたの開店当時以来じゃねえか・・・」
朋也「早苗さんのパンも全部売り切れちまったよ」
売り上げは上々どころではない、まさに売り切れ御免なほどの勢いであった。
おまけに早苗の作ったパンも全て運良く?売り切れ、
その現状に秋生は「それが一番の驚きだ」、と。
そんな秋生の言葉に早苗は、
早苗「まるで私のパンは売れないのが当たり前みたいな言い方です・・・」

秋生「早苗っ好きだっ!!!」
早苗「ありがとうございますっ私も秋生さん大好きですっ」
そんな二人の熱合いっぷりに、芽衣は、
芽衣「岡崎さんも言ってあげたらどうですか?」

芽衣「(真面目口調で)渚、好きだ・・・」


朋也「なっ!!」
渚「ふぇっ!?」
そんな芽衣の恥ずかしセリフに戸惑う朋也と渚。
二人はそんなストレートに思いを伝えるということに不慣れなため、


渚「わ、私ご飯の支度しますねっ」
朋也「お、俺、店の外掃いてくる」
芽衣「んー」
その場を一目散に離れる二人。
そんな二人を見て、芽衣は『何かを思案』している様子だった・・・。
・・・
[一言コメ]
好きだなんてもう言えない純情少年と少女でAパート終了(笑
なんというか、本当にほろ苦い恋愛パートになっちまいました。
本当にこの二人は高校生かと思うぐらい純情でなんだかムズムズしてくるし。
まさに少年少女の恋の始まり、みたいな感じがしっくりくるAパートでした。
それにしても芽衣が出てきたことで春原もエンジン全開になってきました。
可愛い女の子、というフレーズにまたもや騙される春原でしたが、
まぁ彼がこうでないとCLANNADの面白さが半減するわけでドンドンやれ(マテ
後半も春原パワー全力全開なので、
朋也×渚の恋愛話のついでに見てやってください(笑
それでは後半Bパート。
夏休みの出来事、そしてCLANNADという『物語の始まり』をどぞ。
・・・
春原「で、今日はアイツ渚ちゃんと遊んでる訳か・・・」

自分の妹、芽衣が遊びに来たというのに、
実の兄のところに全く来ないのを、兄である春原はふて腐れていた。
そんなところに、
コンコン
「こんにちわー」


尋ねてきたのは渚と遊んでいたという芽衣。
その芽衣が漸く?尋ねてきたというので春原も、
春原「たく、しょうがねーなっ相手してやるかぁ♪」
朋也「分かりやすいヤツだなぁ」
そうして扉を開ける・・・と、

芽衣「あーっ、やっぱりここに居ましたね」
朋也「え?俺に用?」
芽衣が尋ねてきたのは実の兄、ではなく朋也にだった(笑
おまけに、


芽衣「あ、お兄ちゃん、岡崎さんと二人でお話したいから外出てて」
春原「うっ」
そうして邪険に扱われ締め出される春原(兄)
そして締め出された兄が泣き喚いていても「まぁいいか」と片付ける芽衣。
そんな芽衣の朋也への用件は、
芽衣「突然ですが私、恋のキューピットになろうと思いまして」

本当に唐突に話を進める芽衣。
それは恋のキューピットになるという事だった・・・のだが、




朋也「そうかっ、やっぱりアイツ(春原)のこと心配してたんだな」
芽衣「はいっもちろんです」
朋也「でも、相手が居ないと思うぞ」
芽衣「何言ってるんですか?ここに居るでしょ?」
朋也「えぇっ!?」
朋也「(春原と芽衣ちゃんの・・・禁断の“兄妹愛”っ!!!)」
(朋也の脳内妄想)
芽衣「あのね、お兄ちゃん・・・」
春原「どうしたんだ、芽衣?」

芽衣「遠く離れてからお兄ちゃんのこと沢山考えるようになったの」
春原「へぇ、どんなこと?」
芽衣「一緒に居た時はね、考えもしないようなこと・・・」
春原「少しは尊敬できるようになったか」

芽衣「ううん、そういうじゃなくて・・・、Hなこと・・・」
春原「芽衣・・・イケナイ子だ・・・・・・」

(朋也脳内妄想終了)


朋也「かぁーーっ、やっべぇ!興奮してきたっ!!」
芽衣「ヘンな想像しないで下さいっ」
朋也の想像とは違うらしく、芽衣は“自身が”キューピット役になるという。
ということはつまり、相手は朋也ということになり・・・
(朋也の脳内妄想PART2)

朋也「あのな、春原・・・」
春原「どうした、岡崎?」

朋也「最近お前のことを沢山考えるようになったんだ・・・」
春原「へぇ、どんなこと?」
朋也「他のやつと居るときは考えもしなかったようなことだ・・・」
春原「少しは誇れる親友になったか?」
朋也「そういうじゃなくて・・・、お前と、・・・」
朋也「お前とお揃いのパンツで朝の通学路を逆走したい、って・・・」


朋也「ねぇこっちだよ♪早く捕まえてよっ」
春原「おいおいっそんなに焦らすなよ」
二人「あははっあははっ」
(朋也脳内妄想終了)


朋也「ガーーーーーーーン・・・。」
芽衣「話が進まないんですけど」
そんな妄想はさて置き漸く芽衣の本題。
それは、朋也と渚のことだった。


芽衣「ズバリ言ってまだ二人は素直に慣れていないです。
付き合い始めて何週間にもなるのにこれは問題です」
朋也「なぜ中学生にそんな説教されなければいけないんでしょうか」
そうして始まった芽衣主催「恋のレクチャー」(?)
まずは質問から始まる芽衣からの彼女像。
朋也にとってどんな渚になってもらいたいのか、という問いから。

朋也「そうだな・・・。アイツ自分の事を卑下して考える癖があるから、
もっともっと自信を持ってほしいな」
芽衣「あっ私と同意見ですねっ♪これなら上手くいきそうですっ」
そう笑顔で言う芽衣に何がと問いかける朋也だったが・・・、
コンコン

渚「あの・・・岡崎さん」
芽衣「うわぁ噂をすれば影です。スゴイ偶然ですっ」(やや棒読み
朋也「・・・本当に偶然なのか」
そういって早々と自分は邪魔だと言いながら部屋を後にする芽衣。
そんなあと、残った朋也は、尋ねてきた渚に質問されるのだが、


渚「あの、・・・、と、朋也くんっ」
朋也「はぁ!?朋也くん!?」
渚「朋也くん、今忙しいですか?」
朋也「ぇ、いや、超暇だけど・・・」
渚「良かったです。ならちょっと二人でお散歩しましょう」
いつもと違う口調と仕草な渚。
そんな渚は朋也を散歩に連れ出し、どこかへと向かうようだった。
渚「迷惑だったでしょうか?」
朋也「別にいいけど・・・」
渚「あの・・・朋也くんっ超ラッキーですっ」
朋也「何が?」


渚「わ、私みたいな可愛い子と二人で歩いているからですっ」
朋也「!!??」
突然自分のことを「可愛い子」と言う渚。
そんな渚に戸惑いと驚きを隠せない朋也。
その渚が散歩するというので「どこに行くのか」という質問をする・・・が、
渚「あ、はい。とりあえず・・・家に戻りましょう」

朋也「ダァーーーッ!!なんで突然家に帰るんだよっ」
渚「そうしないと“予定”が狂うんですっ」
そういってどこか『作為的』なものを感じさえる渚の言葉。
朋也は不審がったがとりあえず渚の言う通り古河パンへと向かっていった。
・・・
渚「こんにちわー」


秋生「いらっしゃい・・・って、我が娘か」
朋也「なんで自宅に帰って『こんにちわ』なんだよ・・・」
渚「今はお客さんです。パン買います」
自宅に帰ってきて「こんにちわ」と挨拶する渚。
おまけに自らをお客とし、きちんとお金を払ってパンを買うということに
なったのだが・・・、
秋生「地雷は踏むなよ」


渚「地雷ってなんですか?」
秋生「おう、小僧教えてやれ」

朋也「分かんないッス」
秋生「嘘つけっ!!てめぇには分かるはずだっ」
朋也「さぁ・・・」
地雷が“何”なのか惚ける朋也。
その朋也に詰め寄る秋生だったが、業を煮やしたのか秋生は・・・、
秋生「仕方ねぇ、俺の口から言ってやるっ。地雷ってのはなぁ・・・」


秋生「早苗のパンのことだぁーーーーっ!!」
早苗「・・・私のパンは、」


早苗「古河パンの地雷だったんですねーっ」

秋生「俺は大好きだーーーーーーっ」
そういっていつもの如く泣き叫びながら走り去る早苗を、
これまたいつもながら早苗のパンを齧り付きながら追いかける秋生。
そんな二人に何も語りかけることなく黙っていた朋也と渚。
渚「とりあえずお金はちゃんと払いたいと思います。あの・・・
朋也くん払って下さい」


朋也「別にいいけど、ほら」
渚「あぅ、朋也くんに奢らせちゃってますっ」
朋也「自分で払わせといてなんなんだよ・・・」
渚「でも、朋也くん悪い気はしないはずです、その・・・」


渚「私のためだから朋也くん悪い気はしないはずですっ」
そんな爆弾発言に戸惑う朋也だったが、
渚と違って恥ずかしがることもなく、ただ驚いているだけだった。
・・・
そうして自宅のパン屋からシナモンロールを買い、
公園で食べる渚、と付き添いの朋也。

朋也「うまいかぁ?」
渚「緊張して味が分からないです・・・あっ間違えましたっ。
朋也くんのおごりですからいつも以上においしいですっ」

渚「朋也くんも食べたいですか?」
そんな渚の質問に別に食べたくないと答える朋也だったが、
それは困るという渚の言葉と反応に、
合わせたほうが良いと判断した朋也・・・だったが、


朋也「すっげー食べたいっ」
渚「そうですかっ♪でもあげないですっ」
朋也「ぐはっ」
そのよく分からない反応にベンチから倒れる朋也。
何がしたいんだ、という朋也の質問に、
渚「一つしかないのであげられません。でも、
別の形で楽しんでいただきたいと思います」
朋也「もう好きにしてくれ」
渚「では、こっち向いてください」


渚「はぁ〜〜・・・」
朋也「・・・・・・」


渚「し、シナモンロールの香りがしたと思いますっ」
渚の言う楽しみ方というのは、
自身が食べたパンの香りを朋也に分け与える事?だった。
そんなことを必死になってやっている渚を横に、
朋也は自分たちの後ろに誰かいるのに気付く、それは・・・、


様子を見ていたのか芽衣の姿だった。
そして、渚の突然の変わりようが芽衣の仕業だと漸く核心した朋也。
咎めようとするも「デートはここまでっ」と言って早々と走り去ってしまう。
そうして漸く渚は語り出す。
渚は朋也が不良であり、自分は年上なのでリードしなければならない、と。


渚「それで芽衣ちゃんが立てたスケジュール通りに行動しました。
私ヘンな子ですよね・・・」
朋也「かなり」
芽衣と話し合って決めたスケジュール、それが今日の渚の変わりようだった。
そしてそのままを行動した渚は自分がヘンな子だと“卑下”したのだが・・・、
渚「私、嫌われてしまったでしょうか・・・s」




渚「あっ――」
朋也「んなことで嫌いになったりするかよ。それに、
芽衣ちゃんの言ったことは間違ってないんだ・・・」
朋也「・・・もう少し時間あるか?渚」
渚「ば、晩御飯までにはまだ時間がありますので・・・」
朋也「ならまだ時間はあるな。何処に行きたい?」


渚「ど、何処でもいいです。その・・・、朋也くんと一緒なら・・・」



朋也「よかった――」
渚「えと・・・」



渚「ずっと、一緒です―――」
...end
[総評とか]
最終回は終わったけど実質の最終回はこれにて終了ー☆
前話でゴールインした二人でしたが今話ではその後な感じのお話。
何度も今日書きましたが初々しすぎる二人になんとも言えない気分に(笑
前半Aパートは春原兄妹のドタバタ喜劇で笑い所満載で、
後半Bパートは朋也と渚にニヤニヤしっぱなしな恋人風景でした(苦笑
それにしても実質の最後がこれというのも後日談的には良いかもですが、
なんだかなぁなぁで終わってしまったを否定できないのが悔しい。
たしかに朋也と渚の関係が今話で「こんな感じなのか」と理解できましたが、
これが最後と考えて見てみると“繋ぎ”にしか見えなくなるから困りもの。
こんな風に少しずつ恋人同士になっていくんだなぁと思うしかない。
まぁ渚の困り顔や恥ずかしげな顔が見れたので良しとしますかな(苦笑
あ、それと最後の最後で春原節が見れたのもプラスかな(笑
本当にCLANNADには彼が居ないと締まらないなぁと思うわけで。
あぁでも、
AFTERじゃ殆ど出てこないんジャマイカ(笑
そんな皆が期待したCLANNAD AFTERへの次回予告という名の特報っ!!
〜特報〜







世界の終わりは、
悲しい色に
満ちていた。
CLANNAD 〜AFTER STORY〜 制作進行中
この展開だとつい1年前のKanonを沸騰させます(笑
というかAFTER無かったらきっと京アニには抗議の文が殺到したでしょうね。
でもこれで本当に安心したというもの♪
AFTER以前のこれまでの話はもちろん良いのですが、
CLANNAD=AFTER STORY とも言えるので本当に良かった・・・(溜息
それにしても予告の最後の場面にはカットだけなのにホロリとくる私(σロ`
あぁもう今からすぐにでも見たいぐらいwktkが止まりませんよっ
でも京アニはハルヒ2期も制作してるからどうなるんでしょ?
掛け合いになるのか次になるのかは分かりませんが、
今の気持ちが冷めやらぬ内にやってほしいものですね♪
それでは、今回でCLANNADレビューも一段落。
次はAFTERになりますので若干間が空いてしまいますが、
また次回からも読んでいただけると嬉しいです♪
でも次はこんな長ったらしいレビューにはしないかも(苦笑
まぁその時になったらその時に♪
とりあえずはAFTERまで一時戦士の休息ってことで(笑
ではではまたAFTERでお会いしましょう。
では。
CLANNAD最終回 「影二つ」
――渚が「真実」を知ってから一夜明け、
ついにやってきた学園祭・・・だが、
朋也「おっさんや早苗さんに挨拶しなくていいのか?」


朋也の言葉に何の反応も示さない渚。
それは悲しみに暮れ、これまで秋生や早苗に受けた愛情を、
そのまま自身への「罪」と感じているような・・・、
そんな表情をしたまま、学園祭という夢の舞台が始まってしまった・・・。
OPへ...
秋生と早苗の過去、そんな自身の夢を果たしていた過去の姿。
しかしそれは最早過ぎた過去、今では「諦めてしまった夢」。
そんな姿を垣間見た渚に、それはどれほどの悲しみだったか・・・。
CLANNAD最終話 「影二つ」
両親の夢、渚の夢、そして最後となる学園祭・・・。
本編最後となる最終話でどうなってしまうのか、
そして朋也と渚の関係は・・・。
「夢」という悲しき過去を暖かな「未来」へとするために――。
続きより本編補完レビューをどうぞ。
――渚が「真実」を知ってから一夜明け、
ついにやってきた学園祭・・・だが、
朋也「おっさんや早苗さんに挨拶しなくていいのか?」


朋也の言葉に何の反応も示さない渚。
それは悲しみに暮れ、これまで秋生や早苗に受けた愛情を、
そのまま自身への「罪」と感じているような・・・、
そんな表情をしたまま、学園祭という夢の舞台が始まってしまった・・・。
OPへ...
秋生と早苗の過去、そんな自身の夢を果たしていた過去の姿。
しかしそれは最早過ぎた過去、今では「諦めてしまった夢」。
そんな姿を垣間見た渚に、それはどれほどの悲しみだったか・・・。
CLANNAD最終話 「影二つ」
両親の夢、渚の夢、そして最後となる学園祭・・・。
本編最後となる最終話でどうなってしまうのか、
そして朋也と渚の関係は・・・。
「夢」という悲しき過去を暖かな「未来」へとするために――。
続きより本編補完レビューをどうぞ。
渚「私のお父さん、役者をやっていたんです・・・」


学生の頃から演劇の道に入っていた秋生。
そんな秋生はかつてコンクールで優勝するほどの腕前だった。
そしてその秋生を今支えている早苗も、かつては教師という役柄だった。
渚「写真の中の二人はとても幸せそうでした。二人は夢を叶えていたん
ですから。そして、それはずっと続くはずだったんです・・・。」
「私さえ、いなければ・・・」
朋也「それは違うっ!それに、あの二人は今だって幸せなはずだっ」
渚「・・・でも、」

渚「夢は諦めてしまいました・・・違いますか?」
かつて夢を持っていた秋生と早苗。そしてその夢を叶えた二人・・・。
しかし、その夢を“自分が壊してしまった”と“恩知らずな子”・・・、
そう自分の『罪』として受け止めている渚。
そして、秋生、早苗だけでなく、朋也にも『罪』を感じ始めた渚。
自分の夢を叶える為に、朋也たちの大切な時間を奪ってしまった、と・・・。
しかし、そんな渚に朋也は言う、

朋也「俺たちは好きでやってるんだ。今お前が挫けちまったら、
俺たちのしてきた事が無駄になっちまう。」
だから最後まで、渚の夢だった演劇が終わるまで頑張ろう、
そう渚に伝える朋也だった。

そうしてやってきた学園祭。






校内では学園の生徒だけでなく他校からの生徒、そして、
様々な人々が学園祭を楽しんでいた。
一方、体育館での演劇を前に部室に集まった演劇部部員。
朝早くから集まったのか、春原は欠伸を浮かべながら悪態をついていた。
しかし、

元気のない渚に心配する椋やことみたち。
朋也はそんな面々に「本番前に緊張している」とフォローする朋也だったが、
春原「渚ちゃん、なんだかおかしくないか?」
朋也「・・・ちょっと色々あってな。お前は普段通りで居てくれ・・・」
春原「ふーん」
明らかにおかしい渚を心配する春原。
そんな春原は何を思ったのか、席を立ちあがり渚の近くに行くと、
春原「渚ちゃん、いいおまじない教えてあげるよ。
手に字を3回書いて飲み込むんだ、人、人、人・・・」


ことみ「それ、人じゃなくて「入」なの」
春原「っ!?気持ちが大事だろっ気持ちがっ!!」
杏「陽平、漢字書けないんなら無理しなくてもいいわよぉ?」
春原「書けますよこれくらいっ」

そんないつものドタバタコントのおかげか漸く笑顔を浮かべた渚だったが、
その笑顔も束の間、また悲しみに暮れる表情を浮かべるのだった・・・。
そんな渚を見かねてか朋也は本番は午後からということもあり、
午前中は学園祭を楽しもうという話をふる。
その話に妹の芽衣の相手をするという春原も賛同し、
午前中は自由行動ということで杏らも朋也の案に賛同するのだった。
そして、朋也は渚を連れ学園祭を楽しむ事に。


しかし今だ愁いの表情を浮かべる渚。
こんな状態では駄目だと分かっているものの、まだ気持ちの整理がつかず、
しかしなんとか自身を奮い立たせる渚。
そんな渚に、朋也もその言葉を信じるしかなく、
笑顔を浮かべ午前という限られた時間の中で学園祭を楽しむことに。




二人で最後の学園祭を楽しむ傍ら、渚は時折笑顔を浮かべ楽しんでいるが、
その表情は一時だけで、直ぐ様愁いの表情を浮かべてしまうのだった・・・。
そんな時、

渚「・・・岡崎さん?・・・・・・」
人が溢れる中はぐれてしまう渚と朋也。
渚は中庭に一人、そして朋也は学内で「とある人物」と出会う、それは・・・、


渚の晴れ舞台を見に来た早苗だった。
しかし、早苗は一人なようで、朋也は秋生のことを聞くも、
「先に行っておいてくれ」とのことだった。
隠してきた過去を知られた秋生。そんな秋生が来てくれるかどうか不安な
朋也だったが、早苗は絶対に来ますと、笑顔で言うのだった。
一方、朋也とはぐれた渚。
たまたまなのか、それとも気になっていたからなのか資料室へと訪れる渚。


高校演劇の資料が揃ってるって聞いて・・・。
演劇コンクールの資料を見に来た渚。
そうして見つけた、

高校演劇コンクール――
一方、早苗と別れ校内を探していた朋也は、
先ほどまで資料室にいた有紀寧を見つけ渚が資料室に居ることを知る。
そして、




資料室へと向かった朋也が見たのは、
演劇コンクール、秋生が高校3年の頃に優勝したビデオを見ている渚だった。
渚「凄く上手です。私と同じ3年生なのに比べ物にならないぐらい・・・」
かつてあった秋生の姿、そして自身と同じ歳でさえ、
今の自分にはないぐらいの才能を発揮している秋生の姿。
そんな姿を見たせいか渚は“夢を壊した”ことに打ちひしがれていた。

秋生「俺は芝居が好きだーーーっ!!俺は一生舞台に立ち続けるっ
必ずプロの役者になることをこの場を借りて誓わせていただきますっ!!」
しかし、そんな“過去の秋生”よりも、今という時間の中で生きている
“渚”が、今できることをやるしかない、そう言葉に出す朋也。


朋也「お前はお前だ。今お前が出来ることをやるしかない。そうだろ?」
かつての父の姿を垣間見た渚。役者という夢の舞台を歩んでいた秋生。
演劇という夢を叶えようとしている渚。そして夢を壊してしまった現実。
そんな想いに、渚は夢に向かって歩んでいた足を止め、
ただただ立ちすくんでいる様子だった・・・。
・・・
[一言コメ]
始まった学園祭。しかし止まってしまった夢への道標。
Aパートが終わっても今だ光明が見えない渚と朋也。
むしろかつてあった秋生の演劇を目指す姿を見てしまったせいで
さらに気落ちした渚しかいないような感じ(汗
これまであった優しすぎる渚だからこそ、自身の夢より、
秋生や早苗の夢を壊した『自身の罪』を考えてしまうのも仕方ないのかも。
だからこそ「夢を壊してしまった自分が夢を叶えようとしている」、
そんな風に思ってしまうのも渚という人物なのかも。
始まってしまった学園祭。しかし、止まってしまった渚。
『夢』を叶えるため『願い』を叶える場所へと羽ばたく最後の舞台。
後半Bパート、感動の最終回を以下よりどうぞ。
・・・
パチパチパチ――

鳴り響く拍手。それは演劇部より前に始まった合唱部へのエールだった。
そして、その合唱部も終わり、漸くやってきた演劇部の演劇、
渚が舞台に立ちまわる『幻想世界』の始まりだった。




「次は演劇部による一人芝居『幻想物語』。脚本、主演、古河渚。
準備まで少し時間を頂きます――」
アナウンスが流れる中、早苗や公子、芳野などの顔ぶれが見守る中、
渚は舞台に立つ準備をしていた・・・のだが、


椋「大丈夫。絶対成功します」
ことみ「練習通りやればきっとうまくいくの」
杏「あんまり緊張しないで楽しくやりましょ」
笑顔で励ます部員たち。しかし、渚は苦しそうな笑顔を浮かべるだけだった。
そして始まった、始まってしまった渚の舞台。
夢見ていた演劇の舞台。願っていた自分の夢。
漸くそこに立てた渚だった・・・のだが、




思い起こすのは演劇のセリフや物語ではなく、
秋生や早苗の言葉、想い、過去の記憶・・・。
それだけが、今の渚の頭に響き渡る『現実』だった・・・。


そんな想いが込み上げ舞台で泣いてしまう渚・・・。
それを演劇なのか本当なのか戸惑う観客。
そして、幕を下ろすべきだ、と杏や春原が言う中、
渚の夢を隣で見続けてきて叶えてあげたいと願う朋也の葛藤・・・。
叶えてあげたい、でも、もう無理だと思う気持ち・・・。
叶えたい、でも、夢を壊した自分が叶えられるわけない・・・。
舞台で泣く渚と葛藤する朋也・・・。
そんな時間が永遠だと感じていた・・・その時っ、
「夢を叶えろっ渚ぁーーっ!!」

秋生「渚っ馬鹿かおめぇはぁっ!!子供の夢は親の夢なんだよっ」


「俺たちはお前が夢を叶えるのを夢見てんだよっ
俺たちは夢を諦めたんじゃねぇっ、自分たちの夢をお前の夢にしたんだっ」

「親ってもんはそうゆうもんなんだよっ!家族ってもんは、
そういうもんなんだよっ!!・・・だから、あの日からずっと・・・」


「俺たちはっそれを待ち焦がれて生きてきたんだよっ!
ここでおめぇが挫けちまったら俺たちゃ落ち込むぞてめぇ!!
早苗っ居るんだろ?お前も言ってやれぇっ!!」


早苗「渚っがんばれーっ」
朋也「俺たちもだぞっ渚っ!!俺や春原が出来なかったことを、
今お前が叶えようとしてくれてるんだっ!!」




朋也「俺たちの挫折した思いをっ、お前が今背負ってるんだよっ」


「あなたを――」
「あなたをお連れしましょうか?――」


「この町の――願いが叶う場所に―――」
渚「ここは、終わってしまった世界・・・。私の他には誰もいない世界です・・・」


「部屋の中には小さな木のテーブルと椅子。窓の外には、
何にも無い荒野が広がっています・・・」
「私はここで一人で暮らしています。時々外に出て、
必要なものを拾ってきます・・・」


「外に出ても誰もいません。
弱い日差しの中に小さな光が沢山飛んでいます」
「私は、木切れや釘や色々なものを拾ってきました。
友達を作るためです・・・」


「でも、こんな世界に生まれてしまうことは、
その子にとって幸せなのかしら・・・。
そんな疑問を胸の中に抱きながら―――」
―――――――――
――――――
―――

ボク「――この世界はやっぱり終わってしまっていた・・・。」
命はもう存在しない、それは、命あるものは世界にただ一人の少女だけ。
でも、いつかあった遠い昔か遠い未来。ボクは『別の場所』に居た・・・。
でももう帰れない。ボクには彼女が作ってくれた体があったから・・・。


少女「どう、したの?・・・また作るの?」
少女の言葉に頷くボク。動かない、友達はできないという言葉にも、
首をギリギリと回して否定するボク・・・。
少女「別のものを作るの?・・・何を?」

それはボクにも分からない。でも何か新しいものを作ることはできる。
それはボクにはできない特別なこと。

少女「そうだね、時間をかければ何か素敵なものが作れるかもしれないね」
何を作ろうか、という少女の言葉に、ガラクタで作られた体を、
そんなカラダを弾ませて、心が躍るようなものを作りたいと願うボク。

だからボクはずっと少女の傍にいようと願う。そしていつかこの世界を出る。
遠い昔にボクが居た、暖かくて賑やかな世界へ―――
―――――――――
――――――
―――
パチパチパチパチ――


鳴り響く拍手。涙で始まった渚の演劇、『幻想物語』は、
最後には祝福のエールと、笑顔の渚で幕を閉じた・・・。
渚「続きを思い出しましたっ」

渚「女の子と人形は、その世界を出る事にしたんです。」
人形はもっと遠くに暖かくて賑やかな世界があることを知っていたから」
朋也「それで、どうなるんだ?」
渚「長い長い旅をして・・・その先で、」
渚「歌を歌いますっ」

朋也「ガクっ」
その、幻想物語なのになぜか最後に歌を歌うというシュールさにか、
朋也は呆れ顔だったが、渚は自身が演劇で歌を歌ったことと同じだ、と、
笑顔で話していた。

朋也「でもその女の子、だんご大家族は歌わないだろ流石に」
渚「あれは私の趣味です」
そんな渚の趣味に、先ほどの演劇の終わりを思い出した朋也。
あの拍手は渚の演技の賞賛でもあったと同時に、
微妙な空気の中でされていた拍手でもあった。
しかし、


朋也「でも、最高だったよ。お前の劇・・・」
お世辞を言わない朋也が言った賞賛の言葉。
そして、それを知っているという顔で喜びの表情を浮かべる渚。
・・・そんな所に、


渚「居らしてくれてたんですね」
直幸「招待状を貰ったからね」
朋也の知らないところでそんな話になっていたのを、
朋也はほんの少し憤りを感じたようだったが、
渚の「連絡した方がいいと思って」という言葉に何も言えずにいた。
直幸「いいお芝居だったよ。昔のことを思い出したよ・・・色々と」
そう最後に言って立ち去ろうとする朋也の父、直幸。
そして、その姿をずっと向き合っていなかった朋也は・・・、


朋也「・・・あんまり飲みすぎるなよ・・・・・・」
直幸「・・・・・・」
向き合えなくとも言葉でそう伝える朋也。
そして、その言葉だけで十分だったのか、笑顔を浮かべて立ち去る直幸。
渚はただ黙ってそれを観ているだけだった、のだが、

朋也「明日、どこか遊びにいくか。たまには二人で出かけようぜ」
休日振り替えで明日が休みになるので、二人で出かけようと誘う朋也。
それと「話がある」という何かを伝えようとしている朋也。
そんな二人のところに、
「あーっこんなところに居たっ!」

主役らを探しに来たのかそこには杏の姿。
皆部室で待っているというので呼びに来たという。
朋也「悪い悪いっ・・・。いこうっ」
渚「はいっ」






部室での祝賀パーティ、春原の部屋での2次会。
渚を支えてきた人たち、渚の夢を一緒に見てきた友達ら・・・。
そんな人たちに支えられてきた渚は、昨日までの過去を悔やんでいた
姿ではなく、笑顔を浮かべて幸せそうな姿だった・・・。
そうして翌日の振り替え休日。
朋也は渚を連れ町に繰り出し色々と回った後、
最後に学校の部室へと来ていた・・・。
朋也「この頃さ・・・。この頃俺この学校が嫌いじゃなくなってきた」

かつて自身の住む町、住む家、そして通っていた学校を嫌っていた朋也。
しかしそれは、渚と出会ってからというもの、
それはいつしか楽しいと言える日常へと変わっていったという朋也。
渚「それは良かったです」
渚もそんな朋也がそう言ってくれることに喜び笑顔を浮かべる。
そんな後、
渚「あっ!私日直になってますっ」

それはいつしか渚が倒れていた時に書いた朋也のイタズラ書き。
それに一瞬驚いていた渚だったが・・・、


渚「お返しですっふふふ」
その渚の書いた自身の名と笑顔に照れる朋也。
そして、そんな笑顔を浮かべる渚に、朋也は・・・

朋也「話がある、って言ったよな・・・。」
渚「はい」
朋也「あ・・・、なんて言ったらいいか・・・。あ・・・明日、」
朋也「明日起きたら恋人同士になってたら面白くないか?」
渚「え?」


朋也「俺と付き合ってくれ、渚っ。お前のことが好きだ。
これからもずっと、俺と一緒に居て欲しい。」













...end
[総評とか]
祝☆朋也×渚ゴーールイーーーーーーーーーーーーンッ!!!
朋也と渚の関係が最後の最後というのも卑怯ですが、
BGM代わりにサブタイの「影二つ」を流すのは卑怯すぎっ。゚(゚´Д`゚)゜。
歌のラストにフェードアウトする部分に黒板の名前をもってくる辺りには、
もう感動の渦でジーンときちゃいましたよ。
いやホント、影二つは名曲だなと改めて認識しました(笑
演劇という舞台に立ちたいと願った渚の夢。
しかしそれは両親の夢を壊してまで望んでいたと知る渚。
秋生や早苗、そして朋也たちに迷惑をかけてまで夢を叶えることに
舞台にたってもそれを望まなかった渚。
しかしそこに計ったかのように現れる秋生w
この場面は原作でもありますがやはりアニメだとかなりキますね(涙腺的にw
前半のAパートだけ見ると原作でもあったBADendかと思いましたが(苦笑
今話の流れ的には簡潔に言うならば、
渚が挫折したところを周りの人間が立ち直らせハッピーエンド・・・なのですが、
最後の「影二つ」エンドを抜きにするとちょっと物足りないかな(汗
秋生が渚を立ち直らせる場面にはホロリときますが、
その他だと最終話なのに急ぎ足な感じもしますし・・・。
Airのときのように感動の渦で終わった感もあまりなく、
またKanonのようにスッキリ終わったような感じもない。
・・・やはりこれは、
AfterまでいかないとCLANNADではないからだと推測w
CLANNADは個別ルートは兎も角、本筋は渚ルートなので、
演劇endで終了というわけではないのですよね。
CLANNADでは『After』という最後の物語がむしろ肝なので、
Afterをやらずに何がCLANNADかっ、と言いたくもなるというもの(苦笑
特にOPにある花畑を走り回る汐の姿なんて一欠けらもありませんし、
また『幻想世界』の伏線も完全には拭いきれていないのも現状。
各ヒロインのちょこちょことあった伏線も回収されていませんし、
兎にも角にも「終わり」とはほど遠いと感じてしまいます。
うーん、勿体無い(汗
折角最終回と豪語しているのに全く最終回という感じがしない(苦笑
ラストで朋也と渚のハッピーエンドに感動している場合じゃないですねw
というわけで「次回予告」w
〜次回予告〜






番外編 「夏休みの出来事」
渚「あ、岡崎さん今日は春原さんの所に行くそうです」
春原「どうした?岡崎?」(ちょっと嬉しそうな声?
朋也「最近お前のこと、沢山考えるようになったんだ・・・」(寂しそうな声
秋生「楽しそうだなぁ、俺も混ぜてもらえないかなぁ・・・」
朋也「誰もいないから大丈夫だっ」(頬染め朋也
秋生「仕方ねぇ、俺の口から言ってやるっ」
朋也「やべぇっ興奮してきたっ!」
ちょww何この最終話終わってからのホモルートwwwwww
渚と結ばれたから終了→春原ルート(・∀・)キタコレ!
感動の最終回から一転しての爆笑次回予告(笑
もうお前しかいないんだっという朋也の声が聞こえてきそうでありますw
・・・とまぁ冗談はさて置きw
次回の番外編は某所によると
「夏休みに遊びに来た芽衣の相手をする朋也がうんたらかんたら・・・」
のような話になるらしく、
恐らくは本編でやらなかった出来事をやるんじゃないかと思われます。
となると期待したいのは芽衣も居るということで、
ゾリオン対決→野球編を切に願いたいものw
というか是非やってほしいと思うのは私だけではないはず(苦笑
あ、勿論次回が終わったあとに、
このCLANNADが始まるきっかけとなったKanonのラストと同じく、
緊急速報!!
みたいにAfterのお知らせをやってくれるんですよねっ京アニさんっ!?
−−−−


学生の頃から演劇の道に入っていた秋生。
そんな秋生はかつてコンクールで優勝するほどの腕前だった。
そしてその秋生を今支えている早苗も、かつては教師という役柄だった。
渚「写真の中の二人はとても幸せそうでした。二人は夢を叶えていたん
ですから。そして、それはずっと続くはずだったんです・・・。」
「私さえ、いなければ・・・」
朋也「それは違うっ!それに、あの二人は今だって幸せなはずだっ」
渚「・・・でも、」

渚「夢は諦めてしまいました・・・違いますか?」
かつて夢を持っていた秋生と早苗。そしてその夢を叶えた二人・・・。
しかし、その夢を“自分が壊してしまった”と“恩知らずな子”・・・、
そう自分の『罪』として受け止めている渚。
そして、秋生、早苗だけでなく、朋也にも『罪』を感じ始めた渚。
自分の夢を叶える為に、朋也たちの大切な時間を奪ってしまった、と・・・。
しかし、そんな渚に朋也は言う、

朋也「俺たちは好きでやってるんだ。今お前が挫けちまったら、
俺たちのしてきた事が無駄になっちまう。」
だから最後まで、渚の夢だった演劇が終わるまで頑張ろう、
そう渚に伝える朋也だった。

そうしてやってきた学園祭。






校内では学園の生徒だけでなく他校からの生徒、そして、
様々な人々が学園祭を楽しんでいた。
一方、体育館での演劇を前に部室に集まった演劇部部員。
朝早くから集まったのか、春原は欠伸を浮かべながら悪態をついていた。
しかし、

元気のない渚に心配する椋やことみたち。
朋也はそんな面々に「本番前に緊張している」とフォローする朋也だったが、
春原「渚ちゃん、なんだかおかしくないか?」
朋也「・・・ちょっと色々あってな。お前は普段通りで居てくれ・・・」
春原「ふーん」
明らかにおかしい渚を心配する春原。
そんな春原は何を思ったのか、席を立ちあがり渚の近くに行くと、
春原「渚ちゃん、いいおまじない教えてあげるよ。
手に字を3回書いて飲み込むんだ、人、人、人・・・」


ことみ「それ、人じゃなくて「入」なの」
春原「っ!?気持ちが大事だろっ気持ちがっ!!」
杏「陽平、漢字書けないんなら無理しなくてもいいわよぉ?」
春原「書けますよこれくらいっ」

そんないつものドタバタコントのおかげか漸く笑顔を浮かべた渚だったが、
その笑顔も束の間、また悲しみに暮れる表情を浮かべるのだった・・・。
そんな渚を見かねてか朋也は本番は午後からということもあり、
午前中は学園祭を楽しもうという話をふる。
その話に妹の芽衣の相手をするという春原も賛同し、
午前中は自由行動ということで杏らも朋也の案に賛同するのだった。
そして、朋也は渚を連れ学園祭を楽しむ事に。


しかし今だ愁いの表情を浮かべる渚。
こんな状態では駄目だと分かっているものの、まだ気持ちの整理がつかず、
しかしなんとか自身を奮い立たせる渚。
そんな渚に、朋也もその言葉を信じるしかなく、
笑顔を浮かべ午前という限られた時間の中で学園祭を楽しむことに。




二人で最後の学園祭を楽しむ傍ら、渚は時折笑顔を浮かべ楽しんでいるが、
その表情は一時だけで、直ぐ様愁いの表情を浮かべてしまうのだった・・・。
そんな時、

渚「・・・岡崎さん?・・・・・・」
人が溢れる中はぐれてしまう渚と朋也。
渚は中庭に一人、そして朋也は学内で「とある人物」と出会う、それは・・・、


渚の晴れ舞台を見に来た早苗だった。
しかし、早苗は一人なようで、朋也は秋生のことを聞くも、
「先に行っておいてくれ」とのことだった。
隠してきた過去を知られた秋生。そんな秋生が来てくれるかどうか不安な
朋也だったが、早苗は絶対に来ますと、笑顔で言うのだった。
一方、朋也とはぐれた渚。
たまたまなのか、それとも気になっていたからなのか資料室へと訪れる渚。


高校演劇の資料が揃ってるって聞いて・・・。
演劇コンクールの資料を見に来た渚。
そうして見つけた、

高校演劇コンクール――
一方、早苗と別れ校内を探していた朋也は、
先ほどまで資料室にいた有紀寧を見つけ渚が資料室に居ることを知る。
そして、




資料室へと向かった朋也が見たのは、
演劇コンクール、秋生が高校3年の頃に優勝したビデオを見ている渚だった。
渚「凄く上手です。私と同じ3年生なのに比べ物にならないぐらい・・・」
かつてあった秋生の姿、そして自身と同じ歳でさえ、
今の自分にはないぐらいの才能を発揮している秋生の姿。
そんな姿を見たせいか渚は“夢を壊した”ことに打ちひしがれていた。

秋生「俺は芝居が好きだーーーっ!!俺は一生舞台に立ち続けるっ
必ずプロの役者になることをこの場を借りて誓わせていただきますっ!!」
しかし、そんな“過去の秋生”よりも、今という時間の中で生きている
“渚”が、今できることをやるしかない、そう言葉に出す朋也。


朋也「お前はお前だ。今お前が出来ることをやるしかない。そうだろ?」
かつての父の姿を垣間見た渚。役者という夢の舞台を歩んでいた秋生。
演劇という夢を叶えようとしている渚。そして夢を壊してしまった現実。
そんな想いに、渚は夢に向かって歩んでいた足を止め、
ただただ立ちすくんでいる様子だった・・・。
・・・
[一言コメ]
始まった学園祭。しかし止まってしまった夢への道標。
Aパートが終わっても今だ光明が見えない渚と朋也。
むしろかつてあった秋生の演劇を目指す姿を見てしまったせいで
さらに気落ちした渚しかいないような感じ(汗
これまであった優しすぎる渚だからこそ、自身の夢より、
秋生や早苗の夢を壊した『自身の罪』を考えてしまうのも仕方ないのかも。
だからこそ「夢を壊してしまった自分が夢を叶えようとしている」、
そんな風に思ってしまうのも渚という人物なのかも。
始まってしまった学園祭。しかし、止まってしまった渚。
『夢』を叶えるため『願い』を叶える場所へと羽ばたく最後の舞台。
後半Bパート、感動の最終回を以下よりどうぞ。
・・・
パチパチパチ――

鳴り響く拍手。それは演劇部より前に始まった合唱部へのエールだった。
そして、その合唱部も終わり、漸くやってきた演劇部の演劇、
渚が舞台に立ちまわる『幻想世界』の始まりだった。




「次は演劇部による一人芝居『幻想物語』。脚本、主演、古河渚。
準備まで少し時間を頂きます――」
アナウンスが流れる中、早苗や公子、芳野などの顔ぶれが見守る中、
渚は舞台に立つ準備をしていた・・・のだが、


椋「大丈夫。絶対成功します」
ことみ「練習通りやればきっとうまくいくの」
杏「あんまり緊張しないで楽しくやりましょ」
笑顔で励ます部員たち。しかし、渚は苦しそうな笑顔を浮かべるだけだった。
そして始まった、始まってしまった渚の舞台。
夢見ていた演劇の舞台。願っていた自分の夢。
漸くそこに立てた渚だった・・・のだが、




思い起こすのは演劇のセリフや物語ではなく、
秋生や早苗の言葉、想い、過去の記憶・・・。
それだけが、今の渚の頭に響き渡る『現実』だった・・・。


そんな想いが込み上げ舞台で泣いてしまう渚・・・。
それを演劇なのか本当なのか戸惑う観客。
そして、幕を下ろすべきだ、と杏や春原が言う中、
渚の夢を隣で見続けてきて叶えてあげたいと願う朋也の葛藤・・・。
叶えてあげたい、でも、もう無理だと思う気持ち・・・。
叶えたい、でも、夢を壊した自分が叶えられるわけない・・・。
舞台で泣く渚と葛藤する朋也・・・。
そんな時間が永遠だと感じていた・・・その時っ、
「夢を叶えろっ渚ぁーーっ!!」

秋生「渚っ馬鹿かおめぇはぁっ!!子供の夢は親の夢なんだよっ」


「俺たちはお前が夢を叶えるのを夢見てんだよっ
俺たちは夢を諦めたんじゃねぇっ、自分たちの夢をお前の夢にしたんだっ」

「親ってもんはそうゆうもんなんだよっ!家族ってもんは、
そういうもんなんだよっ!!・・・だから、あの日からずっと・・・」


「俺たちはっそれを待ち焦がれて生きてきたんだよっ!
ここでおめぇが挫けちまったら俺たちゃ落ち込むぞてめぇ!!
早苗っ居るんだろ?お前も言ってやれぇっ!!」


早苗「渚っがんばれーっ」
朋也「俺たちもだぞっ渚っ!!俺や春原が出来なかったことを、
今お前が叶えようとしてくれてるんだっ!!」




朋也「俺たちの挫折した思いをっ、お前が今背負ってるんだよっ」


「あなたを――」
「あなたをお連れしましょうか?――」


「この町の――願いが叶う場所に―――」
渚「ここは、終わってしまった世界・・・。私の他には誰もいない世界です・・・」


「部屋の中には小さな木のテーブルと椅子。窓の外には、
何にも無い荒野が広がっています・・・」
「私はここで一人で暮らしています。時々外に出て、
必要なものを拾ってきます・・・」


「外に出ても誰もいません。
弱い日差しの中に小さな光が沢山飛んでいます」
「私は、木切れや釘や色々なものを拾ってきました。
友達を作るためです・・・」


「でも、こんな世界に生まれてしまうことは、
その子にとって幸せなのかしら・・・。
そんな疑問を胸の中に抱きながら―――」
―――――――――
――――――
―――

ボク「――この世界はやっぱり終わってしまっていた・・・。」
命はもう存在しない、それは、命あるものは世界にただ一人の少女だけ。
でも、いつかあった遠い昔か遠い未来。ボクは『別の場所』に居た・・・。
でももう帰れない。ボクには彼女が作ってくれた体があったから・・・。


少女「どう、したの?・・・また作るの?」
少女の言葉に頷くボク。動かない、友達はできないという言葉にも、
首をギリギリと回して否定するボク・・・。
少女「別のものを作るの?・・・何を?」

それはボクにも分からない。でも何か新しいものを作ることはできる。
それはボクにはできない特別なこと。

少女「そうだね、時間をかければ何か素敵なものが作れるかもしれないね」
何を作ろうか、という少女の言葉に、ガラクタで作られた体を、
そんなカラダを弾ませて、心が躍るようなものを作りたいと願うボク。

だからボクはずっと少女の傍にいようと願う。そしていつかこの世界を出る。
遠い昔にボクが居た、暖かくて賑やかな世界へ―――
―――――――――
――――――
―――
パチパチパチパチ――


鳴り響く拍手。涙で始まった渚の演劇、『幻想物語』は、
最後には祝福のエールと、笑顔の渚で幕を閉じた・・・。
渚「続きを思い出しましたっ」

渚「女の子と人形は、その世界を出る事にしたんです。」
人形はもっと遠くに暖かくて賑やかな世界があることを知っていたから」
朋也「それで、どうなるんだ?」
渚「長い長い旅をして・・・その先で、」
渚「歌を歌いますっ」

朋也「ガクっ」
その、幻想物語なのになぜか最後に歌を歌うというシュールさにか、
朋也は呆れ顔だったが、渚は自身が演劇で歌を歌ったことと同じだ、と、
笑顔で話していた。

朋也「でもその女の子、だんご大家族は歌わないだろ流石に」
渚「あれは私の趣味です」
そんな渚の趣味に、先ほどの演劇の終わりを思い出した朋也。
あの拍手は渚の演技の賞賛でもあったと同時に、
微妙な空気の中でされていた拍手でもあった。
しかし、


朋也「でも、最高だったよ。お前の劇・・・」
お世辞を言わない朋也が言った賞賛の言葉。
そして、それを知っているという顔で喜びの表情を浮かべる渚。
・・・そんな所に、


渚「居らしてくれてたんですね」
直幸「招待状を貰ったからね」
朋也の知らないところでそんな話になっていたのを、
朋也はほんの少し憤りを感じたようだったが、
渚の「連絡した方がいいと思って」という言葉に何も言えずにいた。
直幸「いいお芝居だったよ。昔のことを思い出したよ・・・色々と」
そう最後に言って立ち去ろうとする朋也の父、直幸。
そして、その姿をずっと向き合っていなかった朋也は・・・、


朋也「・・・あんまり飲みすぎるなよ・・・・・・」
直幸「・・・・・・」
向き合えなくとも言葉でそう伝える朋也。
そして、その言葉だけで十分だったのか、笑顔を浮かべて立ち去る直幸。
渚はただ黙ってそれを観ているだけだった、のだが、

朋也「明日、どこか遊びにいくか。たまには二人で出かけようぜ」
休日振り替えで明日が休みになるので、二人で出かけようと誘う朋也。
それと「話がある」という何かを伝えようとしている朋也。
そんな二人のところに、
「あーっこんなところに居たっ!」

主役らを探しに来たのかそこには杏の姿。
皆部室で待っているというので呼びに来たという。
朋也「悪い悪いっ・・・。いこうっ」
渚「はいっ」






部室での祝賀パーティ、春原の部屋での2次会。
渚を支えてきた人たち、渚の夢を一緒に見てきた友達ら・・・。
そんな人たちに支えられてきた渚は、昨日までの過去を悔やんでいた
姿ではなく、笑顔を浮かべて幸せそうな姿だった・・・。
そうして翌日の振り替え休日。
朋也は渚を連れ町に繰り出し色々と回った後、
最後に学校の部室へと来ていた・・・。
朋也「この頃さ・・・。この頃俺この学校が嫌いじゃなくなってきた」

かつて自身の住む町、住む家、そして通っていた学校を嫌っていた朋也。
しかしそれは、渚と出会ってからというもの、
それはいつしか楽しいと言える日常へと変わっていったという朋也。
渚「それは良かったです」
渚もそんな朋也がそう言ってくれることに喜び笑顔を浮かべる。
そんな後、
渚「あっ!私日直になってますっ」

それはいつしか渚が倒れていた時に書いた朋也のイタズラ書き。
それに一瞬驚いていた渚だったが・・・、


渚「お返しですっふふふ」
その渚の書いた自身の名と笑顔に照れる朋也。
そして、そんな笑顔を浮かべる渚に、朋也は・・・

朋也「話がある、って言ったよな・・・。」
渚「はい」
朋也「あ・・・、なんて言ったらいいか・・・。あ・・・明日、」
朋也「明日起きたら恋人同士になってたら面白くないか?」
渚「え?」


朋也「俺と付き合ってくれ、渚っ。お前のことが好きだ。
これからもずっと、俺と一緒に居て欲しい。」













...end
[総評とか]
祝☆朋也×渚ゴーールイーーーーーーーーーーーーンッ!!!
朋也と渚の関係が最後の最後というのも卑怯ですが、
BGM代わりにサブタイの「影二つ」を流すのは卑怯すぎっ。゚(゚´Д`゚)゜。
歌のラストにフェードアウトする部分に黒板の名前をもってくる辺りには、
もう感動の渦でジーンときちゃいましたよ。
いやホント、影二つは名曲だなと改めて認識しました(笑
演劇という舞台に立ちたいと願った渚の夢。
しかしそれは両親の夢を壊してまで望んでいたと知る渚。
秋生や早苗、そして朋也たちに迷惑をかけてまで夢を叶えることに
舞台にたってもそれを望まなかった渚。
しかしそこに計ったかのように現れる秋生w
この場面は原作でもありますがやはりアニメだとかなりキますね(涙腺的にw
前半のAパートだけ見ると原作でもあったBADendかと思いましたが(苦笑
今話の流れ的には簡潔に言うならば、
渚が挫折したところを周りの人間が立ち直らせハッピーエンド・・・なのですが、
最後の「影二つ」エンドを抜きにするとちょっと物足りないかな(汗
秋生が渚を立ち直らせる場面にはホロリときますが、
その他だと最終話なのに急ぎ足な感じもしますし・・・。
Airのときのように感動の渦で終わった感もあまりなく、
またKanonのようにスッキリ終わったような感じもない。
・・・やはりこれは、
AfterまでいかないとCLANNADではないからだと推測w
CLANNADは個別ルートは兎も角、本筋は渚ルートなので、
演劇endで終了というわけではないのですよね。
CLANNADでは『After』という最後の物語がむしろ肝なので、
Afterをやらずに何がCLANNADかっ、と言いたくもなるというもの(苦笑
特にOPにある花畑を走り回る汐の姿なんて一欠けらもありませんし、
また『幻想世界』の伏線も完全には拭いきれていないのも現状。
各ヒロインのちょこちょことあった伏線も回収されていませんし、
兎にも角にも「終わり」とはほど遠いと感じてしまいます。
うーん、勿体無い(汗
折角最終回と豪語しているのに全く最終回という感じがしない(苦笑
ラストで朋也と渚のハッピーエンドに感動している場合じゃないですねw
というわけで「次回予告」w
〜次回予告〜






番外編 「夏休みの出来事」
渚「あ、岡崎さん今日は春原さんの所に行くそうです」
春原「どうした?岡崎?」(ちょっと嬉しそうな声?
朋也「最近お前のこと、沢山考えるようになったんだ・・・」(寂しそうな声
秋生「楽しそうだなぁ、俺も混ぜてもらえないかなぁ・・・」
朋也「誰もいないから大丈夫だっ」(頬染め朋也
秋生「仕方ねぇ、俺の口から言ってやるっ」
朋也「やべぇっ興奮してきたっ!」
ちょww何この最終話終わってからのホモルートwwwwww
渚と結ばれたから終了→春原ルート(・∀・)キタコレ!
感動の最終回から一転しての爆笑次回予告(笑
もうお前しかいないんだっという朋也の声が聞こえてきそうでありますw
・・・とまぁ冗談はさて置きw
次回の番外編は某所によると
「夏休みに遊びに来た芽衣の相手をする朋也がうんたらかんたら・・・」
のような話になるらしく、
恐らくは本編でやらなかった出来事をやるんじゃないかと思われます。
となると期待したいのは芽衣も居るということで、
ゾリオン対決→野球編を切に願いたいものw
というか是非やってほしいと思うのは私だけではないはず(苦笑
あ、勿論次回が終わったあとに、
このCLANNADが始まるきっかけとなったKanonのラストと同じく、
緊急速報!!
みたいにAfterのお知らせをやってくれるんですよねっ京アニさんっ!?
−−−−
CLANNAD第21話 「学園祭にむけて」
学園祭もあと僅かと迫っていた演劇部部員たち。
その学祭に向けての発声練習が行われていた。
「・・・スゥ、ひとつへぎへぎにへぎぼしはじかみほんごめぼんごめぼんごぼう・・・」


その複雑かつ長いセリフ練習に春原はもとい、
渚や椋、ことみも悪戦苦闘の様子。
それは幸村から授かった発声練習だった。
OPへ...
のっけからの複雑な台詞回しに何かと思いましたが、
それは幸村からの課題とも言えるべき練習方法。
でも渚の一人役なのに朋也や春原、杏や椋、そしてことみと、
完全裏方までも練習しているのはどういう訳なんでしょ(苦笑
まぁ渚一人に練習させるのも気が引けるということなんでしょうけど。
ともあれ本格的に演劇部としての活動を始めた一行。
学園祭はもう目の前。
果たして渚の構想にある“幻想物語”を演じることができるのか、
そして朋也と渚の関係は・・・。
気になる方は続きより本編補完レビューをどぞ♪
学園祭もあと僅かと迫っていた演劇部部員たち。
その学祭に向けての発声練習が行われていた。
「・・・スゥ、ひとつへぎへぎにへぎぼしはじかみほんごめぼんごめぼんごぼう・・・」


その複雑かつ長いセリフ練習に春原はもとい、
渚や椋、ことみも悪戦苦闘の様子。
それは幸村から授かった発声練習だった。
OPへ...
のっけからの複雑な台詞回しに何かと思いましたが、
それは幸村からの課題とも言えるべき練習方法。
でも渚の一人役なのに朋也や春原、杏や椋、そしてことみと、
完全裏方までも練習しているのはどういう訳なんでしょ(苦笑
まぁ渚一人に練習させるのも気が引けるということなんでしょうけど。
ともあれ本格的に演劇部としての活動を始めた一行。
学園祭はもう目の前。
果たして渚の構想にある“幻想物語”を演じることができるのか、
そして朋也と渚の関係は・・・。
気になる方は続きより本編補完レビューをどぞ♪
朋也「渚、台本は進んでるのか?」


渚「はい、話を思い出しながら少しずつ書き進めています」
杏「音響は椋とことみ、照明は私と陽平、演出と舞台監督は朋也でいいわね」
渚「はい、そして役者は私がやります」
それぞれの役割分担、そして渚が描く物語。
そうして漸く演劇をやる上での最低条件が揃うようになった。
そんな中、演出のみならず衣装の手配をどうするかが問題となった。
春原「誰か裁縫できるやついる?」
そんな春原の言葉に杏らが不安げに「できなくはない」と言う中、
朋也は『とある人物』を思い浮かべていた・・・。

「まかしておいて下さいっ」

朋也が駄目もとで頼んだのは渚の母、早苗だった。
渚は忙しいのに手伝ってもらうということに抵抗があったようだが、
早苗はそんな渚の手伝いができることが嬉しいのか、
朋也の提案を笑顔で引き受けた。
そんな中、渚のために動いたのは早苗だけではなく、
父親である秋生も自分なりの手腕で動いていた。


秋生「良い物を借りてやったぞ、ほら」
秋生が差し出したのは一本のビデオテープ、それは、
舞台で演劇をする『とある劇団員たち』の収録されていたテープだった。




朋也「演劇のビデオかぁ、たしかに参考になりそうだ」
渚「はい、私演劇見たことないから助かります」
朋也「( ・3・)=====3ブーーーーッ」

そんな渚の爆弾発言にお茶を吹く朋也。
演劇部を立ち上げ演劇をやりたいと願った渚のとんでも発言に、
朋也は呆れながらも渚と一緒に演劇の勉強をしていた。
そうして何度も演劇のテープを見ている中、
朋也はその席を外そうとした矢先、秋生に呼び止められた。
秋生「丁度いい、ちょっと来い」
そうして朋也を呼び寄せた秋生はどんな用事だったかと言うと、
秋生「探し物があるんだろぅ?・・・これより、
コードネーム“オマル”を遂行する」

朋也「ぉ、オマルじゃないってのにっ」
それは朋也が探していた渚が言う“世界に一人きりの少女”の話、
それに関連する何かだった。
(ちなみにコードネームオマルは秋生が付けた作戦名(苦笑))
・・・
そうして二人はコードネーム“オマル”を遂行するべく、
かつて探していた物置へと向かった。

しかし目当てのものは見つからず絵本などでは無いのでは、
という疑問に辿り着き、ならば演劇なのでは、という結論に至る朋也。
だが、それは秋生に否定されてしまう。
秋生「もしそういった芝居を見ていたりしたら確実に俺が把握してる」
と。
そんな中、
秋生「・・・ぉ?」
朋也「っ!!あったのかっ!?」

物置から探し出し『それ』に反応した秋生。・・・だが、
秋生「・・・いや、コイツは違う」

それはいつか秋生が朋也へと伝えた『かつてあった自分たちの写真』だった。
演劇という舞台で活躍していた秋生、
そして教師という役柄に就いていた早苗の写真だった・・・。
それを何も言わず、そして一目見ただけで仕舞い込む秋生。
そうした中でコードネーム“オマル”の如く、
本当に渚が使っていたオマルを見つけたり、
そうしてそれを朋也と秋生が越え高々と騒いだりしながら、
“幻想世界”についての散策は『殆ど』収穫無しに終わっていった・・・。


・・・
そして翌日。
渚「ビデオを見てたら凄いアイディアを思いつきましたっ」


演劇のビデオを見て閃いたという渚。
聞くとそのアイディアは『歌を歌う』ということだった。
朋也はそのアイディアに気張らなくてもいい、と乗り気ではないものの、
「お前のやりたいようにすればいい」と、
渚の始めた演劇、そして渚の舞台なのだからと、
励ましの言葉を投げかける朋也。
そんな朋也の言葉に渚は自分の中での演劇を形にできるのが嬉しいのか、
「私歌いたいです」と笑顔で頷いていた。
「ここは終わってしまった世界、ここには誰もいない世界です」
「部屋の中にあるのは小さなテーブルと椅子」
「窓の外にはなんにもない荒野が広がっています・・・」


漠然とし未完成ながら台本を書き上げた渚。
しかし、その物語は杏などには意味不明らしく、
面白いのかどうかも分からずじまいだった。
しかしその構想を物語にした渚は絶賛し、
演劇をやるならばこれしかない、という姿勢を露にしていた。
そんな中、演劇に使うBGMに相応しい曲選びに、
合唱部の仁科たちに協力を仰いでいた。
朋也「どうだ?何かBGMに合いそうな曲知らないか?」
仁科「なんとなく分かってきました。
この女の子の気持ちになってみればいいんです。」

仁科「家や学校で一人とかそういうことじゃなくて世界中でたった一人、
それはとても悲しいことですよね。」
渚の“幻想世界”を悲しい女の子の気持ちになれば、と言う仁科。
ならばそんな幻想的な音楽が似合うのではないか、と、
自身の持ち物らしい音楽のCDを取り出す仁科。
仁科「これなんて如何でしょう?」




仁科「ラヴェルの『マ・メール・ロア』という作品です。
渚さんの劇が幻想的な童話のような世界なので、
合うんじゃないかと思って。
ラヴェルは幻想的な音楽を多く作った人ですし、
この曲も童謡や童話を基にしたものなので」
その仁科から出された音楽を目を瞑って聞き入る渚。
その音楽が終わった時にはぴったりです、と絶賛していた。
そんな時、


智代「賑やかだな」
部室に入ってきたのは智代、眼鏡をかけた智代の姿。
朋也や春原はなぜ眼鏡をかけているのか気に掛かったが、
たんに視力が弱いからだと言い、
そして今まではかけていなかった、という問いには、
智代曰く「眼鏡をかけた自分はあまり好きじゃない」とのことだった。
しかし智代は眼鏡の話をされるのが厭なのか頬を染めるが、
自分のことより渚のことを心配し順調なのか聞いてくる智代。
智代「これからも道は続いている。お互いに頑張ろう、約束だ」




智代「うん、やっぱりお前はいい子だな。・・・お前で良かった・・・・・・。」
渚の頭を撫でる智代。そんな智代の言葉と仕草に、
杏やことみ、そして椋は智代の気持ちを自身の気持ちと同じく思ったのか、
そんな渚と智代の姿を見つめていた・・・。
そうしたあと、智代は出て行き、
渚は早速音楽に合わせた演技を始めようとしていた。




朋也「(誰も居なかった部屋・・・。でも今はこんなにも大勢の人が居る)」
部員の減少で廃部となった演劇部、そしてそれを立ち上げた渚と朋也。
今は誰も居なかった部室を、そして時間を共有する杏たち。
喜びを分かち合える、そんな風にした渚を、
朋也は改めて関心するのであった・・・。
そんな演劇部だけでなく、他の部活動や智代率いる生徒会、
渚を手伝う早苗など、来る学園祭に向けての準備が着々と進んでいた。




それぞれの夢、それぞれの向かうべき“道”を目指して・・・。
・・・
[一言コメ]
学園祭という名の最終章に向けての最後の一幕。
そんなところでAパート終了。
演劇部なのに最後の最後で漸く演劇を見せるようになったアニメCLANNAD。
まぁ原作でも同じような感じでしたから無理からぬことですが、
アニメしか見ていない人はこんな短期間に・・・と思う人が居るかも。
一応何日もかけて練習したという背景もありますが、
やはり視聴する側にとっては脳内補完しないといけない訳で(汗
ともあれ学園祭に向けてのラストスパート。
渚の演技する幻想世界はどういった形となるのか、
後半Bパートを以下よりどぞ☆
・・・
そして翌日。学園祭を明日に迎えた今日は、
体育館を使う部活のリハーサルの日だった。

そんな中、朝から台本を片手に練習に励む渚の姿。
朋也はそんなに渚にリラックスしろと言ってみるも、
渚は台本に集中しているらしく相槌を打つだけだった。
朋也はそんな渚に、

朋也「・・・お前って可愛いよな」
とリラックスさせようと悪戯心で言ってみるも、
渚「すみません、あとにしてもらえますか」
と聞く耳持たない様子でリラックスどころの話ではなかった。
そうしてリハーサルの前準備。


ことみと椋は音響の練習、そして春原と杏は照明の位置調整をしていた。
そんな中、渚は準備の頃から緊張に緊張をかさね、
そしてリハーサルの時がやってきた。

椋「随分暗くなるんですね」
朋也「あぁ、明日は懐中電灯がいるな」
渚「心臓がバクバクいってますっ」
控えで次の出番を待つ一行。
そんな中、渚は人前で演技をするということ、
そして初めての演劇に緊張どころか不安がっていた。
そんな渚に杏が「見ている連中は人間じゃない」と言い放ち、
その杏の言葉に「人間でないなら異星人かと思うの」とことみ。
そんなことみの言葉に黙っていられなかったのは春原。

春原「渚ちゃんの演技次第で地球が侵略されるか決まるわけだ。」




春原「異星人にいい演技を見せれば侵略はなし、
でも酷い演技だったら人類滅亡っ」
渚「ぁぅ、それは物凄くプレッシャーですっ」
そんなアホアホトークを繰り広げる二人だったが、
渚は逆にリラックスできたようで笑顔を浮かべていた。
そんな時、いよいよ演劇部の番となり、
渚の初の演劇披露となった・・・のだが、
先ほどのリラックスは何処へやら、
またもや緊張してきたと言う渚。

渚「皆さんが私のために頑張ってくれてるんだなぁと思うと・・・」
朋也「お前一人のためじゃない、っていうか、お前も俺たちも、
この場を盛り上げるための仲間だろ?」
渚一人じゃない、皆で作り上げた学園祭だから背負う必要ない、という朋也。
そんな朋也の言葉に漸く笑顔を浮かべての意気込みを見せる渚。
そして表からの生徒会の一人だろう、
準備の出来次第初めて下さいという言葉に一同は、
手を差し出しての円陣エールで演劇部初の舞台を歩みだした。
朋也「ようしっ、皆手を出せっ」




朋也「演劇部、いくぞぉっ!!」
全員「おぉーーっ!!」
そして各自の持ち場へと向かう面々。そして舞台へと足を運ぶ渚。


舞台に立つという気持ちに一瞬気後れした渚だったが、
舞台袖に立つ朋也の姿を見つめ、そして朋也も何も言わずに見つめる中、
渚の初舞台、リハーサルが始まった・・・。

・・・
渚「ただいまです」
朋也「ただいま〜」

学園祭前日のリハーサルを終え古河パンへと帰って来た二人。
早苗は早速渚の演劇がどうだったか気になり質問するが、
渚は自分で評価はできないのか、朋也に視線を送り、
朋也に自分の出来栄えを聞く渚。
渚「ぇと、どうでしたか?」
朋也「普段の練習通り。問題なかったです」

そんな朋也の言葉に喜ぶ早苗と秋生。
おまけに秋生はそんな渚がタレント事務所から引っ張りだこだ、と、
冗談なのか本気なのかそう豪語する。
そんな秋生に便乗してか早苗まで娘のサインを貰おうという姿勢をする。
秋生、そして早苗の娘可愛がりに朋也は思わず「親ばかだなぁ」と愚痴る。
そんな朋也の独り言に、秋生は、

秋生「てめーだって自分に娘ができればこうならぁ」
朋也「絶対ならねぇよ」
娘を持てばこうなると豪語する秋生だったがそれを否定する朋也。
しかし、渚はそんな朋也に、
渚「岡崎さんなると思います。お父さんに似てますから」
そんな自身の娘に何処の馬の骨とも分からない朋也と同じく見られる秋生。
これまた冗談、というかほぼ本音なのか「お父さんショックだ」と、
本人を目の前にして言う秋生はさながら落胆していた。
・・・
そうして夜も更け、朋也は一人、あてられた部屋で台本を確認していると、

渚「岡崎さん、もう寝ますか?」
朋也の部屋にやってきたのは渚。
これといって用事がある・・・ようには見えない渚は、
その不安からか朋也に話を聞いてもらいたいようであった。

初舞台のこと、自身の演技のこと、
そして、自身の親。明日の学園祭に来るという秋生と早苗のこと・・・。

渚「今日すごく感じました。どんなに自分がお父さんとお母さんに、
愛されてるかって・・・。」
大切にされている渚。本当に大切にしてくれている秋生と早苗。
しかし、渚には一つだけ心残りがあった、それは、
“小さい頃に何か悪い事をしたような気がする”ということだった。
それはいつぞやに渚が話したこと、
そしてそれは、いつぞやに朋也へ秋生が話したことでもあった・・・。

秋生「きっと渚はこう思うだろう。自分のせいで俺と早苗は夢を諦めたって」
渚の心の棘、そして秋生の渚を思う気持ち・・・。
それを両方知っていた朋也はただ渚を励ますことしかできなかった。
朋也「お前は、そういう事に過敏になりすぎている。
なんでもすぐ自分が悪いと思うところが癖だからな。
だから、これも思い過ごしだよ」
そういってなんとか渚の心を軽くしようとする朋也。
そんな朋也の心遣いに知ってか知らずか、
渚はそれ以上何も言うことなく、自身の部屋へと帰っていった。

渚「岡崎さん、ありがとうございました。話を聞いてくださって」
朋也「忘れ物ないか確認しとけよ」
・・・
そうして自身の部屋に帰った渚。
朋也に言われた通り明日の荷物を整理していたのだが、
リハーサルの時に椋が言っていた『懐中電灯』を思い出し、
居間に取りに行く事に。

しかし、そこで見つけたものは一瞬光が灯っただけで、
電池切れなのかもう何も反応することはなかった。
それからどこかに無いかと思案して行き着いた先は、
朋也や秋生が探していた“物置”だった。


なんとかダンボールから目的のものを見つけたものの、
入り口に積んであったダンボールを崩してしまう渚。
それは朋也らが探していた時に秋生が見つけた、
“過去の自分たちの記録”が入っていたダンボールだった・・・。
・・・
明け方も間もない頃、起き出した朋也。




起き出した朋也はトイレへと用を足したあと、
ふと、居間の電気がついていることに気が付き、中を覗くとそこには・・・、


渚「・・・岡崎さん・・・・・・」
目にクマを作って座り込んでいた渚の姿。
そして、そんな渚が見つめていた先には、


早苗の教師という姿と、秋生の役者姿、
そして若かりし両親を映し出していた“過去”の記録だった。


渚「古いアルバムや日記が出てきて・・・。岡崎さん、私知らなかったんです。
お父さんが昔お芝居を・・・。たぶん私のために二人とも自分の夢を・・・」
自分が小さい頃に両親にした小さな罪。
それは、渚にとってとても大きな罪で、
両親が自分のために夢を諦めた事をショックを隠しきれない様子だった。
そんな渚に、朋也は、


朋也「渚っ、何も考えるなっ!!今は体を休めろっ」
ショックで呆然とする渚を何とか休ませようとする朋也。
片付けは自分がやる、だから自分の部屋で少しでも寝て来い、と。
朋也に言われその場で立ち直ることなく部屋へと向かう渚。
その姿は悲しみに包まれたまま歩く様子も儚げだった・・・。
渚が立ち去ったあと、
ふと朋也は開かれていたもの、早苗が書いた日記であろうか、
それに目を通してみると、そこには、


「幼稚園に渚を迎えに行った後、一緒に川原まで散歩をした。
毎日渚と居られるので本当に嬉しい。
教師を続けていたら、こういう幸せは感じることが出来なかったと思う」
小さな渚を抱えた早苗の姿と、そして過去の記録。
それは、かつて渚を一人にしてから傍に居ようと決めた、
母親として渚のために一緒に居ようと決めた早苗の言葉だった・・・。
そんな時、




秋生「・・・しくったぜ。
よりによって最悪のタイミングじゃねぇか・・・。このやろう・・・」
その言葉は誰にあてたものだったのか秋生はうな垂れ、
朋也も、そんな秋生に何も言うことはなく、
ただただ沈黙するだけだった・・・。
次回へつづく...
[総評とか]
最後の最後、まさに秋生の言葉通りですが、
まさしく最悪のタイミングでまさかの鬱END(最終話一歩手前
ほぼ原作通りといえばそうですが、
よりにもよって次が最後という場面でこれは無いだろうと(汗
次話の最終話を考えればこれが一番適切なのかもしれませんが、
物語の盛り上がりというかモチベーションが最高潮になる最終話を前に、
この渚鬱ENDを見てしまっては最後にどうなるのか不安で一杯。
一応結末を知っていてもアニメという土台で考えると、
どうにも気持ちが萎んでしまうのも仕方ない最後でした。
今話の作りは演劇部という渚の夢を助けるべく、
朋也や春原、そして杏や椋、ことみと言ったヒロインたち、
そんなメンバーが渚の演劇を作り上げていく過程が描かれていますが、
なんというか原作にはない描写なのでちょっぴり新鮮味を感じました。
原作だと渚と朋也と春原ぐらいしか活躍しなかった学園祭が、
杏や椋、そしてことみといったヒロイン勢も加わるという点、
そして最後の最後で眼鏡属性ありになった智代など、
まさに正ヒロイン大集合な1話となりました。
ある意味学園ストーリーっぽい描写になっているので、
甘酸っぱいとまではいかなくとも青春な一面を飾られたそんな構成。
原作準拠ではないですがこれもこれでアリかなと思ったり(苦笑
ただ先ほども言ったとおり最終話一歩手前なので、
物語の矛先というか要点が集約されていない感がちょっとあったかな。
これまであった伏線、例えば渚の演技する幻想世界が一番重いかと。
世界で一人きり居る少女。そしてガラクタで作られた人形。
それらの話がまだ途中なので次話で結末が描かれるんでしょうが、
前話で幻想世界の接点を見出した朋也は今話では何も音沙汰無く、
また肝心の幻想世界の情景もなかったので、
次話で全て出し切らないといけない事態となります。
全てを集約されるのは最終話ですが、
なんとも急ぎ足にならないよう期待したいところ。
あ、それと全く関係ないんですが、
ちょっと気になった箇所、というか描写について一言↓

これは演劇リハーサルの時に円陣を組んでの手合わせでしたが、
その順番というか手の乗せ方が気になったので名前付き画像をばw
一番下が朋也で1、という形にしたところ、
次に杏、春原、椋、ことみ、そして最後に渚という順番。
ここで正ヒロイン奪取っ!!と言わんばかりかどうかは兎も角、
朋也の次に颯爽と手を重ねたのが杏だったのは意味あるのだろうか(苦笑
や、たんなる演出といえばそうなんでしょうが、
京アニのやることなので不遇のヒロインとなっている杏に、
こんな場面だけど花を持たせたのかな、と考えてしまったり(汗
ま、言いたい事はそれだけなんですg
〜次回予告〜


最終回 「影二つ」
渚「写真の中の二人はとても幸せそうでした。
二人は夢を叶えていたんですから。」
渚「・・・そしてそれはずっと続くはずだったんです」
朋也「それは違うっ、それにあの二人は今だって幸せなはずだっ」
渚「夢は諦めてしまいました・・・。違いますか?」
秋生と早苗のかつての姿。それは二人が望んでいた姿。
しかし渚はその二人の夢を壊し、
あまつさえ自分が叶えたい夢をその上で叶えようとしている。
そんな姿勢に、渚は自身の罪と罪悪感に責め喘いでいた・・・。
最終回なのに予告も鬱っぽくてなんだか見るのが忍びない(汗
原作にあったような【BAD END】には流石にならないだろうけど、
感動の最終回という雰囲気になれないのはなんでだZE?(´・ω・`)
−−−−
以上、毎度毎度の長々物語補完レビューでした。
それではまた次回来週のレビューで♪
ではでは ノシ


渚「はい、話を思い出しながら少しずつ書き進めています」
杏「音響は椋とことみ、照明は私と陽平、演出と舞台監督は朋也でいいわね」
渚「はい、そして役者は私がやります」
それぞれの役割分担、そして渚が描く物語。
そうして漸く演劇をやる上での最低条件が揃うようになった。
そんな中、演出のみならず衣装の手配をどうするかが問題となった。
春原「誰か裁縫できるやついる?」
そんな春原の言葉に杏らが不安げに「できなくはない」と言う中、
朋也は『とある人物』を思い浮かべていた・・・。

「まかしておいて下さいっ」

朋也が駄目もとで頼んだのは渚の母、早苗だった。
渚は忙しいのに手伝ってもらうということに抵抗があったようだが、
早苗はそんな渚の手伝いができることが嬉しいのか、
朋也の提案を笑顔で引き受けた。
そんな中、渚のために動いたのは早苗だけではなく、
父親である秋生も自分なりの手腕で動いていた。


秋生「良い物を借りてやったぞ、ほら」
秋生が差し出したのは一本のビデオテープ、それは、
舞台で演劇をする『とある劇団員たち』の収録されていたテープだった。




朋也「演劇のビデオかぁ、たしかに参考になりそうだ」
渚「はい、私演劇見たことないから助かります」
朋也「( ・3・)=====3ブーーーーッ」

そんな渚の爆弾発言にお茶を吹く朋也。
演劇部を立ち上げ演劇をやりたいと願った渚のとんでも発言に、
朋也は呆れながらも渚と一緒に演劇の勉強をしていた。
そうして何度も演劇のテープを見ている中、
朋也はその席を外そうとした矢先、秋生に呼び止められた。
秋生「丁度いい、ちょっと来い」
そうして朋也を呼び寄せた秋生はどんな用事だったかと言うと、
秋生「探し物があるんだろぅ?・・・これより、
コードネーム“オマル”を遂行する」

朋也「ぉ、オマルじゃないってのにっ」
それは朋也が探していた渚が言う“世界に一人きりの少女”の話、
それに関連する何かだった。
(ちなみにコードネームオマルは秋生が付けた作戦名(苦笑))
・・・
そうして二人はコードネーム“オマル”を遂行するべく、
かつて探していた物置へと向かった。

しかし目当てのものは見つからず絵本などでは無いのでは、
という疑問に辿り着き、ならば演劇なのでは、という結論に至る朋也。
だが、それは秋生に否定されてしまう。
秋生「もしそういった芝居を見ていたりしたら確実に俺が把握してる」
と。
そんな中、
秋生「・・・ぉ?」
朋也「っ!!あったのかっ!?」

物置から探し出し『それ』に反応した秋生。・・・だが、
秋生「・・・いや、コイツは違う」

それはいつか秋生が朋也へと伝えた『かつてあった自分たちの写真』だった。
演劇という舞台で活躍していた秋生、
そして教師という役柄に就いていた早苗の写真だった・・・。
それを何も言わず、そして一目見ただけで仕舞い込む秋生。
そうした中でコードネーム“オマル”の如く、
本当に渚が使っていたオマルを見つけたり、
そうしてそれを朋也と秋生が越え高々と騒いだりしながら、
“幻想世界”についての散策は『殆ど』収穫無しに終わっていった・・・。


・・・
そして翌日。
渚「ビデオを見てたら凄いアイディアを思いつきましたっ」


演劇のビデオを見て閃いたという渚。
聞くとそのアイディアは『歌を歌う』ということだった。
朋也はそのアイディアに気張らなくてもいい、と乗り気ではないものの、
「お前のやりたいようにすればいい」と、
渚の始めた演劇、そして渚の舞台なのだからと、
励ましの言葉を投げかける朋也。
そんな朋也の言葉に渚は自分の中での演劇を形にできるのが嬉しいのか、
「私歌いたいです」と笑顔で頷いていた。
「ここは終わってしまった世界、ここには誰もいない世界です」
「部屋の中にあるのは小さなテーブルと椅子」
「窓の外にはなんにもない荒野が広がっています・・・」


漠然とし未完成ながら台本を書き上げた渚。
しかし、その物語は杏などには意味不明らしく、
面白いのかどうかも分からずじまいだった。
しかしその構想を物語にした渚は絶賛し、
演劇をやるならばこれしかない、という姿勢を露にしていた。
そんな中、演劇に使うBGMに相応しい曲選びに、
合唱部の仁科たちに協力を仰いでいた。
朋也「どうだ?何かBGMに合いそうな曲知らないか?」
仁科「なんとなく分かってきました。
この女の子の気持ちになってみればいいんです。」

仁科「家や学校で一人とかそういうことじゃなくて世界中でたった一人、
それはとても悲しいことですよね。」
渚の“幻想世界”を悲しい女の子の気持ちになれば、と言う仁科。
ならばそんな幻想的な音楽が似合うのではないか、と、
自身の持ち物らしい音楽のCDを取り出す仁科。
仁科「これなんて如何でしょう?」




仁科「ラヴェルの『マ・メール・ロア』という作品です。
渚さんの劇が幻想的な童話のような世界なので、
合うんじゃないかと思って。
ラヴェルは幻想的な音楽を多く作った人ですし、
この曲も童謡や童話を基にしたものなので」
その仁科から出された音楽を目を瞑って聞き入る渚。
その音楽が終わった時にはぴったりです、と絶賛していた。
そんな時、


智代「賑やかだな」
部室に入ってきたのは智代、眼鏡をかけた智代の姿。
朋也や春原はなぜ眼鏡をかけているのか気に掛かったが、
たんに視力が弱いからだと言い、
そして今まではかけていなかった、という問いには、
智代曰く「眼鏡をかけた自分はあまり好きじゃない」とのことだった。
しかし智代は眼鏡の話をされるのが厭なのか頬を染めるが、
自分のことより渚のことを心配し順調なのか聞いてくる智代。
智代「これからも道は続いている。お互いに頑張ろう、約束だ」




智代「うん、やっぱりお前はいい子だな。・・・お前で良かった・・・・・・。」
渚の頭を撫でる智代。そんな智代の言葉と仕草に、
杏やことみ、そして椋は智代の気持ちを自身の気持ちと同じく思ったのか、
そんな渚と智代の姿を見つめていた・・・。
そうしたあと、智代は出て行き、
渚は早速音楽に合わせた演技を始めようとしていた。




朋也「(誰も居なかった部屋・・・。でも今はこんなにも大勢の人が居る)」
部員の減少で廃部となった演劇部、そしてそれを立ち上げた渚と朋也。
今は誰も居なかった部室を、そして時間を共有する杏たち。
喜びを分かち合える、そんな風にした渚を、
朋也は改めて関心するのであった・・・。
そんな演劇部だけでなく、他の部活動や智代率いる生徒会、
渚を手伝う早苗など、来る学園祭に向けての準備が着々と進んでいた。




それぞれの夢、それぞれの向かうべき“道”を目指して・・・。
・・・
[一言コメ]
学園祭という名の最終章に向けての最後の一幕。
そんなところでAパート終了。
演劇部なのに最後の最後で漸く演劇を見せるようになったアニメCLANNAD。
まぁ原作でも同じような感じでしたから無理からぬことですが、
アニメしか見ていない人はこんな短期間に・・・と思う人が居るかも。
一応何日もかけて練習したという背景もありますが、
やはり視聴する側にとっては脳内補完しないといけない訳で(汗
ともあれ学園祭に向けてのラストスパート。
渚の演技する幻想世界はどういった形となるのか、
後半Bパートを以下よりどぞ☆
・・・
そして翌日。学園祭を明日に迎えた今日は、
体育館を使う部活のリハーサルの日だった。

そんな中、朝から台本を片手に練習に励む渚の姿。
朋也はそんなに渚にリラックスしろと言ってみるも、
渚は台本に集中しているらしく相槌を打つだけだった。
朋也はそんな渚に、

朋也「・・・お前って可愛いよな」
とリラックスさせようと悪戯心で言ってみるも、
渚「すみません、あとにしてもらえますか」
と聞く耳持たない様子でリラックスどころの話ではなかった。
そうしてリハーサルの前準備。


ことみと椋は音響の練習、そして春原と杏は照明の位置調整をしていた。
そんな中、渚は準備の頃から緊張に緊張をかさね、
そしてリハーサルの時がやってきた。

椋「随分暗くなるんですね」
朋也「あぁ、明日は懐中電灯がいるな」
渚「心臓がバクバクいってますっ」
控えで次の出番を待つ一行。
そんな中、渚は人前で演技をするということ、
そして初めての演劇に緊張どころか不安がっていた。
そんな渚に杏が「見ている連中は人間じゃない」と言い放ち、
その杏の言葉に「人間でないなら異星人かと思うの」とことみ。
そんなことみの言葉に黙っていられなかったのは春原。

春原「渚ちゃんの演技次第で地球が侵略されるか決まるわけだ。」




春原「異星人にいい演技を見せれば侵略はなし、
でも酷い演技だったら人類滅亡っ」
渚「ぁぅ、それは物凄くプレッシャーですっ」
そんなアホアホトークを繰り広げる二人だったが、
渚は逆にリラックスできたようで笑顔を浮かべていた。
そんな時、いよいよ演劇部の番となり、
渚の初の演劇披露となった・・・のだが、
先ほどのリラックスは何処へやら、
またもや緊張してきたと言う渚。

渚「皆さんが私のために頑張ってくれてるんだなぁと思うと・・・」
朋也「お前一人のためじゃない、っていうか、お前も俺たちも、
この場を盛り上げるための仲間だろ?」
渚一人じゃない、皆で作り上げた学園祭だから背負う必要ない、という朋也。
そんな朋也の言葉に漸く笑顔を浮かべての意気込みを見せる渚。
そして表からの生徒会の一人だろう、
準備の出来次第初めて下さいという言葉に一同は、
手を差し出しての円陣エールで演劇部初の舞台を歩みだした。
朋也「ようしっ、皆手を出せっ」




朋也「演劇部、いくぞぉっ!!」
全員「おぉーーっ!!」
そして各自の持ち場へと向かう面々。そして舞台へと足を運ぶ渚。


舞台に立つという気持ちに一瞬気後れした渚だったが、
舞台袖に立つ朋也の姿を見つめ、そして朋也も何も言わずに見つめる中、
渚の初舞台、リハーサルが始まった・・・。

・・・
渚「ただいまです」
朋也「ただいま〜」

学園祭前日のリハーサルを終え古河パンへと帰って来た二人。
早苗は早速渚の演劇がどうだったか気になり質問するが、
渚は自分で評価はできないのか、朋也に視線を送り、
朋也に自分の出来栄えを聞く渚。
渚「ぇと、どうでしたか?」
朋也「普段の練習通り。問題なかったです」

そんな朋也の言葉に喜ぶ早苗と秋生。
おまけに秋生はそんな渚がタレント事務所から引っ張りだこだ、と、
冗談なのか本気なのかそう豪語する。
そんな秋生に便乗してか早苗まで娘のサインを貰おうという姿勢をする。
秋生、そして早苗の娘可愛がりに朋也は思わず「親ばかだなぁ」と愚痴る。
そんな朋也の独り言に、秋生は、

秋生「てめーだって自分に娘ができればこうならぁ」
朋也「絶対ならねぇよ」
娘を持てばこうなると豪語する秋生だったがそれを否定する朋也。
しかし、渚はそんな朋也に、
渚「岡崎さんなると思います。お父さんに似てますから」
そんな自身の娘に何処の馬の骨とも分からない朋也と同じく見られる秋生。
これまた冗談、というかほぼ本音なのか「お父さんショックだ」と、
本人を目の前にして言う秋生はさながら落胆していた。
・・・
そうして夜も更け、朋也は一人、あてられた部屋で台本を確認していると、

渚「岡崎さん、もう寝ますか?」
朋也の部屋にやってきたのは渚。
これといって用事がある・・・ようには見えない渚は、
その不安からか朋也に話を聞いてもらいたいようであった。

初舞台のこと、自身の演技のこと、
そして、自身の親。明日の学園祭に来るという秋生と早苗のこと・・・。

渚「今日すごく感じました。どんなに自分がお父さんとお母さんに、
愛されてるかって・・・。」
大切にされている渚。本当に大切にしてくれている秋生と早苗。
しかし、渚には一つだけ心残りがあった、それは、
“小さい頃に何か悪い事をしたような気がする”ということだった。
それはいつぞやに渚が話したこと、
そしてそれは、いつぞやに朋也へ秋生が話したことでもあった・・・。

秋生「きっと渚はこう思うだろう。自分のせいで俺と早苗は夢を諦めたって」
渚の心の棘、そして秋生の渚を思う気持ち・・・。
それを両方知っていた朋也はただ渚を励ますことしかできなかった。
朋也「お前は、そういう事に過敏になりすぎている。
なんでもすぐ自分が悪いと思うところが癖だからな。
だから、これも思い過ごしだよ」
そういってなんとか渚の心を軽くしようとする朋也。
そんな朋也の心遣いに知ってか知らずか、
渚はそれ以上何も言うことなく、自身の部屋へと帰っていった。

渚「岡崎さん、ありがとうございました。話を聞いてくださって」
朋也「忘れ物ないか確認しとけよ」
・・・
そうして自身の部屋に帰った渚。
朋也に言われた通り明日の荷物を整理していたのだが、
リハーサルの時に椋が言っていた『懐中電灯』を思い出し、
居間に取りに行く事に。

しかし、そこで見つけたものは一瞬光が灯っただけで、
電池切れなのかもう何も反応することはなかった。
それからどこかに無いかと思案して行き着いた先は、
朋也や秋生が探していた“物置”だった。


なんとかダンボールから目的のものを見つけたものの、
入り口に積んであったダンボールを崩してしまう渚。
それは朋也らが探していた時に秋生が見つけた、
“過去の自分たちの記録”が入っていたダンボールだった・・・。
・・・
明け方も間もない頃、起き出した朋也。




起き出した朋也はトイレへと用を足したあと、
ふと、居間の電気がついていることに気が付き、中を覗くとそこには・・・、


渚「・・・岡崎さん・・・・・・」
目にクマを作って座り込んでいた渚の姿。
そして、そんな渚が見つめていた先には、


早苗の教師という姿と、秋生の役者姿、
そして若かりし両親を映し出していた“過去”の記録だった。


渚「古いアルバムや日記が出てきて・・・。岡崎さん、私知らなかったんです。
お父さんが昔お芝居を・・・。たぶん私のために二人とも自分の夢を・・・」
自分が小さい頃に両親にした小さな罪。
それは、渚にとってとても大きな罪で、
両親が自分のために夢を諦めた事をショックを隠しきれない様子だった。
そんな渚に、朋也は、


朋也「渚っ、何も考えるなっ!!今は体を休めろっ」
ショックで呆然とする渚を何とか休ませようとする朋也。
片付けは自分がやる、だから自分の部屋で少しでも寝て来い、と。
朋也に言われその場で立ち直ることなく部屋へと向かう渚。
その姿は悲しみに包まれたまま歩く様子も儚げだった・・・。
渚が立ち去ったあと、
ふと朋也は開かれていたもの、早苗が書いた日記であろうか、
それに目を通してみると、そこには、


「幼稚園に渚を迎えに行った後、一緒に川原まで散歩をした。
毎日渚と居られるので本当に嬉しい。
教師を続けていたら、こういう幸せは感じることが出来なかったと思う」
小さな渚を抱えた早苗の姿と、そして過去の記録。
それは、かつて渚を一人にしてから傍に居ようと決めた、
母親として渚のために一緒に居ようと決めた早苗の言葉だった・・・。
そんな時、




秋生「・・・しくったぜ。
よりによって最悪のタイミングじゃねぇか・・・。このやろう・・・」
その言葉は誰にあてたものだったのか秋生はうな垂れ、
朋也も、そんな秋生に何も言うことはなく、
ただただ沈黙するだけだった・・・。
次回へつづく...
[総評とか]
最後の最後、まさに秋生の言葉通りですが、
まさしく最悪のタイミングでまさかの鬱END(最終話一歩手前
ほぼ原作通りといえばそうですが、
よりにもよって次が最後という場面でこれは無いだろうと(汗
次話の最終話を考えればこれが一番適切なのかもしれませんが、
物語の盛り上がりというかモチベーションが最高潮になる最終話を前に、
この渚鬱ENDを見てしまっては最後にどうなるのか不安で一杯。
一応結末を知っていてもアニメという土台で考えると、
どうにも気持ちが萎んでしまうのも仕方ない最後でした。
今話の作りは演劇部という渚の夢を助けるべく、
朋也や春原、そして杏や椋、ことみと言ったヒロインたち、
そんなメンバーが渚の演劇を作り上げていく過程が描かれていますが、
なんというか原作にはない描写なのでちょっぴり新鮮味を感じました。
原作だと渚と朋也と春原ぐらいしか活躍しなかった学園祭が、
杏や椋、そしてことみといったヒロイン勢も加わるという点、
そして最後の最後で眼鏡属性ありになった智代など、
まさに正ヒロイン大集合な1話となりました。
ある意味学園ストーリーっぽい描写になっているので、
甘酸っぱいとまではいかなくとも青春な一面を飾られたそんな構成。
原作準拠ではないですがこれもこれでアリかなと思ったり(苦笑
ただ先ほども言ったとおり最終話一歩手前なので、
物語の矛先というか要点が集約されていない感がちょっとあったかな。
これまであった伏線、例えば渚の演技する幻想世界が一番重いかと。
世界で一人きり居る少女。そしてガラクタで作られた人形。
それらの話がまだ途中なので次話で結末が描かれるんでしょうが、
前話で幻想世界の接点を見出した朋也は今話では何も音沙汰無く、
また肝心の幻想世界の情景もなかったので、
次話で全て出し切らないといけない事態となります。
全てを集約されるのは最終話ですが、
なんとも急ぎ足にならないよう期待したいところ。
あ、それと全く関係ないんですが、
ちょっと気になった箇所、というか描写について一言↓

これは演劇リハーサルの時に円陣を組んでの手合わせでしたが、
その順番というか手の乗せ方が気になったので名前付き画像をばw
一番下が朋也で1、という形にしたところ、
次に杏、春原、椋、ことみ、そして最後に渚という順番。
ここで正ヒロイン奪取っ!!と言わんばかりかどうかは兎も角、
朋也の次に颯爽と手を重ねたのが杏だったのは意味あるのだろうか(苦笑
や、たんなる演出といえばそうなんでしょうが、
京アニのやることなので不遇のヒロインとなっている杏に、
こんな場面だけど花を持たせたのかな、と考えてしまったり(汗
ま、言いたい事はそれだけなんですg
〜次回予告〜


最終回 「影二つ」
渚「写真の中の二人はとても幸せそうでした。
二人は夢を叶えていたんですから。」
渚「・・・そしてそれはずっと続くはずだったんです」
朋也「それは違うっ、それにあの二人は今だって幸せなはずだっ」
渚「夢は諦めてしまいました・・・。違いますか?」
秋生と早苗のかつての姿。それは二人が望んでいた姿。
しかし渚はその二人の夢を壊し、
あまつさえ自分が叶えたい夢をその上で叶えようとしている。
そんな姿勢に、渚は自身の罪と罪悪感に責め喘いでいた・・・。
最終回なのに予告も鬱っぽくてなんだか見るのが忍びない(汗
原作にあったような【BAD END】には流石にならないだろうけど、
感動の最終回という雰囲気になれないのはなんでだZE?(´・ω・`)
−−−−
以上、毎度毎度の長々物語補完レビューでした。
それではまた次回来週のレビューで♪
ではでは ノシ
CLANNAD第20話 「秘められた過去」
渚「・・・スゥ、あーー・・・、ぁ岡崎さんっ。どうしたんですか?」
朋也「姿が見えないから探しに来たんだよ」


夜も更けた頃に古河パンの前にある公園で演劇の練習をする渚。
しかしそんな夜に一人で外に出ている渚を心配する朋也。
朋也「お前トロそうだからなぁ」
渚「えっ私トロそうに見えますか・・・。ショックです」
そんな朋也の言葉にショックを受ける渚だった・・・のだが、
朋也のそんな口の悪さに慣れたという渚は笑顔で受け止めていた。

朋也「やりたい劇のこと、思い出したか?」
渚「タイトルは分からないですけど私が小さい頃に聞かされたお話です」
そんな渚の記憶の片隅にある「とある物語」。
朋也は当然の如くその内容が気になる様子で渚に聞くと・・・、




「世界にたった一人残された、女の子の話です・・・。」
「それは、とてもとても悲しい、」
「冬の日の"幻想物語"なんです・・・」

OPへ...
渚の言う幻想物語。それはとてもとても悲しい一人の女の子の物語。
渚の記憶の片隅に眠るその物語は、
渚にとってどんな意味を持っているものなのか。
そして、その物語の意味する"悲しい"こととは・・・。
CLANNAD第20話 「秘められた過去」
前話から続く渚ルートに向かう最後のピース。
渚の知っていた幻想物語の意味するところは。
そしてそれを知った朋也の反応は・・・。
CLANNADという物語ももう残り僅か。
幻想世界の少女も気になるところですが、
現実世界の朋也と渚の関係にも注目したいところ♪
二人の気持ちが交差する、その瞬間をどうぞご覧あれ(苦笑
それでは続きより本編補完レビューをどぞ♪
渚「・・・スゥ、あーー・・・、ぁ岡崎さんっ。どうしたんですか?」
朋也「姿が見えないから探しに来たんだよ」


夜も更けた頃に古河パンの前にある公園で演劇の練習をする渚。
しかしそんな夜に一人で外に出ている渚を心配する朋也。
朋也「お前トロそうだからなぁ」
渚「えっ私トロそうに見えますか・・・。ショックです」
そんな朋也の言葉にショックを受ける渚だった・・・のだが、
朋也のそんな口の悪さに慣れたという渚は笑顔で受け止めていた。

朋也「やりたい劇のこと、思い出したか?」
渚「タイトルは分からないですけど私が小さい頃に聞かされたお話です」
そんな渚の記憶の片隅にある「とある物語」。
朋也は当然の如くその内容が気になる様子で渚に聞くと・・・、




「世界にたった一人残された、女の子の話です・・・。」
「それは、とてもとても悲しい、」
「冬の日の"幻想物語"なんです・・・」

OPへ...
渚の言う幻想物語。それはとてもとても悲しい一人の女の子の物語。
渚の記憶の片隅に眠るその物語は、
渚にとってどんな意味を持っているものなのか。
そして、その物語の意味する"悲しい"こととは・・・。
CLANNAD第20話 「秘められた過去」
前話から続く渚ルートに向かう最後のピース。
渚の知っていた幻想物語の意味するところは。
そしてそれを知った朋也の反応は・・・。
CLANNADという物語ももう残り僅か。
幻想世界の少女も気になるところですが、
現実世界の朋也と渚の関係にも注目したいところ♪
二人の気持ちが交差する、その瞬間をどうぞご覧あれ(苦笑
それでは続きより本編補完レビューをどぞ♪
「・・・できた」




ガラクタで作られた一体の人形。
少女と"ボク"の二人が作ったガラクタの人形。
この世界をもっと楽しもうとして作った、もう一つの存在・・・。
・・・しかし、


手を叩けども、かつて少女が"ボク"にしたように迎えようとしても、
作られたもう一体の人形は、ただ"そこに居るだけ"だった・・・。


少女「ごめんね、ごめんね・・・」
ボク「・・・・・・」
いつしか少女は"ボク"を抱き、涙を流し、
"ボク"は叩いていた手を止め、
あたりには少女の声しか響いていなかった・・・。
朋也「終わった世界の女の子・・・。同じような光景を見たような気がする・・・」


どこだったかも、いつだったかも分からない記憶と渚の言う少女の物語。
だがしかし、朋也はその話を聞いた時から"自分も知っている"気がしていた。

そんな風に朋也が物思いにふけっていた時、
階下では最早お決まりの如く早苗が自身のパンを悲しみ、店を走り去り、
またそんな早苗をパンを咥えながら走り去る秋生が居た。
今度は何をやらかしたんだ、と朋也が聞くと、
秋生「早苗のパンをお客に勧めてたんだが、
気持ち悪くて食えないって言うんだよ。その話しを聞かれちまってな。」


秋生「名付けて"レインボーパン"だ。お前にレインボーっ!!」
そんな秋生に、朋也は渚から聞かされた物語を聞いてみる事に。
だが秋生はそんな物語に記憶はないという。

秋生「終わった世界の女の子・・・。いや、悪いが心当たりがねぇな」
昔童話や絵本を読んでやったのではないかと続けて聞いてみるも、
秋生は記憶にないらしく早苗に聞いてくれと言う。
朋也はそれならば、と先ほど出て行った早苗を探し、
秋生に聞いたように尋ねてみようとするのだが・・・、


秋生「お前が何を詮索しようとしているかは知らなぇ。・・・けどな、
もし何かがわかっても渚には言うな。まず俺に言え。」
朋也が聞きたがっている事は記憶に無い、だが、
それをもって"何かが解っても"渚には言うなと釘をさす秋生。
その顔は、いつもの茶化していう顔ではなく、
渚の親としての真摯な顔だった・・・。
そんなあと、朋也は公園で見つけた早苗にも同じ質問をしてみることに。
しかし、早苗も秋生と同じく覚えが無いという。


早苗「私も覚えがありません。私達が忘れているだけで、
うちのどこかにそういう絵本がしまってあるのかもしれません。」
朋也の言う渚の物語。それは渚にとっても、そして"朋也にとっても"、
とてもとても大事な物語のような気がしていた。
そんな朋也と渚にある記憶の片隅にある物語を、
早苗は探してみてはどうかと朋也に提案する。
朋也はそれを快く受け止め、色々と探してみる事に・・・。
・・・
翌日。朋也の通う学校では学園祭に向けての準備が着々と進められていた。




そんな中、朋也は学校の司書に詳しい有紀寧のところへ行き、
少女の物語を聞いてみる事に。


有紀寧「たぶん、この学校には無いと思います。
絵本や児童書は少ないですから。」
高校のせいか絵本の類は少ないと言う有紀寧。
ならば演劇や舞台の資料と有紀寧は言うものの、
「芝居や舞台じゃない」という朋也。
少女の物語の断片は解るものの、
漠然としか分からなかったのだが、思いのほか探すに難航していた。
そんな時、

春原「そんなことより有紀寧ちゃん♪ボクのこと好きな子が分かる
おまじないとかあったら教えてくれない」
朋也の真面目な話をいつものごとく自分本位に折る春原。
そんな春原の勝手気ままな願いだったが、
聞かれた有紀寧はバッチリあると笑顔で答え、
春原におまじないのやり方を教授し始める。




有紀寧「両手の親指と人差し指でハートマークを作って、
『オモイオモワレフリフラレ』と3回唱えてください。」
そうしたら校舎を一周し最初に話しかけてくれた女の子が、
春原を思ってくれている子。というおまじないだった。
そんなピンポイントなおまじないを早速実践した春原は、
居ても経っても居られないのか焦りながら資料室を出て行ってしまう。
そんなあと、
朋也「・・・なぁ?女の子って、やっぱり男のほうから
告白されたいって思うんだろうな」
有紀寧「古河さんのことですね?」


朋也「誰もそうとは・・・」
少女の物語の情報があまりに少なすぎたからなのか、
もしくは先ほどの春原のように"自分を思ってくれている女の子"、
それが気になったのかそう聞く朋也。
そんな朋也のため、なのか、有紀寧は、
「もちろん好きな人から好きと言ってもらえれば嬉しいです。
ただ、タイミングが大事ですね。急に迫られたり、
強引なことをされたら気持ちが引いてしまいますから」
そんな風に自身の意見なのか、それとも女の子全般の意見なのか、
そう朋也に諭すように答える有紀寧。
そんな時、


意気揚々と校舎を凱旋し、そして果てて帰ってきた春原。
そんな状態を感じ取ったのか何週してきたのかを朋也が聞くと、
春原は青ざめた顔を浮かべながらその手を広げ5週してきたという。
そんなにまでしても誰も声を掛けられなかった春原。
泣く泣く崩れ去る姿はあまりにも無残な姿だった・・・。
その様子を見た有紀寧は春原のため水を用意しようとした時、
資料室から見えたのは渚の姿。
思うにそれは"誰かを探している"そんな様子だった。




そんな渚の姿を見た有紀寧は次は岡崎さんの番です、と、
朋也にもおまじないをさせ校舎を歩かせることに。
そうしてあまり気の乗らない朋也だったが、廊下に出てみると・・・、


そこには偶然なのか必然なのか居合わせたのは風子。
だが朋也は先ほどのおまじないを意識してか、
風子が喋りだそうとするのを止め苦し紛れの嘘を付き、
なんとか風子との"恋愛関係"を回避しようとする。
朋也「今この辺をおなかを空かせた熊がうろついているんだ。
だから静かに死んだふりをしながら駆けていけ。
あたかも"ゾンビ"のようにだ」

そんな朋也の嘘を真っ向から受け止めた風子は、
熊に襲われないよう一言も喋らずまさに"ゾンビ"のように去っていった。
なんとか風子とのおまじないを回避し冷や汗をかいた朋也、だったが、
「岡崎さんっ」




そこで出会ったのは渚。渚曰く部室に朋也が来ないので探しに来たと言う。
そんな渚の姿に朋也は先ほどのおまじないを思い出し狼狽してしまう。
そのいつもと違う雰囲気を感じ取ったのか不思議に思う渚だったが、
朋也はなんでもないと言い、その場を取り繕っていた・・・。
・・・
[一言コメ]
策士有紀寧の誕生(苦笑
でもまさかおまじない効果で朋也は素直に渚に会うと思ったら、
資料室を出た途端会ったのが風子で色んな意味で吃驚。
スタッフは風子贔屓らしいけどこんなところまで出すとは。
まぁ強ちおまじないも間違ってはいないからいいんですが、ねw
もしここで選択肢が出たら迷わず風子に喋らせますg(ry
それと漸くレインボーパン登場w
お前にレインボーはCLANNADの中でも1,2を争う秋生名言かと。
しかし原作では形や色が分かりませんでしたがまさにこれこそレインボーw
原材料とか着色に何を使っているのか怖くて聞けませんねコレ(汗
・・・
そんな資料室前での出来事から部室へと向かった朋也と渚。
部室にはすでに集まっていた杏やことみの姿。
今回のお題は"渚の記憶している物語"の説明だった。
渚「ずっと昔に聞かされた話で絵本だったのか誰かが話してくれたのかも、
良く覚えていないんですけど・・・、
その女の子は世界に一人っきりだったんです。とても寂しく、
とても辛かったんです・・・。そこで、友達を作ることにしたんです」




渚「それはガラクタをくみ上げた一体の人形です。
人形は女のこの思いに答えて動き始めました。
・・・こうして、女の子は寂しくなくなりました。・・・以上です。」
世界にたった一人で居た少女。
そんな少女がくみ上げたガラクタの人形。
その幻想的な物語を聞く杏やことみ、椋や春原は、
ただそれを聞いていただけだったが、朋也は・・・、

朋也「やっぱり覚えがある・・・」
世界にたった一人の少女とガラクタの人形の話。
初めて聞いた話のはずなのに、なぜか"覚えがある"朋也。
今だ漠然としか分からないものの、朋也はその感覚を確信していた・・・。
・・・
[一言コメ]
ここでAパート前編終了。
幻想世界の物語に覚えがある朋也。
知らないはずなのに知っている。
聞いた事の無い物語のはずなのに記憶にある、そんな一端でした。
なぜ朋也は渚の言う物語を知っているのか、
そしてなぜ"知っているのに記憶にない"のか・・・。
後半Bパートはそんな幻想世界と渚の物語との繋がりです。
幻想世界、そして現実世界がどのように繋がっていくのか。
そして朋也と渚の微笑ましい恋の模様をどうぞご覧下さい(苦笑
・・・
そうして翌日。
朋也と渚は古河家の物置を探し




ガラクタで作られた一体の人形。
少女と"ボク"の二人が作ったガラクタの人形。
この世界をもっと楽しもうとして作った、もう一つの存在・・・。
・・・しかし、


手を叩けども、かつて少女が"ボク"にしたように迎えようとしても、
作られたもう一体の人形は、ただ"そこに居るだけ"だった・・・。


少女「ごめんね、ごめんね・・・」
ボク「・・・・・・」
いつしか少女は"ボク"を抱き、涙を流し、
"ボク"は叩いていた手を止め、
あたりには少女の声しか響いていなかった・・・。
朋也「終わった世界の女の子・・・。同じような光景を見たような気がする・・・」


どこだったかも、いつだったかも分からない記憶と渚の言う少女の物語。
だがしかし、朋也はその話を聞いた時から"自分も知っている"気がしていた。

そんな風に朋也が物思いにふけっていた時、
階下では最早お決まりの如く早苗が自身のパンを悲しみ、店を走り去り、
またそんな早苗をパンを咥えながら走り去る秋生が居た。
今度は何をやらかしたんだ、と朋也が聞くと、
秋生「早苗のパンをお客に勧めてたんだが、
気持ち悪くて食えないって言うんだよ。その話しを聞かれちまってな。」


秋生「名付けて"レインボーパン"だ。お前にレインボーっ!!」
そんな秋生に、朋也は渚から聞かされた物語を聞いてみる事に。
だが秋生はそんな物語に記憶はないという。

秋生「終わった世界の女の子・・・。いや、悪いが心当たりがねぇな」
昔童話や絵本を読んでやったのではないかと続けて聞いてみるも、
秋生は記憶にないらしく早苗に聞いてくれと言う。
朋也はそれならば、と先ほど出て行った早苗を探し、
秋生に聞いたように尋ねてみようとするのだが・・・、


秋生「お前が何を詮索しようとしているかは知らなぇ。・・・けどな、
もし何かがわかっても渚には言うな。まず俺に言え。」
朋也が聞きたがっている事は記憶に無い、だが、
それをもって"何かが解っても"渚には言うなと釘をさす秋生。
その顔は、いつもの茶化していう顔ではなく、
渚の親としての真摯な顔だった・・・。
そんなあと、朋也は公園で見つけた早苗にも同じ質問をしてみることに。
しかし、早苗も秋生と同じく覚えが無いという。


早苗「私も覚えがありません。私達が忘れているだけで、
うちのどこかにそういう絵本がしまってあるのかもしれません。」
朋也の言う渚の物語。それは渚にとっても、そして"朋也にとっても"、
とてもとても大事な物語のような気がしていた。
そんな朋也と渚にある記憶の片隅にある物語を、
早苗は探してみてはどうかと朋也に提案する。
朋也はそれを快く受け止め、色々と探してみる事に・・・。
・・・
翌日。朋也の通う学校では学園祭に向けての準備が着々と進められていた。




そんな中、朋也は学校の司書に詳しい有紀寧のところへ行き、
少女の物語を聞いてみる事に。


有紀寧「たぶん、この学校には無いと思います。
絵本や児童書は少ないですから。」
高校のせいか絵本の類は少ないと言う有紀寧。
ならば演劇や舞台の資料と有紀寧は言うものの、
「芝居や舞台じゃない」という朋也。
少女の物語の断片は解るものの、
漠然としか分からなかったのだが、思いのほか探すに難航していた。
そんな時、

春原「そんなことより有紀寧ちゃん♪ボクのこと好きな子が分かる
おまじないとかあったら教えてくれない」
朋也の真面目な話をいつものごとく自分本位に折る春原。
そんな春原の勝手気ままな願いだったが、
聞かれた有紀寧はバッチリあると笑顔で答え、
春原におまじないのやり方を教授し始める。




有紀寧「両手の親指と人差し指でハートマークを作って、
『オモイオモワレフリフラレ』と3回唱えてください。」
そうしたら校舎を一周し最初に話しかけてくれた女の子が、
春原を思ってくれている子。というおまじないだった。
そんなピンポイントなおまじないを早速実践した春原は、
居ても経っても居られないのか焦りながら資料室を出て行ってしまう。
そんなあと、
朋也「・・・なぁ?女の子って、やっぱり男のほうから
告白されたいって思うんだろうな」
有紀寧「古河さんのことですね?」


朋也「誰もそうとは・・・」
少女の物語の情報があまりに少なすぎたからなのか、
もしくは先ほどの春原のように"自分を思ってくれている女の子"、
それが気になったのかそう聞く朋也。
そんな朋也のため、なのか、有紀寧は、
「もちろん好きな人から好きと言ってもらえれば嬉しいです。
ただ、タイミングが大事ですね。急に迫られたり、
強引なことをされたら気持ちが引いてしまいますから」
そんな風に自身の意見なのか、それとも女の子全般の意見なのか、
そう朋也に諭すように答える有紀寧。
そんな時、


意気揚々と校舎を凱旋し、そして果てて帰ってきた春原。
そんな状態を感じ取ったのか何週してきたのかを朋也が聞くと、
春原は青ざめた顔を浮かべながらその手を広げ5週してきたという。
そんなにまでしても誰も声を掛けられなかった春原。
泣く泣く崩れ去る姿はあまりにも無残な姿だった・・・。
その様子を見た有紀寧は春原のため水を用意しようとした時、
資料室から見えたのは渚の姿。
思うにそれは"誰かを探している"そんな様子だった。




そんな渚の姿を見た有紀寧は次は岡崎さんの番です、と、
朋也にもおまじないをさせ校舎を歩かせることに。
そうしてあまり気の乗らない朋也だったが、廊下に出てみると・・・、


そこには偶然なのか必然なのか居合わせたのは風子。
だが朋也は先ほどのおまじないを意識してか、
風子が喋りだそうとするのを止め苦し紛れの嘘を付き、
なんとか風子との"恋愛関係"を回避しようとする。
朋也「今この辺をおなかを空かせた熊がうろついているんだ。
だから静かに死んだふりをしながら駆けていけ。
あたかも"ゾンビ"のようにだ」

そんな朋也の嘘を真っ向から受け止めた風子は、
熊に襲われないよう一言も喋らずまさに"ゾンビ"のように去っていった。
なんとか風子とのおまじないを回避し冷や汗をかいた朋也、だったが、
「岡崎さんっ」




そこで出会ったのは渚。渚曰く部室に朋也が来ないので探しに来たと言う。
そんな渚の姿に朋也は先ほどのおまじないを思い出し狼狽してしまう。
そのいつもと違う雰囲気を感じ取ったのか不思議に思う渚だったが、
朋也はなんでもないと言い、その場を取り繕っていた・・・。
・・・
[一言コメ]
策士有紀寧の誕生(苦笑
でもまさかおまじない効果で朋也は素直に渚に会うと思ったら、
資料室を出た途端会ったのが風子で色んな意味で吃驚。
スタッフは風子贔屓らしいけどこんなところまで出すとは。
まぁ強ちおまじないも間違ってはいないからいいんですが、ねw
もしここで選択肢が出たら迷わず風子に喋らせますg(ry
それと漸くレインボーパン登場w
お前にレインボーはCLANNADの中でも1,2を争う秋生名言かと。
しかし原作では形や色が分かりませんでしたがまさにこれこそレインボーw
原材料とか着色に何を使っているのか怖くて聞けませんねコレ(汗
・・・
そんな資料室前での出来事から部室へと向かった朋也と渚。
部室にはすでに集まっていた杏やことみの姿。
今回のお題は"渚の記憶している物語"の説明だった。
渚「ずっと昔に聞かされた話で絵本だったのか誰かが話してくれたのかも、
良く覚えていないんですけど・・・、
その女の子は世界に一人っきりだったんです。とても寂しく、
とても辛かったんです・・・。そこで、友達を作ることにしたんです」




渚「それはガラクタをくみ上げた一体の人形です。
人形は女のこの思いに答えて動き始めました。
・・・こうして、女の子は寂しくなくなりました。・・・以上です。」
世界にたった一人で居た少女。
そんな少女がくみ上げたガラクタの人形。
その幻想的な物語を聞く杏やことみ、椋や春原は、
ただそれを聞いていただけだったが、朋也は・・・、

朋也「やっぱり覚えがある・・・」
世界にたった一人の少女とガラクタの人形の話。
初めて聞いた話のはずなのに、なぜか"覚えがある"朋也。
今だ漠然としか分からないものの、朋也はその感覚を確信していた・・・。
・・・
[一言コメ]
ここでAパート前編終了。
幻想世界の物語に覚えがある朋也。
知らないはずなのに知っている。
聞いた事の無い物語のはずなのに記憶にある、そんな一端でした。
なぜ朋也は渚の言う物語を知っているのか、
そしてなぜ"知っているのに記憶にない"のか・・・。
後半Bパートはそんな幻想世界と渚の物語との繋がりです。
幻想世界、そして現実世界がどのように繋がっていくのか。
そして朋也と渚の微笑ましい恋の模様をどうぞご覧下さい(苦笑
・・・
そうして翌日。
朋也と渚は古河家の物置を探し






